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本日のトレーニング後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングを終えてのコメント
(指宿キャンプの最初にKリーグチームとの対戦を組んだ意図は?)
「もちろん、この世界は、すべての願いがかなうようなものではありません。今の状況は、ここの環境や他のチームの日程など、すべてを考えて、すべてのオプションの中で、最もいいものがKリーグのチームと組むというオプションだったのだと思っています。準備期間に入ってから一定の期間が経っていますから、だんだんと相手の質を上げていくというのは常識的だと思います。しかも開幕まであと2週間半。開幕戦のことを考えるとある一定のレベルのチームを選んで、実戦形式で選手たちにいい経験を与えたいと考えています」
(今日の試合で、いずれも今季初めて、左サイドバックに平川、右サイドバックに細貝を起用したが、その評価は?)
「みなさん、よくご存じだと思いますが、私は、これまでに昨年のレッズの試合を何試合もDVDで見ました。平川が実際に左サイドでプレーしているシチュエーションを何度も見ることができました。今までここ数年間、このクラブは必ず3-5-2のシステムでやっていました。そのため、本当の意味での4バックでのサイドバックというポジションが存在していませんでした。今シーズン私たちは4バックでやりたいということ、これは確定しています。どの選手が実際に4バックでプレーできるのか。まず、自分たちのチームの選手を起用することで、彼らのサイドバックとしての適性を見極めていきたいと思っていました」
(残り2週間半で、チームの手応えは?)
「繰り返しになりますが、サッカーはすべての願いがかなう世界ではありません。大切なのは現実を見つめること。私たちにはどういう選手たちがいるのか。
私の考えとしては、両サイドは自分たちの選手で埋めていきたいです。いろいろなトレーニングによって彼らの可能性を引き出したいと思っています。もちろん、場合によっては、両サイドの人数が足りない状況が出てくる可能性もあります。
しかし、そうなった場合に自分たちがどういう行動をするかは言えません。選手が欲しいからと言って、すぐにいい選手を連れてこられるという甘い世界ではありません。だからまず、自分たちのチームに所属している選手をいかにうまく使っていくか。そして、人数が足りなくなったとき、どのような選手を連れてくることができるか。しかし、そのことについては詳しくは今語ることはできません。
私が初めてこのクラブから声がかかったときに、クラブサイドからハッキリと言われたのは、できる限り、このクラブにいる選手の実力を伸ばしてほしい、年上、年下に関係なく、すべての選手の実力を伸ばしてほしいと言われました。
ですので、私自身もできる限り、今このチームに所属している選手の可能性を引き出していきたいと考えています。そして、それが今非常に大切なポイントであると考えています」
(ゴールを入れた左利きの林の評価は?)
「ある日本の知人から聞いたのですが、日本では、根本的に左利きの選手が不足しているという情報を得ています。もちろん、隠したいわけではありませんが、おっしゃったとおり、私たちのチームには左利きの選手が非常に少ないのも事実です。
しかし、右利きの選手を左サイドで使うことによっていろいろなメリットが生まれることも確かです。もちろん、できる限り左利きの選手を左で使いたいですが、現実的なことを考えると、右利きの選手を左で使うのもありだと思います。
彼らはドリブルで切れ込むこともできますし、コンビネーションによって、自らシュートをすることもできます。さまざまな国際試合を見ていても右利きの選手が左サイドで非常に活躍していることもあります。そういう意味では、必ずしも、左利きの選手である必要はないと思っています。
今日の試合でも、平川が左足で非常に素晴らしいクロスを蹴りました。平川は右利きの選手ですよね。しかし、左足であれだけ正確なクロスを上げることができた。平川という選手は左足を使える選手であって、立ってバランスを取るだけの左足でないことを、彼は証明したと思います」
(トレーニングマッチ自体への評価は?)
「私が満足することは、一切ありえません。ただし、チーム全体の成長を考えれば、非常にいい形で進んでいると思います。私が来たときから、選手たちといろいろな接し方をして、いろいろなトレーニングをして、選手はいい形で成長していると思います。
昨日、10メートルと20メートルのスプリントテストをやりました。みなさんもご覧になっているので、そのことについてオープンにお話しできると思います。
スプリントテストをすることで、選手たちのコンディションを見極めることもできるわけです。この結果を見ると、選手たちは、宮崎キャンプの後に比べればどんどんいい方向に成長していることが分かりますし、彼らは負荷を与えられて非常に疲れ切っていたわけですけど、そこから回復して、コンディションが開幕に向かって上がってきていると思っています。
トレーニングマッチに関して言えば、相手がボールを持ったときのこちら側のコンパクトなポジショニングは、ある程度は評価できると思います。しかし、まだまだ改善しなければならないことはたくさんありますし、このトレーニングマッチによって私が満足したということはありえないと思います。
代表に行っていた阿部…、彼は途中でこちらに合流しましたが、闘莉王、達也と、3人のフィールドプレーヤーが復帰して、私たちのトレーニングに合流したことはプラスに考えています。彼らにとってもこのチームに馴染むための時間が必要ですし、私たちにとっても彼らのことをよく知らなければならない。実際に3人はこのチームでずっとトレーニングしてきた選手たちとの共同作業ができていると考えますし、チームとしてまとまっていくためには、このタイミングでチームに合流することができて非常によかったと思います。
日本のチームと韓国のチームが対戦するときは、非常にハードな試合になると聞いていました。実際に今日やってみて、そう思いました。やはり、ライバル関係がありますから、非常に厳しい試合になります。
そういう試合で田中達也を使うのはどういうものか、と思いました。そういうことで彼には別メニューを与えて試合に参加させませんでした。まだまだ開幕まで時間がありますし、彼のことを考えると、このタイミングで試合に出してしまうことはよくなかったと思います。
彼自身、代表での疲労もたまっていたでしょうし、今日もう一度回復を与えることで、明日以降のトレーニングで彼がしっかりとパフォーマンスを見せてくれればと思います」
(キャンプ中に選挙でキャプテンを決めると言っていたが?)
「今は、ちょうど、チームの中で行なわれている一つのプロセスです」

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