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ホームで完勝、勢いをさいたまダービーへ

興梠が待望のレッズ初ゴール! 柏木はCKを直接決めるミラクルゴール! 浦和レッズが湘南ベルマーレを2-0で下してリーグ3連勝を飾り、通算5勝1分と無敗を守った。
Jリーグ第6節湘南ベルマーレ戦は14日、埼玉スタジアムで行なわれた。レッズの先発は、4月3日のACL全北現代戦から4試合連続で同じメンバー。試合は15時4分、湘南ボールでキックオフされた。
湘南との対戦は3年ぶり。3-4-2-1とまったく同じフォーメーションを組むチーム同士の戦いとあって、立ち上がりは互いに相手の出方を見ながら、静かなゲーム展開となった。レッズはボールを支配しながらも、16日間5試合という過酷な連戦の最後ということもあり、ところどころでタッチが乱れたり、パスがずれたりするなど、疲労の色を完全に消し去るのは難しい。
だが、こういった状況でも選手は「相手より多く走る」をモットーに、しっかりとボールを回していく。すると、落ち着いたポゼッションの中からダイナミックな攻撃を見せ始めたのはレッズだった。19分、興梠のパスに合わせて左ボレーでシュートを蹴り込んだのは柏木。その4分後にも柏木が中央から左足でシュートを放つ。28分には右サイドに流れた原口がゴール前にクロスを上げてチャンスを作った。
互いにシュートが少ない流れの中でも、機を見て仕掛けることでペースを上げていったレッズが、一瞬の好機をゴールに結びつけたのは30分だった。
左サイドでボールをキープした柏木がタメをつくると、相手DFのギャップへと動き出した興梠へパス。興梠は体を伸ばしながら右足アウトで合わせ、巧みなシュートを放った。背番号30の移籍初ゴールは貴重な先制点となった。
後半は、1点を返すため多少出てきた相手をいなしながらの試合運びとなった。59分に、ミシャ監督は疲労の見える中盤を締めるため、啓太をマルシオへ、そして梅崎を関口へと交代させた。するとマルシオの自在なキープと幅広い視野から、チャンスが立て続けに生まれる。
64分の柏木のループシュート、68分の原口のGKとの1対1、76分の興梠の左足シュートといった好機は得点に結びつかなかったが、73分の柏木の右CKは風にうまく乗って直接ゴールへと吸い込まれた。相手の攻勢も増してきていたところだっただけに、この追加点は効いた。
ミシャ監督は試合終了間際に原口と交代で阪野をピッチに送り試合を締めくくった。連戦の疲労を気力で振り払ってハードワークしたレッズが今シーズン3度目の無失点勝利。試合後のスタンドでは「We are Diamonds」が高らかに響いた。
次節は20日(土)にアウェイで行なわれる大宮アルディージャとのさいたまダービー。リーグ戦無敗同士の対戦を制するべく、赤き戦士は奮闘を続ける。

【興梠慎三】
チームが勝ち点3を取れたことがすごくプラスだと思います。
(待望のレッズでの初ゴールだったが?)陽介から良いボールが来たので触るだけでした。陽介と目が合って、僕をめがけて蹴りそうだったので、とりあえず僕が良い動きをすれば出てくるかな、と思いました。そのイメージ通り陽介から出て来たので、シュートは触るだけでした。陽介に感謝したいです。
(右アウト?つま先?)つま先かな。ああいうのが決まるんでしょうね。
(後半には惜しいシュートもあったが?)後半、良いチャンスが何回かあったので、それを決められなければ今後優勝争いをしていく中で、そこから逆転されてしまうということもあるかもしれないので、そういうところできっちり決めていきたいと思います。決めることができればチームももっと楽になると思います。
(ここまで取れていなかったことについては?)自分が点を取れないという苦しいことがありましたが、その中でもチームが助けてくれて勝ち点3を取れていたので、まだそんなに苦しく考えることはありませんでした。こうやって点が取れて、次からどんどん取れていくんじゃないかと期待しています。長い時間お待たせさせたのは本当に申し訳なかったです。でもまた次の試合があります。もう切り替えていきます。次は大切な試合なので、お互い無敗ですし。
(次はさいたまダービーだが?)さいたまダービーは難しい戦いだというのは聞いていますが、やはりうちのサッカーをして、アウェイですけど勝ち点3を絶対に取りたいと思います。向こうの勢いもあると思いますが、それに負けないくらいうちも勢いがあると思います。気持ちの闘いだと思いますから、1対1で負けないように、気持ちで頑張っていきたいと思います。
(鹿島時代に無敗記録を広島に止められたそうだが?)ありましたね。今回はレッズから始まったんでしょう?レッズで止めないといけないと思いますし、今のレッズというチームだったら全然負ける相手ではないと思います。この勢いのまま勝ち点3を取りたいです。
勝ち続けているときは何をやっても勝てる気しかしないし、うまくゲーム内容も良い方向に行きますからね。ただ、相手のその勢いを止めないと。
プレッシャーは感じないです。何も考えずに勝っていくという感じです。絶対勝ちたいと思います。コンビネーションも良くなってきているし、これからが楽しみです。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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