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「いい準備をして挑みたい」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 8/5)

5日、ペア マティアス ヘグモ監督の記者会見がオンラインで行われ、8月7日(水)に埼玉スタジアムで行われる明治安田J1リーグ 第25節 柏レイソル戦【明治安田×Jリーグ パートナー10周年記念マッチ】に向けて意気込みを語った。

「昨日、おとといと高い負荷を掛けたトレーニングを行ってきました。今日は負荷を落としました。全員が練習に参加しているという状況です。ブライアン(リンセン)のみが怪我明けで少しずつ負荷を上げているというところで、今週中にはフルでトレーニングできると思います。(大畑)歩夢が昨日帰ってきました。大原にきて、チェックしてあります。本日は大原で別で午後にトレーニングをします。私も本人と話しましたが、状態は良さそうですし、本人には『日本を代表してオリンピックを戦ったことに誇りを感じていい』と話しました」

(先日、完全移籍での加入が発表された長沼洋一選手はいろいろなポジションができる選手だと思うが、彼のどういった点を生かしたいと考えているのか?)
「トレーニングの中で彼のことをさらに知っていくことになると思いますが、今シーズンは主にサイドバックとして獲得しています。昨シーズンは別のポジションで10ゴール取っている選手でもあります。そういったクオリティーがある選手ですが、トレーニングの中でしっかりと彼を見ていきたいと思います。ウイング、サイドバックの両サイドでプレーできる選手です」

(ニューカッスル ユナイテッド戦は前半のクオリティーが高かったと思うが、後半は選手交代が多かったこともあると思うが、全体的にごちゃごちゃしてしまったと思う。前半の良かった点や後半との差、どういうことを目指していくかということが見えたのではないか?)
「質問の中にも答えの一部があったと思いますが、長い間、怪我などで離れていた選手が後半は多く出場しました。残りの14試合で改善できるのは安定性のところです。攻撃だけではなく守備もより安定させなければいけないと思います。ニューカッスル戦の後半は苦しい場面もありましたが、その理由として選手同士の関係性がまだ十分ではなかったということがあったと思います。それによって90分を通じて安定してプレーすることはできませんでした。そういったところは優先的に改善していきたいと思っています」

(公開された先日のトレーニングではマティアス監督やマリオ エドゥアルド チャヴェスコーチがゾーンディフェンスの指導をしていたが、多くの監督が最初に守備をしっかり取り組んでから攻撃に手をつけていくと思うが、マティアス監督は最初に攻撃のことをたくさん指導し、今は守備に取り組んでいる。チーム作りをどう考えながらそういう流れで進めているのか?)
「私も基本的にどのチームに行ってもまずは守備から始めます。そこで堅固なプラットフォームを作ります。ただ、レッズに来たとき、クラブとして最もやりたかったことが攻撃の発展でした。ですので、スタートから攻撃により時間を割くようにしました。その順番が正しいか、間違っているかは議論できると思いますが、メンバーを替え続けながらプレーしたところが失点の理由だと思います。そこをより固定できれば失点は抑えられたと思います。守備が良かった時期もあったと思いますが、安定させることができませんでした」

(守備の改善にはどれくらいの手応えがあるのか?)
「その答えが見られるのは水曜日だと思います。守備には1対1などの個人の守備もありますし、関係性の中の組織の守備もあります。能力も関わってきます。たとえばハイプレスを掛けたいならば、フィジカル能力が必要になってきます。選手の能力を見ますと、まだ改善できる部分はあると思います。たとえば、攻撃の能力は高いが、守備はまだ伸ばさなければいけない選手もいます。日々のトレーニングの中でも優先順位をつけながら行っていきたいと思います」

(柏とアウェイで対戦した際にはうまくゲームコントロールされてしまった印象があるが、マティアス監督はどう捉えているか?)
「今シーズン起こり続けていることが起こった試合でもありました。その前の試合はすごくいいゲームをプレーしましたが、(岩尾)憲が怪我をしてしまいました。それによって、その試合での守備の安定性が失われていたと思います。ただ、ある程度ポゼッションもできましたし、ラストサードでもう少しシャープなプレーができていればチャンスにつながっていたという場面は少なくなかったと思います。裏への抜け出しなどはチャンスにつながりますので、そこは出していきたいですし、クリエイティブな選手たちも怪我からどんどん戻ってきています。柏は長い間、一緒に戦っているという印象があります。いいプレーができているチームだと思います。その相手に対して、いい準備をして挑みたいと思います」

(柏との前回対戦は直前のサガン鳥栖戦で非常にいいゲームをした後だった。あのころの印象として、相手が奪いに来るチームには強かったが、待ち構えられたときに苦労するという印象があった。その点についてチームはどう変わってきているか?)
「サミュエル(グスタフソン)、トモ(大久保智明)、タカ(関根貴大)が怪我から戻ってきて、今はフィジカル的にも上がってきているところです。(中島)翔哉もそうですね。攻守にわたって選手たちの関係性を深めていきたいと思います。今シーズンは波があってみなさんにもフラストレーションを感じさせてしまっていますが、選手がそろってきたところでトレーニング自体のレベルも上がってきています。そして前回の柏との対戦から4ヵ月が経ち、その期間中に成長している選手もいます。そして選手たちの関係性のところを深めていくプロセスの中で、2+2が5になってくるという現象が出てくると思います。そして新加入の選手たちもレッズでプレーすることに対する経験を積んでいるという状態です。そしてたとえばディフェンスラインを見てもヒロ(石原広教)、 (渡邊)凌磨、(井上)黎生人、(佐藤)瑶大と新加入の選手たちが多くいます。彼らが多くの試合をこなすことが大事だと思います」

(おそらくキャプテンになってからだと思うが、ここ最近はPKキッカーを伊藤敦樹選手が務めている。彼は積極的にキッカーを務めたり得意だったりする印象がなかったが、彼を指名したのはどんな意図からか?)
「(アレクサンダー)ショルツが去ってから敦樹と話し合い、『PKのキッカーはどうか?』と言うと、本人は「やりたい」と言っていました、敦樹もしくはチアゴ(サンタナ)という形です」

(伊藤選手のPKキッカーとしての資質をどう見ているか?)
「この前のホームゲームでもPKを蹴りました。常に評価しながら見ていきたいと思いますが、彼はいいキッカーになれると思います。PKだけではなく、ゲームのあらゆる側面で責任を持って行動していることは非常にいいと思います。ただ、ニューカッスル戦のシュートはよくなかったです」

(大畑選手のオリンピックでのプレーや振る舞いなどをどう評価しているか?)
「大きく成長している選手の一人であり、オリンピック代表でも非常に良かったと思います。国際的なハイレベルな試合で高強度のプレーができていたと思います。ビルドアップも良かったですし、1対1でスピードを生かして相手を抜き去ることもできます。また、ラストサードで攻撃参加して数的優位を作ったりもしていました。オリンピックでいいプレーだけではなく、強いメンタリティーも見ることができてよかったと思います。そして、ピッチのあらゆるところでの1対1の守備も良くなってきていると感じています」

(マティアス監督もオリンピックで監督を務めたことがあるが、今回の日本代表の戦いをどう見ていたか?)
「非常に安定した姿を見ることができていました。まとまっていました。攻撃も守備も狙いがはっきりしていたと思います。スペイン戦は負けましたが、スペインが困るような場面をつくっていたと思います。また個別に見ても、非常に高いレベルでプレーしている選手がいました。たとえば柏の2人もそうでした。日本人選手の成長が非常にうまくいっているところが見られたと思います」

(次に対戦するかもしれない細谷真大選手の印象は?)
「スペインのセンターバック2人を困らせていたと思います。運動量があります。スキルもあります。非常に興味深い選手です」

(興梠慎三選手が現役引退を発表したが、彼の決断をどう感じたか?また彼はチームにどんな影響を与えてきたのか?)
「慎三が引退を発表した後のチームミーティングでもいいましたが、素晴らしいキャリアを積んできました。そのときにみんなに言ったことは、才能ではどれくらい遺伝が関係していて、どれくらい努力が影響するのか、ということです。慎三は戦術的な知識が素晴らしいです。国際レベルで通用する知識は、あまり多くの選手が持っているものではありません。ゴール前でのスペースの見つけ方、それを使う動きを持っていますので、たくさんゴールを決めたことは偶然ではありません。近年は怪我で少し苦しむこともありましたが、Jリーグでやってきたことに対し、彼は誇りを感じていいと思います。性格面もいいミックスだと思います。彼は非常にユーモアがありますが、ピッチに立ったときは非常にシャープだと思います」

(興梠選手はいい監督になりそうか?)
「サッカーの見る目を持っていますので、必ずそうなれると思っています。彼にもいろいろなサッカーのコースを受講するのがいいのではないかという話をしています。彼がそのように自分に投資すれば、次の若い世代に多くのことを伝えられる存在になると思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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