OTSUKI TSUYOSHI
チームの変化をしっかりと結果に出し
6試合ぶりにホームで勝利する
みなさん、こんにちは。
アウェイゲームが2試合続き、2週間ぶりのホームゲームとなります。
この埼玉スタジアムで8月29日の大分トリニータ戦以来、5試合勝っていないことは、私自身非常に悔しく、ファン・サポーターのみなさんに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
前回のホーム3連戦は、良い試合をしていながら自滅したような形でした。ボールをこちらが保持している時間が長い試合でどう点を取るかが課題になりました。特にFC東京戦と名古屋グランパス戦は、チャンスにしっかりと決めていればというシーンが多かっただけに残念でなりません。
10月10日のサガン鳥栖戦の前は、3週間ぶりに集中してトレーニングをする時間がありました。特に強調したことは、攻から守、守から攻への切り替えの部分です。選手たちは連敗した悔しさだけでなく、試合内容についての自信も持っていますから、自分たちの力をしっかりと結果に結びつけたいという意欲にあふれていました。非常に良い練習ができていたと思います。
鳥栖戦は、お互いに攻撃する時間帯がありましたが、相手にPKを与えたところ以外はしっかり守れていたと思います。そのPKも西川が止めてくれて12試合ぶりに無失点で終えることができました。そしてカウンターから、決勝点を挙げることができました。得点できたのは終盤でしたが、試合開始から選手たちがそれぞれの役割をしっかりと果たすことで勝つための素地を作ってくれていたと思います。
先週の水曜日に行われた柏レイソル戦は、多くのチャンスを作り出していました。相手の対応にもよりますが、トレーニングしてきた守から攻への切り替えがうまくできていましたし、得点への意識がはっきりとプレーに出ていたと思います。ただ、チャンスの数から言えばもう少し点を取れていたはずであり、これは引き続きしっかりと決められるように努力していきます。
この試合も先に失点してしまいましたが、そこから崩れることがなかったのはホームの柏戦との大きな違いだと思います。0-4で負けたあの試合の後、勝利のためには、それぞれが自分の役割を確実に果たす必要があることを全員に徹底しました。その成果は、その後の試合で出てきたと思いますが、同じ相手との試合でより明確な差が出ました。それだけに勝点1で終わったのが残念です。
リーグは後半戦に入って、お互いに相手の特徴をつかんだ上での戦いになりますから、相手の対応をさらに上回っていかなければなりません。
今日の相手、ベガルタ仙台には今季、カップ戦を含めて2勝していますが、そのことをよりどころにするのではなく、ここまで積み上げてきたことをしっかりと表現し、いろいろな局面で相手を上回るようなプレーをしていかなければなりません。
鳥栖戦と柏戦で見せた変化を、成長の足がかりとして次のステップに進んでいくためにも、きょうの試合は非常に重要です。
全力を尽くし、みなさんに勝利をお届けします。
筑波大学からソニー仙台FC(JFL)入りし、選手としてプレーした後、指導者の道へ。宮城県富谷高等学校サッカー部監督、筑波大学コーチ、水戸ホーリーホックコーチ、大宮アルディージャコーチを経て、2004年から浦和レッズ強化本部スタッフに。06年から10年まではコーチとしてリーグ優勝やACL制覇に寄与した。11年はベガルタ仙台のヘッドコーチを務め、12年から浦和レッズ強化部スタッフに復帰。13年から浦和レッズ育成ダイレクター兼ユース監督を務め、18年4月2日、トップチームの暫定監督に就任した。監督在任中はリーグ戦3勝1分け、ルヴァン杯1勝1分けの無敗で、オリヴェイラ監督にチームを引き継いだ。その後19年3月までヘッドコーチを務め、同年5月28日、1年1ヵ月ぶりに浦和レッズの監督に任じられた。今季も引き続き指揮を執る。
多くの人が熱くなり
満足する試合を
鳥栖戦に続いて柏戦も興梠との2トップで先発。互いに慣れた連係を見せた。
「選手それぞれ特長がありますし、誰と組んでもお互いの良さを出さなければいけないですが、慎三さんとはやってきた時間の長さがありますからイメージを共有しやすいのかな、と思います」
柏戦は良い入り方もできたし、シュート数は倍近かった。武藤自身も後半、汰木の左クロスを待ち構えてヘディングシュートしたがGKにセーブされるシーンや、興梠の左クロスをゴール前でボレーシュートするシーンがあった。
「試合開始1分もしないうちに良いコンビネーションから1つ大きなチャンスを作りました。立ち上がりから相手のDFラインの裏を狙っていこうという話はしていたので、試合全体を通してうまくいったかな、という気持ちはあります。
自分のヘディングシュートのときは、フリーでしたし汰木から良いボールが来たので決めなければいけなかったという思いでいっぱいです。できれば右の方へ流したかったのですが、少しまともに当て過ぎて、狙いとは違う方に飛んでしまいました。ボレーシュートの場面は少し難しかったですが、枠には蹴りたかったですし、トラップする余裕もあったかなと後から思いました。反省するところは反省して、次に生かしたいと思います。
自分自身、調子の良さを立ち上がりからずっと感じていたのですが、その中でゴールというものが足りなかった試合だったというのが僕個人としての感想です。
またチーム全体もうまくいっているな、という感触は持っていました。それだけに、1点だけというのは悔しいです。
柏とのかみ合わせは悪くないと思っていて、ホームでの試合も結果を見れば0-4でしたが、先制されるまでは多くのチャンスを作っていたという実感がありました」
ホームでの柏戦は、先制されてから崩れて追加点を許してしまったが、今回は失点してもそれまでと変わらず攻勢を続け同点にした。
「失点した後も、みんなでこのままやり続けようという声が出ていましたし、それが成長した部分なのかもしれないです。しかし、本来はもっともっと大きな成長を見せなければいけない時期ですから、大事なのは次の試合で柏戦のように多くのチャンスを自分たちで作り出していくことだと思います」
柏戦はチーム全体に攻撃の意識が強く感じられた。
「そうですね。スムーズに進んでいたと思います。FWにたくさん良い選手がいる中で僕自身の特長というのは、ボールを引き出す動きの回数が多いことかなと思っているので、自分が出た試合ではボールがスムーズに前に進むような関わりをしたいと思っています。慎三さんも受けるのはうまいですし、僕にボールが入ったときにダイレクトで受けたり、僕がスルーして受けられたりするような位置にいてくれます。
前での攻撃が良いときというのは後ろからの運びが良いときなんです。DF陣が自分たちのペナルティーエリアの前で回しているだけでは、いくら前線で動き出してもなかなか裏は取れないので、後ろの選手が勇気を持って前に運んでくれることが大事になってきます。柏は前からの守備をそれほどしてこなかったので、運びやすかったと思いますが、どんな相手でも後ろから前に運んでくれることによって、前線でのチャンスというのは広がると思います」
ホームでは連敗中。その悪い流れを断ち切る試合を仙台戦で期待したい。
「こういうコロナで大変な中でも試合を見に来てくれている人たちに対して、申し訳ないという気持ちです。僕も『再開したら元気を与えたい』と言ってきたんですが、そういうプレーを見せることができていません。みんなが埼スタに来て、もっともっと熱くなって満足できるようなプレーをしていきたいと思っています。
このアウェイ2試合で、しっかりとした守備から攻撃に移るというところは見せられたと思います。前回のホーム連戦で、FC東京戦や名古屋戦は意外にボールをこちらが持つことができました。相手はそれを狙っているのかもしれませんが、こちらがボールを持ったときも点を取れるようなチームになっていかないと、なかなか上にはいけないと思います。柏戦がそういうきっかけになればいいと思います」
ホームで何点も
ゴールを見てもらいたい
このところボランチに入ることが多くなり、鳥栖戦では積極的にゴール間に入りシュートするシーンも多かった。
「攻撃で相手のゴール近くまで行ったときに、ボランチがどれだけ攻撃参加できるかということが、これからカギになってくると思っています。ホーム3連戦のときにボランチで出場して、つなぎの部分やリズムを変えることでは自分が入ることで面白さを出せていると感じていましたが、得点や勝利には結びついていないという現状がありましたから、さらに何が必要かと考えたときに、つないだ後でまた前に出て行くことや、クロスに対してボランチが入って行くことも意識しないといけないと思いました。そうしたことをもっと増やして続けていきたいと思っています」
終盤は1.5列目のようなポジションでプレーし、汰木のゴールの場面では近くで相手を引き付け、間接的にゴールに絡んでいた。
「最初はフォローしようと健勇の横に入ったんです。そうしたらマルちゃんが抜けて行ったので、自分の脚では間に合わないと思いましたが、エリアの中に入っていろいろなことに備えていました。
汰木もチャンスがある中でなかなかゴールが取れずにいましたが、やっと決められたので、これが良いきっかけになってくれればと思っています」
柏戦は久しぶりに出番がなかったが、ベンチからどう試合を見ていたのか。
「相手がボールを持たせてくれるだろうというのはわかっていたので、うまくいくだろうと思っていました。実際に試合の入りも良くてチャンスも作っていながら、点がなかなか取れなかったので、ホームの柏戦に似ているなと感じてきて、このまま点が取れないとやられてしまうかも、と思っていたら失点してしまいました。
しかし後半も良い入り方をして点を取れたので、そのまま自分たちのペースで試合を続けられたと思います」
再開後、試合に復帰したときはサイドハーフだったが、柏木がボランチに入ることでチームの攻撃的な姿勢が強くなりそうだ。
「このシステムでのサイドハーフはドリブルやスプリントが多くなりますし、ボールを持ったときに後ろにラインがあるということもボランチとは全然違います。良いプレーをしたいという気持ちはありましたが、守備に追われる時間が長くなってしまいました。
ボランチに入ったとき、周りが全部見渡せる中で相手との駆け引きができ、展開を予測しやすいなと感じました。考えずに動くことができています。ただ名古屋戦までは、それが結果につながらずもどかしい思いをしていました」
アウェイでゴールを挙げ1勝1分けという結果だったことを、ホームの仙台戦で生かしたい。
「試合ごとに良くなっている感触はあります。そこで自分がボランチに入ることによってバリエーションを増やせたらと思いますし、他のボランチの選手も負けたくないという気持ちでやってくるでしょうから、そこで相乗効果が生まれるでしょう。
仙台戦は、勝ちたいのはもちろんですが、まずみなさんにゴールを見てもらいたいという気持ちがあります。1点と言わず2点、3点と。もしも3-3の引き分けだったとしても、見に来てくれた人たちに『良い展開からのゴールが見られた』と思ってもらうことが大事だと思いますし、チームとしても点を取るということが、次に向かうための一歩になると思っています。もちろん、多くの点を取って無失点で勝つことがベストです」
攻撃の武器を増やし
チームの勝利に貢献したい
鳥栖戦の後半21分に出場。アディショナルタイム、カウンターのチャンスに走り込み、マルティノスの右クロスを蹴り込んで、自分自身もそのままゴールに入った。これがレッズ加入2年目にして公式戦初ゴールだった。
「周りを見たら自分しかゴール前に入っていない気がしたので、信じてゴール前に突っ込みました。あのような場面でDFはボールをクリアしないといけないし、僕のケアもしないといけません。ただゴール前に入っていくだけだけなら攻撃側の方が有利です。その結果ああいうゴールシーンになったので良かったと思います。
何試合もチャンスを外してしまい、試合を難しくしてしまったということがありました。その中で『早く取らなきゃ』という焦りもあり、ゴール前でなかなかうまくいかない試合が続いていました。自分の得意な形、崩しからのゴールではありませんでしたが、1つ取れたことは自分にとって本当に大きかったと思います」
柏戦は、初ゴールを決めた次の試合だった。何か自分の中で変化は感じたのか。また多くのチャンスを作り、後半14分にはCKのこぼれをつなぎ、興梠の同点ゴールをアシストした。
「自分自身、前に行く勢いなどが以前より出たのかなとは思いますが、点が取れたからなのかどうかはわからないです。
チーム全体が攻撃の部分は素晴らしかったと思いますし、守備陣も相手のクリスティアーノやオルンガに何もさせないぐらいの仕事をしてくれたので、本当にあとは勝つだけでした。そこで勝ち越し点を取れるかどうかは本当に大事なところなので、何とかあと1点取りたかったです。ただ内容だけに関して言えば、チームとしてやりたいことが見せられたのではないかと思います」
前半29分、マルティノスからのクロスに飛び込んだがわずかに合わない場面があった。
「自分もマルちゃんも、巻いて逆サイドを狙うボールというのは得意で、お互いにそういうところは理解しているので、あのような場面が生まれると思います。あそこから点が取れれば1つ良いパターンが生まれると思うので、1点決めて形にしたいです」
鳥栖戦の後、「攻撃のパターンなど、いろいろな選択肢を増やせれば」と語っていたが、クロスに飛び込むプレーもその1つか。
「自分のプレースタイル的に、クロスに飛び込んで決めるという形はほとんどなくて、そういうチャンスが出てきたのは昨季レッズに来てからの自分の変化の1つです。それまで自分のスタイルは、ドリブルで突破して中に入ってチャンスを作るというものだったのですが、それをやる選手はほかにもいるので、自分が飛び込む側になれたのは初めてでした。
それも含めて自分のパターンを増やしていきたいですし、陽介さんや興梠さんは攻撃のパターンをいくつも持っていると思いますが、チームの新しい攻撃の武器を自分が増やしていけたらと思っています」
これからレッズが順位を上げて行くには、これまで勝てなかったような試合を勝っていかなくてはならない。チーム全体が向上していくと同時に個人が成長していく必要がある。
「チームを勝たせることを一番に考えています。自分がチームに貢献するのは、自分が決めることもそうですが、サイドでの崩しやFWとの連係でゴールを生み出すことなので、毎試合自分が得点に絡んでチームを勝たせることができればと思っています」
そして勝利が少ないホームで、それを見せて欲しい。
「鳥栖戦も柏戦も難しい試合でしたけど、そういう試合で勝ち点を取れていますし、内容も変わってきて自分たちのやりたいことができています。攻撃の勢いや精度も上がってきている印象です。そういう試合を埼スタで見せることができれば、ファン・サポーターもチームも乗っていけると思います。これから順位を上げて行くにはホームで勢いをつけていくのが大事だと思うので、プレッシャーを感じずに、みんなが自信を持ってやれると思います。
柏戦のように、ゴールにみんなが向かっていく姿勢と迫力のある守備を見せて、勝っていきたいと思います」
PREMATCH DATA
清尾 淳 ● せいお じゅん
『仙台と言えば』
1つのJクラブの名前から、いろいろなことが思い起こされる。
たとえばベガルタ仙台と言えば…。
かつては「ブランメル仙台」という名称だった。
レッズが初めて戦ったのはJ2だった。
レッズのJ1通算600ゴールを山瀬功治が挙げた相手だった。
2013年、宮城スタジアムでのアウェイ戦で終了間際に追い付かれレッズは首位に躍り出るチャンスを逃した。
興梠慎三が「仙台キラー」と異名を取るほど対仙台の得点が多い。
2011年、躍進し東日本大震災からの復興を目指す人たちの希望となった。
大槻 毅監督の出身地で、同監督は一時期コーチも務めていた。
武藤雄樹が大学卒業後、プロになったクラブ。
レッズが優勝した2018年天皇杯の決勝で対戦した相手…。
誰もが知っていそうなことだけでもこれだけある。個人的なものも含めれば、枚挙にいとまがないだろう。
いま、仙台に関して僕の記憶にはっきりと刻まれているのは、それほど昔のことではない。
今年の2月16日、今季の開幕公式戦としてホームで戦った相手―。
もちろん、ただそれだけで先に挙げたものより色濃く刻まれることはない。今季ここまで唯一、埼スタの入場者が1万人を超えた試合であること。今季ここまで唯一、オフィシャル・マッチデー・プログラムを発行した試合であること。そして今季ここまで唯一、埼スタにレッズサポーターの応援が響き渡った試合であること。
あれから約8ヵ月。
当時すでに新型コロナウィルスを警戒する風潮は強くなっていたが、その後の状況を予測していた人は、あの時点でどれだけいただろうか。文字どおり「火が消えた」ような状況だった緊急事態宣言下の4月、5月に比べれば、現在はかなり戻ってきてはいるが、それでもかつての日常からはまだ遠い。
同時に2月16日の時点で、レッズの現在の位置を予測するのも難しかった。
新加入のレオナルドがいきなり2ゴール。昨季まで本来の力を出し切れないでいた選手たちがそれぞれ持ち味を発揮して5得点。
ルヴァンカップではあったし、相手の状況も苦しい時期だったから、そのままシーズン全体に当てはめることはできないにしても、リーグ戦11試合を残して中位から抜け出せないとか、ホームで4試合連続得点がないという現在の状況は想像できなかった。
2月末から4ヵ月以上試合がなく全体練習も約2か月間できなかったことは、今季体制が新しくなったチームにとって不利だった。レッズは完全な新体制ではないが、大槻監督がシーズン開始から指揮を執るのは初めてであり、チームのシステムも変更された。試合をやって全体で練習をし、また試合に臨むというサイクルと、徹底的な改善を図るための東京五輪による中断期があれば、チームはもっと上向いていたに違いない。再開後、水曜日に試合がなかったのは15週間のうち半分以下の7週だけだった。
その中でも、ほとんどの試合で前進は見られた。すべてが結果に結び付いていないことは残念だが、前節の柏戦でボールを前へ運ぶという意識がチーム全体のものになり、チャンスを多く、しかも立ち上がりだけでなく1試合を通して作っていたのは大きな変化だ。そのサッカーをきょうも貫き、勝ち点3という結果を出すことで、チームは1つステップアップしたと言えるだろう。
かつての姿から一番離れているのが、スタジアムかもしれない。
来場可能な人数は徐々に増えてきているが、応援あってのスタンドであること、特にそれがレッズの大きな武器であることを考えれば、今はまったく違う状況だ。かつては日常の世界から最も遠かったワンダーランドがホームの埼スタだったが、その「非日常の世界」はまだ戻っていない。
だが今は我慢をすることが、かつての埼スタを取り戻す道だ。
思うような練習ができない中で、戦いながらここまで成長してきたチームと共に、前を向いていこう。
★編集後記。個人的な話で申し訳ないが、仙台と言えば2013年のアウェイ仙台戦が父親の命日だったことは強い縁だ。宮城スタジアムでの試合中、レッズが勝って首位になれるよう力を貸してくれと、心の中で父親に呼びかけていた気がする。だが息子がレッズの仕事をしているから、というぐらいのファンだった父親を頼っても効果がなかった。記者席で拍手や手拍子こそできないが、今日は心底レッズを愛する多くのファン・サポーターと共に勝利を祈る。(清尾)