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天皇杯ラウンド16 vsFC町田 7ゴールで相手を圧倒し、準々決勝に進出

11日、第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会ラウンド16(4回戦) FC町田ゼルビア戦が、19時4分より熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた。

2006シーズンの第86回大会以来、9シーズンぶりの優勝を目指すレッズは、30分に橋本のゴールで先制すると、その後6得点を重ねて7-1で快勝し、危なげなく準々決勝へと駒を進めた。

2015年Jリーグ推薦シードを獲得し、4回戦からの出場となったレッズは、直近の2ndステージ第16節 川崎フロンターレ戦からスタメンを9人入れ替えて試合に臨んだ。

国際Aマッチデー期間中により、日本代表の西川、槙野、柏木、スロベニア代表のズラタンが不在の中、ミシャ監督は、GKに大谷、DFは加賀、永田、橋本、ダブルボランチは青木と阿部、右に平川、左に関根の両ワイド、2シャドーに梅崎、高木、1トップには李を先発に起用。サブには、負傷による長期離脱を経てメンバー入りとなった石原、岩舘も名を連ねた。

立ち上がりは、パスミスから相手にシュートチャンスを与えてしまうなど、自分たちのリズムに乗りきれないレッズだったが、時間の経過と共に徐々に落ち着きを取り戻して行った。15分には阿部がポスト直撃のシュートを放ち、その後も李のアクロバティックなボレーシュートや、梅崎の強烈な右足シュートなどで得点チャンスを量産していった。

そして迎えた30分、高木の右コーナーキックに橋本がヘディングで今季初ゴールを決めて、レッズが幸先良く先制する。この得点で勢いに乗ったレッズはその2分後、ドリブルで裏のスペースに抜け出した橋本からのアーリークロスに、ゴール前に飛び込んだ李が押し込んで追加点を決めた。前半アディショナルタイムには、相手のバックパスをインターセプトした関根が、落ち着いてゴールマウスに流し込んで、レッズが3点のリードを奪って前半を折り返した。

後半に入ると、50分に町田の平にミドルシュートを決められて1点を返されてしまうが、依然としてレッズの勢いは衰えず、65分には相手クリアボールを阿部が豪快にミドルシュートを決めて4-1とすると、その4分後には、高木が決めて5点目。75分には、梅崎に代わって入った興梠が、加賀からのクロスをダイレクトで決め、スコアを6-1として一気に相手を突き放した。およそ10分の間に3得点を奪う爆発力を見せたレッズは、77分に李に代えて石原を投入。すると、スタンドからは石原を後押しする大きな声援が送られた。

後半アディショナルタイムにも関根がだめ押しの追加点を奪い、レッズは最終的に7-1のスコアで試合を終えた。この結果、レッズが準々決勝へと駒を進め、次戦は12月26日(土)、ヴィッセル神戸と横浜F・マリノスの勝者とベスト4進出を懸けて戦う。

次の試合は、11月22日(日)に埼玉スタジアムで2ndステージ最終節のヴィッセル神戸戦。年間勝ち点1位の可能性もまだ残されている。最後は笑顔でホームのファン・サポーターと喜びを分かち合い、共にチャンピオンシップと天皇杯の頂点を目指して戦っていきたい。

【橋本 和】
「7得点して勝利することができましたが、しっかり次のラウンドに進めたことが一番良かったです」

(スタメンでの出場だったが?)
「久々のスタメン出場でしたが、緊張はありませんでした。ただ、がんばろうという気持ちでした」

(前半を振り返って?)
「立ち上がりは相手も元気ですし、思い切ったプレーをしてきました。先制点が大事だと思っていましたし、誰が点を取っても先制できれば楽になると思っていました」

(セットプレーから先制ゴールを決めたが?)
「多くのチャンスがある中で、自分がたまたま点を取った感じですが、チーム全体で7-1で勝てたことが一番だと思います」

(2点目もアシストを決めたが?)
「2点目もたまたま自分からクロスが入った感じでしたが、もっと多くの追加点を取るチャンスはありましたし、いい感じでゲームを進めることができたと思います」

(後半は失点こそしたものの冷静に試合を運んでいたが?)
「いい流れから得点のチャンスとゴールが生まれました。レッズはここ数年の天皇杯を早い段階で敗退していましたが、今日のような難しい相手にもいい勝ち方ができて、また次に進めるので良かったです」

(今日の勝利は残りの試合にも影響するか?)
「次の神戸戦も勝たなければいけない試合なので、ここで負けてがっくりしているようでは、残り1試合もきつくなります。ここでしっかり勝って、また次に向けていい流れで試合に臨んでいきたいです」

【石原直樹】
「残りわずかな時間でしたが、チームメイトが点差をつけてくれたので、自分の出番が回ってきたのだと思います。チームメイトに感謝したいと思います。

試合は、1点目を取るまでは、どちらに転んでもおかしくない展開でしたが、セットプレーで点を奪うことができたので、その後は安心して見ていられました」

(交代時にはサポーターから『待ってました』と言わんばかりの温かい拍手があったが?)
「レッズに来てすぐにケガをしてしまって、今まで自分のプレーをあまり見せられなかったので、残り少ないですが、ファン・サポーターの方々に、少しでも自分のプレーを見せられるよう、これからやっていきたいです」

(天皇杯の次戦までの間には、チャンピオンシップなどの試合があるが?)
「これからある試合は、どれも大事な試合です。チーム全体で、一丸となって戦っていきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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