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11.09.22
難局を乗り越えるために、連戦中のアウェイで勝ち点を
Jリーグ第27節鹿島アントラーズ戦は9月24日(土)16時4分より、県立カシマサッカースタジアムで行なわれる。
前節の清水エスパルス戦に敗れ、今シーズン2度目の3連敗を喫した浦和レッズは、6勝10分10敗、勝ち点28で15位まで順位を下げてしまった。降格圏である16位のヴァンフォーレ甲府との勝ち点差はわずか4。2試合で順位が入れ替わる可能性があり、『残留争い』という現実から目をそむけることは、もはやできない。
残り8試合。今後はレッズと勝ち点差1(勝ち点29)のアルビレックス新潟、大宮アルディージャも含めた4チーム、さらには17位のモンテディオ山形を含めた5チームで、J1残留を目指す戦いが繰り広げられることになるだろう。「ここからは結果がすべて」とは選手全員の共通認識だ。
0-1で苦杯を喫した前節のエスパルス戦を振り返ると、チャンスの数で劣っていたわけではなかった。シュート数は8本だった相手の倍近い14本。しかし、ゴールが遠かった。近距離からのシュートも少なくなかっただけに、この決定力不足は必ず改善しなければいけない。とにかくゴール前での冷 静さが求められる。
エスパルス戦ではU-22日本代表の原口元気、山田直輝を欠いたことで攻撃陣の顔ぶれに変化があったことも、試合を難しくしてしまう大きな要因になってしまった。レッズの生命線である前線からのプレスがなくなり、試合が進むにつれて全体が間延びしてしまった。
本来なら誰が出てもある程度同じことができなければいけないが、原口、山田直の不在はやはり痛かった。だが、その彼らがアントラーズ戦から戻ってくるのだから、連動性や局面での強さを取り戻すことが期待できるはずだ。
一方、アントラーズも、かつての試合巧者ぶりに陰りが出てきている。前節の名古屋グランパス戦ではシュート20本を放つなど一方的に攻め立てながら1得点にとどまり、なおかつその得点から5分後に失点し、1-1の引き分けに終わった。9試合負けなし(6勝3分)ではあるが、首位のガンバ大阪との勝ち点差は14で現在の順位は6位となっている。
ただでさえ厳しい状況におかれているレッズだが、現在アウェイ3連戦中で、アントラーズ戦はその2戦目になる。いかにここで勝ち点を重ねていくこ とができるか。この難局を乗り越えるために必要なのはまず、すべての人々が一丸となること。エスパルス戦敗戦の後、選手ミーティングが行なわれ、トレーニングでも選手たちの大きな声がピッチ上のあちこちで発せられており、誰もがこの現状を打破しようと必死になっている。レッズを愛する思いを結集させ、是が非でも勝ち点をもぎ取りたい。
(URD:OM)