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11.09.30

アウェイ連戦6試合ぶりの勝利を

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Jリーグ第28節、ガンバ大阪戦は10月2日(日)17時より、万博記念競技場で行なわれる。
前節の鹿島アントラーズ戦で、スコアレスドローながら4試合ぶりの勝ち点1を手に入れた浦和レッズは、続くヤマザキナビスコカップ2回戦第2戦で大宮アルディージャを2-1で下し、2戦トータル4-1でベスト8に駒を進めた。
今のレッズが何よりも求められている「結果」を得られたことはもちろん、アントラーズ戦とアルディージャ戦を経てはっきりつかんだのは、勝利や勝ち点を手にするために何をすべきなのかということだろう。選手は初心に帰り、ピッチで全力を尽くす構えを一層強くしている。
とはいえ、J1残留を目指すリーグでの順位は依然として芳しくない。レッズは現在、6勝11分10敗、勝ち点29で14位。降格圏16位のヴァンフォーレ甲府が前節でガンバ大阪を破ったため、勝ち点差はわずか2と肉薄してしまった。15位にはレッズと勝ち点で並ぶアルビレックス新潟がいるが、今節の結果次第では降格圏に入ってしまう可能性がある。
こういった危機的状況にあって、対戦相手が首位を走るガンバであることはやはり大きな試練である。しかし、ここで弱気になってはいけない。重要なのは、絶対に勝つという強い気持ちを胸にしながら、ガンバのスタイルであるパス回しの流れをいかに分断していくかだ。
前線からの守備でコースを限定し、中盤のなるべく高い位置でボールを奪うこと。相手ボールの際には一人ひとりがスピーディーで厳しく寄せるといったことも他の相手以上に必要になる。
ガンバは絶対的中心選手である遠藤保仁のコンディションが万全ではない。決定的チャンスを生み出す際にはほとんどのシーンで遠藤を経由するのがG大阪の特徴であるだけに、ここは厳しいプレスをかけていきたいところだ。また、アドリアーノの中東移籍の後に加入したラフィーニャは、個の力があるだけではなく、他の選手とのコンビネーションプレーにも優れている。11試合で9得点を挙げており、とにかく要注意だ。
ただ、ガンバも盤石ではない。前述の通り、前節はヴァンフォーレに0-2で敗れ、12試合ぶりの黒星を喫している。固い守備を破るのは攻撃力ナンバー1のガンバをしてもたやすいことではないのだ。つまり、レッズもまずは守備の意識を高める必要がある。
レッズは高橋峻希、宇賀神友弥の両サイドバック陣を負傷で欠くことになりそうで、平川忠亮の状態も完ぺきではない。田中達也もの出場もまだ厳しいだろう。
だが好材料もある。アルディージャ戦でFWデスポトビッチが久々に得点を入れたこと、左サイドバック野田紘史がイキの良いプレーをし、右サイドバックではこのポジションに入ったのが2年ぶりという大ベテランの山田暢久がさすがの対応力を見せたことだ。総力を挙げた戦いはピッチ外にもおよび、アルディージャ戦後に開いた食事会でさらに結束を強めた。
今こそすべてのベクトルを一つに向け、1試合1試合に挑んでいくときが来ている。リーグのアウェイ連戦の最後を6試合ぶりの勝利で締めくくろう。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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