明治安田J1リーグ 第7節 サガン鳥栖戦【SPORTS FOR PEACE! DAY】 試合後のコメント

「今日はサガン鳥栖さんに感謝します、ありがとうございました。選手たちは我々のプレーコンセプトに非常に忠実にプレーしてくれましたので、非常に感謝しています。試合を通じて、良い姿勢を見せてくれたと思います」

[質疑応答]
(今日の試合は3得点ともシーズン前に主力組として試合に絡めていなかった選手の活躍で生まれた。監督から見ての彼らの評価や、彼らの姿勢については？)
「怪我人が多いことはご存じだと思いますが、まずはそれが第1の理由です。

チアゴ(サンタナ)はチームに合流して、そこからフィジカル面で上げていくことを行ってきました。現在は試合を通じてプレスをかけ続けることができるようになりましたし、裏に抜けるランニングもしています。戦術的なコンセプトのところでも彼は成長していますし、自信をつけていると思います。

松尾(佑介)は沖縄キャンプの当初から非常に好調でした。しかし、腰やハムストリングスの怪我で少し苦しみ、今日はやっと先発できるという状況になりました。そして我々のやり方でのウイングは、1対1でスピードを生かして仕掛けたり、裏に抜けたりする存在です。

大久保トモ(智明)はクラブワールドカップで大きな怪我をして、2週間前にやっとフルで練習できるようになりました。この前のFC東京戦でも、彼が成長している姿が見られたと思います。運動量や裏への抜け出し、さらに相手の脅威になってゴールを脅かすところが、今日はさらに良くなっていたと思います。

我々はレッズで『練習の文化』というものを植え付けようとしていまして、練習の強度を上げてきています。そこに選手たちが順応してきたと思います。3人ともフルで練習ができて、非常に良いパフォーマンスを見せることができたというのは、非常にうれしいですね」

(前回の敗戦から時間がなかった中で、ここまでいい内容のプレーができた要因をどのように考えているか？)
「戦術的にもフィジカル的にもトレーニングを続けてきている中で、それを掛けていく姿がありました。ミドルブロック、ローブロックを組んでいるときも、出ていく判断が非常に良かったと思います。そこからアグレッシブにプレスを掛けることができたと思います。

鳥栖はボールの後ろに人数をかけてプレーするタイプのチームです。そして、そういった状況の読み、そして組織としてプレスをかけるところも良くなってきていると思います。攻撃の面では、後ろからつないでプレーするところがさらに発展していると思います。後ろからつないで組み立てていって、それをゴールにつなげることもできますし、その中で相手がマンツーマン気味にマークをしてきたときに前線の選手を使う判断もすごく良かったです。今日は松尾も(前田)直輝もチアゴも、そしてインサイドハーフの選手たちも、それを読んでしっかり裏に抜ける動きをしていました」

(佐藤瑶大選手が前に出て相手の攻撃をつぶすシーンがあり、2点目もそこから生まれた。FC東京戦ではあまり前に出られなかったところが厳しく見えたが、彼が自信を持ってプレーできたことについては？)
「前線でのプレスがハッキリしていれば、ディフェンダーはより状況を読みやすくなります。そうなると自分のゾーンに入っている相手に対し、強く行くことができるようになります。また、1人が強く行っているときに周りの選手がしっかりとカバーできる、4バックが非常に良いゾーンディフェンスをしてくれたと思います。戦術的な視点から見ても、前線からのプレスが良くなれば、後ろの選手たちにとって読みやすい状況ができるということだったと思います」

(酒井宏樹選手がメンバー外だったが、彼の状況は？)
「FC東京戦で膝を少し痛め、今日の試合ではメンバーに入ることができませんでした」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】