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第23節 vsFC東京「荒天の中、鮮やかな2ゴールで勝利を収める」
明治安田生命J1リーグ第23節 FC東京戦は8月19日(土)20時、埼玉スタジアムでキックオフされた。
雷雨の影響で試合開始時間が2度延び、予定より1時間遅れでの試合開始。浦和レッズはDFマウリシオが移籍加入後初のリーグ戦先発を果たして3バックの中央に入り、遠藤が右ストッパーの位置に。また、李が札幌戦以来、リーグ3試合ぶりに先発に復帰し、青木は公式戦6試合ぶりにベンチ入りした。
試合は強い雨が降る中、FC東京ボールでキックオフ。立ち上がりから互いに球際で厳しいプレーを見せ、両者ともなかなかボールを前線まで運べずに試合が進んだが、9分、武藤が左サイドの開いた位置でパスを受け、素早くゴール前にクロス。GKとDFの間の絶妙なコースを突いたが、これは中の選手と合わなかった。
最終ライン3枚、アンカーに高萩を置くトリプルボランチ、そして大久保と前田のベテランFWが2トップを組み、3-5-2の布陣で挑んできたFC東京は、ブロックを敷いたところで網を掛けてボールを奪い、そこからカウンターを仕掛けようという狙いが見えた。
ゆっくりと進む展開の中、一瞬のペースアップから先手を取ったのはレッズ。17分、自陣でボールを回したあと、遠藤から出たパスを右タッチライン際で相手DFをかわして裏に抜け出した駒井が受けると、直接アーリークロスを供給し、中央の武藤が落としたところを最後は興梠がシュート。相手GKの手をかすめて先制点が決まった。
22分には一本のパスで室屋に裏を取られて逆サイドの橋本に決められ、1-1とされたが、レッズに慌てる様子はない。レッズらしく丁寧にパスをつないでいくと、今度は30分、柏木、李、武藤が中央でワンタッチパスをつないで最後は興梠がシュート。鮮やかな連係からゴールを奪い、2-1と勝ち越した。
興梠はこれで今季リーグ戦15得点目。得点ランキングで単独トップに返り咲くと同時に、キャリアハイを記録した。
雨足がさらに強くなった後半は、1点を追うFC東京が前田を下げてピーター ウタカを入れ、前線の圧力を増していこうと試みる。51分には室屋の負傷退場で、より攻撃的な永井謙佑が入り、62分には米本から中島に交代し、さらに分厚い攻めを仕掛ける。
しかし、レッズは終始冷静だった。勢いよく出てこようとする相手に対し、DFラインを下げることなく高い位置でつぶしにいき、ピンチを未然に防いだ。度重なる相手CKにもマークをはがされることなく、GK西川を中心に集中力を高め、しぶとく対応した。
66分には柏木を下げて青木を入れ、71分にはこの日2得点の興梠からラファエル シルバに交代。79分には武藤から矢島に交代した。
残り10分間は交代でフレッシュになったレッズが再び攻勢を強めた。80分、87分にはラファエル シルバがシュート。82分には矢島のシュートが右ポストを直撃する。
試合終了が近づくにつれ、FC東京の猛攻にさらされたが、最後まで大音量の声援を続けたサポーターを含め、全員の気迫で跳ね返した。
試合は2-1でタイムアップ。レッズは7月9日の新潟戦以来、41日ぶりに埼スタでリーグ戦勝利を収めた。また、FC東京との公式戦連勝を8に伸ばした。
次戦は8月23日(水)19時より等々力陸上競技場で行われるAFCチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦、川崎フロンターレ戦となる。
【興梠慎三】
(試合を振り返って)
「非常に苦しい試合でしたが、お互いにいい試合をしたと思います。
今日はミラーゲームということで、1対1での戦いが多くなってくると予想していました。そこでしっかりと戦って負けないことがポイントでしたし、その中で先制点を取れたことはよかったです」
(1点目のゴールシーンについて)
「とにかく枠に飛んでくれればと思っていました。雨が降っていてピッチも濡れていたので、少しコースが甘かったですが、入ってくれてよかったです」
(2点目については)
「最近は中央でのコンビネーションの突破ができていなかったので、チャンスがあればコンビネーションができると思っていた中で、きれいに崩しができたことはよかったです。結果的に僕がシュートを打つ形になりましたが、それまでのつなぎが非常によかったです。不細工なシュートでしたが、入ってよかったです」
(これで今季リーグ15得点目となったが?)
「浦和レッズのワントップで出ている以上は得点は求められると思います。もっとコンスタントに取れるようにがんばりたいです。いま得点できていますが、そこに集中しすぎずに、まずはチームのためにハードワークして勝ち点3を積み上げていきたいです」
(これでチームは3連勝だが、好調の要因について)
「監督が替わってまたゼロから、チーム内でのレギュラー争いも厳しくなっています。それが一番チームにとってプラスになっていると思います」
(次はACL川崎戦となるが?)
「対戦相手も勢いに乗っていて強いチームですから、守備に回る時間が多くなると思いますが、いまチームで掲げている失点しないことを目標にやっていきたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
雷雨の影響で試合開始時間が2度延び、予定より1時間遅れでの試合開始。浦和レッズはDFマウリシオが移籍加入後初のリーグ戦先発を果たして3バックの中央に入り、遠藤が右ストッパーの位置に。また、李が札幌戦以来、リーグ3試合ぶりに先発に復帰し、青木は公式戦6試合ぶりにベンチ入りした。
試合は強い雨が降る中、FC東京ボールでキックオフ。立ち上がりから互いに球際で厳しいプレーを見せ、両者ともなかなかボールを前線まで運べずに試合が進んだが、9分、武藤が左サイドの開いた位置でパスを受け、素早くゴール前にクロス。GKとDFの間の絶妙なコースを突いたが、これは中の選手と合わなかった。
最終ライン3枚、アンカーに高萩を置くトリプルボランチ、そして大久保と前田のベテランFWが2トップを組み、3-5-2の布陣で挑んできたFC東京は、ブロックを敷いたところで網を掛けてボールを奪い、そこからカウンターを仕掛けようという狙いが見えた。
ゆっくりと進む展開の中、一瞬のペースアップから先手を取ったのはレッズ。17分、自陣でボールを回したあと、遠藤から出たパスを右タッチライン際で相手DFをかわして裏に抜け出した駒井が受けると、直接アーリークロスを供給し、中央の武藤が落としたところを最後は興梠がシュート。相手GKの手をかすめて先制点が決まった。
22分には一本のパスで室屋に裏を取られて逆サイドの橋本に決められ、1-1とされたが、レッズに慌てる様子はない。レッズらしく丁寧にパスをつないでいくと、今度は30分、柏木、李、武藤が中央でワンタッチパスをつないで最後は興梠がシュート。鮮やかな連係からゴールを奪い、2-1と勝ち越した。
興梠はこれで今季リーグ戦15得点目。得点ランキングで単独トップに返り咲くと同時に、キャリアハイを記録した。
雨足がさらに強くなった後半は、1点を追うFC東京が前田を下げてピーター ウタカを入れ、前線の圧力を増していこうと試みる。51分には室屋の負傷退場で、より攻撃的な永井謙佑が入り、62分には米本から中島に交代し、さらに分厚い攻めを仕掛ける。
しかし、レッズは終始冷静だった。勢いよく出てこようとする相手に対し、DFラインを下げることなく高い位置でつぶしにいき、ピンチを未然に防いだ。度重なる相手CKにもマークをはがされることなく、GK西川を中心に集中力を高め、しぶとく対応した。
66分には柏木を下げて青木を入れ、71分にはこの日2得点の興梠からラファエル シルバに交代。79分には武藤から矢島に交代した。
残り10分間は交代でフレッシュになったレッズが再び攻勢を強めた。80分、87分にはラファエル シルバがシュート。82分には矢島のシュートが右ポストを直撃する。
試合終了が近づくにつれ、FC東京の猛攻にさらされたが、最後まで大音量の声援を続けたサポーターを含め、全員の気迫で跳ね返した。
試合は2-1でタイムアップ。レッズは7月9日の新潟戦以来、41日ぶりに埼スタでリーグ戦勝利を収めた。また、FC東京との公式戦連勝を8に伸ばした。
次戦は8月23日(水)19時より等々力陸上競技場で行われるAFCチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦、川崎フロンターレ戦となる。
【興梠慎三】
(試合を振り返って)
「非常に苦しい試合でしたが、お互いにいい試合をしたと思います。
今日はミラーゲームということで、1対1での戦いが多くなってくると予想していました。そこでしっかりと戦って負けないことがポイントでしたし、その中で先制点を取れたことはよかったです」
(1点目のゴールシーンについて)
「とにかく枠に飛んでくれればと思っていました。雨が降っていてピッチも濡れていたので、少しコースが甘かったですが、入ってくれてよかったです」
(2点目については)
「最近は中央でのコンビネーションの突破ができていなかったので、チャンスがあればコンビネーションができると思っていた中で、きれいに崩しができたことはよかったです。結果的に僕がシュートを打つ形になりましたが、それまでのつなぎが非常によかったです。不細工なシュートでしたが、入ってよかったです」
(これで今季リーグ15得点目となったが?)
「浦和レッズのワントップで出ている以上は得点は求められると思います。もっとコンスタントに取れるようにがんばりたいです。いま得点できていますが、そこに集中しすぎずに、まずはチームのためにハードワークして勝ち点3を積み上げていきたいです」
(これでチームは3連勝だが、好調の要因について)
「監督が替わってまたゼロから、チーム内でのレギュラー争いも厳しくなっています。それが一番チームにとってプラスになっていると思います」
(次はACL川崎戦となるが?)
「対戦相手も勢いに乗っていて強いチームですから、守備に回る時間が多くなると思いますが、いまチームで掲げている失点しないことを目標にやっていきたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】