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11.09.16
アウェイ4連戦。強い自信と誇りを胸に全力でぶつかる
Jリーグ第26節清水エスパルス戦は9月17日(土)14時4分からエコパスタジアムで行なわれる。
リーグ4試合勝利なし(1分3敗)という非常に厳しい状況で、クラブ内では、強化責任者の交代があり、チームは文字通り一から出直すことになった。結果、14日のヤマザキナビスコカップ2回戦大宮アルディージャとの第1戦では気迫を前面に押し出した好ゲームを展開した。
1トップに起用されたエスクデロ・セルヒオや、先発フル出場を果たした新人ボランチ小島秀仁を始め、各選手がそれぞれの役割を全力でまっとうし、2−0で第1戦を勝利。結果はもちろん、各人の戦う姿勢は今シーズンの残り試合の指針となるべき好内容の試合だったと言える。
「この良い流れをリーグでも出していかないといけない」「次の清水戦はとにかく勝つことが大事」
誰もが口をそろえるように、気持ちの入った良い試合の後こそさらに良いプレーをやり続けることが重要であり、反対に言えば今シーズンのレッズにはこの点が多少欠けていたと言えるのかもしれない。走り勝つ、球際で競り勝つ、奪われたらすぐに切り替えるといった原点の部分をしっかりと腹に据えてフルタイムを戦い抜かなければならない。
エスパルスは25節を終えて8勝9分8敗、勝ち点33で10位につけているが、得失点差が−9ということからも分かるように、3点差以上の大敗が5試合と多く、守備に脆さがある。特にサイドチェンジへの対応時に混乱をきたす場面が多く、フリーのスペースが生まれやすい。
攻撃陣は小野伸二を中心に多彩だが、前節からそこに世界的ビッグネームが加わった。スウェーデン代表として国際Aマッチ75試合出場14得点、イングランドの名門アーセナルに10年間在籍し、2002年と2006年にワールドカップ出場を果たしているMFユングベリだ。来日から日が浅いため、まだ完全にフィットしたわけではないが、潜在能力に疑いはない。高速ドリブルからのチャンスメークと決定力には要注意だ。
レッズは、21日にロンドンオリンピックアジア最終予選マレーシア戦を控えるU−22日本代表合宿参加のため、原口元気、山田直輝と濱田水輝の3選手がチームを離れている状況だ。8得点でチーム得点王の原口が不在なのは痛手だが、こういうときこそチームの力になろうと日々切磋琢磨し続けてきた選手たちがいることを忘れてはならない。梅崎 司、マゾーラらの奮闘に大いに期待したい。
レッズはエスパルス戦の後も鹿島アントラーズ戦、ナビスコカップのアルディージャ戦、ガンバ大阪戦…とアウェイでの戦いが続く。リーグ戦の残り9試合は、1試合1試合、決勝戦のような戦いが続いていく。大宮戦で見せたファイティングスピリットとチームとして前に向かっていく姿勢を決して弱めることなく、果敢に相手に挑んでいって、アウェイでも多くの勝ち点を手にし、次のホームゲームの際の手土産にしたい。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】