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「チームとしてより闘える状況になってきている」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 7/2)
7月2日にオンラインで行われた会見でのコメント
(連戦が終わって一息入れられた1週間だったと思うが、どういう点にフォーカスしながらトレーニングしていたのか?)
「戦術トレーニングなどができる機会は一日だけでしたが、そこで攻撃を向上させるためのトレーニングをしました。(ベガルタ)仙台戦だけではなく、(SC)相模原戦、大分(トリニータ)戦も含め、チームとしてより良い攻撃ができるようにしました。もちろん、相手が5バックで来ることも想定しながら、チームがどういう振る舞いをすればいいのかということをトレーニングしました」
(攻撃でも選手たちがシンクロできるようになり、選択肢も増えている手応えはあるか?)
「その通りだと思います。相手が4バックであっても5バックであっても、どのようにプレーすればいいのかという理解は深まっていると思います。選手たちがシンクロできていると思います。これからはさらにその精度を上げていくことを目指しますが、そのアイデアはしっかりと理解できていますので、試合の中で状況に合わせてプレーできています」
(昨日は2週間ぶりにトレーニングが公開されたが、選手たちの状況は非常にいいのではないか?)
「昨日は少し選手を回復させる目的で軽めのトレーニングでしたし、あまり大きくないピッチサイズでゲームを行いました。フィジカル的に疲れさせないことが目的でしたが、しっかりと戦術や技術は発揮できるようにという目的でも、いいフィーリングだったと思います」
(仙台の手倉森 誠監督は2019年からVファーレン長崎で2年間監督を務めていたので、リカルド監督も徳島ヴォルティス時代に対戦していると思うが、手倉森監督がつくるチームの印象は?)
「仙台はずっと4-4-2で戦っていて、最近の清水(エスパルス)戦では3バックにしました。手倉森監督とは私が徳島を指揮していた間に何度も対戦しましたが、仙台は今よくなってきていると思います。シーズンの立ち上がりはレッズと同じように少し難しい時期がありましたが、今はよくなってきています。
クロスを多用し、前線にダイナミックな動きがあるプレーをしています。長崎のときもいい2シーズンを過ごしたと思いますが、仙台もどんどんパフォーマンスを上げてきていると思います」
(7日に対戦するSC相模原はJ2リーグのチームで監督も変わったりしているが、一発勝負でどういうところを大切にしたいか?)
「J1リーグは長いですが、天皇杯はトーナメントであり、全ての試合が決勝だと思わなければいけません。最大限の集中力をもって、サプライズが起こらないようにしなければいけません。天皇杯での優勝もACL(AFCチャンピオンズリーグ)への道のりですので、中断までの残り3試合とも重要な試合ですが、何が何でも勝たなければいけないのが相模原戦です」
(相模原には藤原優大選手が育成型期限付き移籍をすることになったが、彼に期待することは?)
「優大本人にとっても興味深い期限付き移籍だと思います。向こうで出場時間を確保すれば経験を積むことができます。彼はいいものを持っていますので、J2リーグといういい舞台で戦うことによって、さらに成熟していくと思います。6ヵ月後にはより成長した選手になっていることを期待しています」
(今年のレッズを見ていると、うまくなっているというよりもできることが増えている選手が多いと感じる。やっているサッカーが求めているためにそうなっている部分もあると思うが、リカルド監督としても新たな技術の習得やできないことをできるようにさせることを選手に促しているのか?)
「選手たちには、どのような状況でどのコンセプトを当てはめて攻撃を仕掛けるのかというメソッドを伝えています。たとえば3ヵ月前にはできなかったトレーニングも今ではできるようになったりしています。
決まりごとを理解したり、どのようなスペースを使えるのかということを理解するプロセスを経てのことですが、私はどのトレーニングをどのタイミングで行うのかを考えることが大事だと思っています。トレーニングできる時間が少ない中で、どの日にどの薬を処方するのかということを考えなければいけません。これは昨年までの徳島での経験にも基づいています。チームを成長させながらそういったことを浸透させていくコンセプト、メソッドをトレーニングに落とし込むということです。もちろん、選手たちの賢さと質の高さがあるからそれを実行できています」
(そういったトレーニングでも選手によって成長にばらつきがあると思うが、なかなか出番を得られていない選手たちはどういったところが足りないと感じているのか?)
「たとえばポジショニングやシンクロする部分、そして状況判断などはまだまだ伸びしろがあると思います。その過程にいますが、後半戦ではさらに選手たちが良くなっていくと思います。彼らは日々成長していますし、まだまだ最高点には到達していないと思います。それぞれが人間であって、理解するスピードが違ったりすることも普通だと思っています」
(カップ戦について「全ての試合が決勝だと思って戦わなければいけない」と話していたが、リカルド監督はメンバーを入れ替え、選手を抜擢し、結果を出した選手にチャンスを与えながら戦っていると思うが、負けられない試合が続く天皇杯やYBCルヴァンカップでは、この先も選手を抜擢していくタイプなのか?それとも勝ち進むにつれてベストメンバーでしっかり勝っていきたいと考えるタイプなのか?)
「その都度、何をすれば勝てるのかを考えなければいけません。相手によっても違ってきますし、レッズはどの試合でも勝利を求められていますが、その試合でどのような点に気を付けなければいけないかということも考えながらメンバーを選考しています。サプライズがないようにしなければいけません。非常に悪い内容でプレーしてしまえば、カップ戦は敗退しています。十分に勝てるレベルのメンバーで毎回挑まなければいけないと思っています」
(昨日のトレーニングはピッチに雨が残っていてぬかるみもあるようなところでゲームも行っていたが、これから大雨や強風、悪いコンディションでの試合になったときにリカルド監督のサッカーで適応するところ、変えるところはあるのか?)
「たとえばボールが転がらないような、とても悪いピッチコンディションでプレーしなければいけないのでしたら、攻撃の仕方を少し変えて状況に合わせなければいけないと思います。そこまでのぬかるみがあった場合は、勝つために何をするのかを考えながらのプレーが必要だと思います」
(「その都度、何をすれば勝てるのかを考えなければいけない」という話だったが、明日の仙台戦ですべきことはどんなことだと考えているのか?)
「いい攻撃を仕掛けなければいけません。仙台はよくなってきているチームですし、監督のこともよく知っています。特に堅い守備に特徴があると思いますが、我々も前線の選手のスピードを生かしながらチャンスをつくり、それをゴールにつなげていきたいと思います。セットプレーもうまく生かすことができればと思いますが、チームとしてより闘える状況になってきていると思います。
今年の仙台との一度目の対戦のときは我々が勝利しましたが、彼らはその後よくなってきていて、たとえば(川崎)フロンターレとの試合でもドローに持ち込んでいます。そのようなチームに対して、我々は自分たちの最高のパフォーマンスを見せなければ勝てないと思います」
(ボールが転がらないようなピッチコンディションでは攻撃の仕方を変えなければいけないという話があったが、たとえば自陣からロングボールを使う形など、普段のレッズが見せないような攻撃をトレーニングしているのか?)
「そういったトレーニングはしません。まだ私自身はそこまで悪いぬかるみを経験していませんが、J2リーグで他のチームの試合を見たときにボールが転がりにくいピッチ状態を見たことはありますので、ありえることだと思います。そうなるとショートパスをつなぐことは難しいですし、背の高い選手に向けてよりダイレクトなプレーをしなければいけない状況になりますが、それに向けたトレーニングは行いません」
(大宮アルディージャに所属している馬渡和彰選手と話をした際に、リカルド監督のことを『僕のパパだ。自分はリカルド監督の息子だ』と言っていた。たった1年の日々をとても懐かしそうに話し、リカルド監督はよく選手を見ていると言っていた。リカルド監督はもしかすると監督である前に人への関心が強かったのではないかと思うが、実際にはどうか?)
「全てがそこから始まると私は思います。まず人間としてつながるところから監督と選手の関係が始まると思いますし、スタッフとも常にいい関係を築きたいと思っています。つながりができれば選手にも興味をもってもらえますし、良いパフォーマンスを見せて良い試合にしようという気持ちも高まると思います。そして、パフォーマンスが上がっていないときも私は気にかけて、選手たちを成長させようとします。
いつも言っていますが、私とのシーズンがその選手にとってベストシーズンになるようにしてもらいたいですし、人間関係から全てが始まると思っていますので、そこを大事にしています」
(改めて、明日の仙台戦に向けた意気込みは?)
「最近いい方向に向かっていると思いますので、いいサッカーを続けてお見せできればと思います。そして、それをシーズンの最後まで続けなければいけません。先ほども言いましたように、自分たちの最高レベルのパフォーマンスを見せなければいけない仙台戦ですが、いいゲームにして勝ち点3をとって、ファン・サポーターのみなさんに楽しんでもらいたいと思います。これからも勝ち進み、順位表でのポジションを上げていきたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
(連戦が終わって一息入れられた1週間だったと思うが、どういう点にフォーカスしながらトレーニングしていたのか?)
「戦術トレーニングなどができる機会は一日だけでしたが、そこで攻撃を向上させるためのトレーニングをしました。(ベガルタ)仙台戦だけではなく、(SC)相模原戦、大分(トリニータ)戦も含め、チームとしてより良い攻撃ができるようにしました。もちろん、相手が5バックで来ることも想定しながら、チームがどういう振る舞いをすればいいのかということをトレーニングしました」
(攻撃でも選手たちがシンクロできるようになり、選択肢も増えている手応えはあるか?)
「その通りだと思います。相手が4バックであっても5バックであっても、どのようにプレーすればいいのかという理解は深まっていると思います。選手たちがシンクロできていると思います。これからはさらにその精度を上げていくことを目指しますが、そのアイデアはしっかりと理解できていますので、試合の中で状況に合わせてプレーできています」
(昨日は2週間ぶりにトレーニングが公開されたが、選手たちの状況は非常にいいのではないか?)
「昨日は少し選手を回復させる目的で軽めのトレーニングでしたし、あまり大きくないピッチサイズでゲームを行いました。フィジカル的に疲れさせないことが目的でしたが、しっかりと戦術や技術は発揮できるようにという目的でも、いいフィーリングだったと思います」
(仙台の手倉森 誠監督は2019年からVファーレン長崎で2年間監督を務めていたので、リカルド監督も徳島ヴォルティス時代に対戦していると思うが、手倉森監督がつくるチームの印象は?)
「仙台はずっと4-4-2で戦っていて、最近の清水(エスパルス)戦では3バックにしました。手倉森監督とは私が徳島を指揮していた間に何度も対戦しましたが、仙台は今よくなってきていると思います。シーズンの立ち上がりはレッズと同じように少し難しい時期がありましたが、今はよくなってきています。
クロスを多用し、前線にダイナミックな動きがあるプレーをしています。長崎のときもいい2シーズンを過ごしたと思いますが、仙台もどんどんパフォーマンスを上げてきていると思います」
(7日に対戦するSC相模原はJ2リーグのチームで監督も変わったりしているが、一発勝負でどういうところを大切にしたいか?)
「J1リーグは長いですが、天皇杯はトーナメントであり、全ての試合が決勝だと思わなければいけません。最大限の集中力をもって、サプライズが起こらないようにしなければいけません。天皇杯での優勝もACL(AFCチャンピオンズリーグ)への道のりですので、中断までの残り3試合とも重要な試合ですが、何が何でも勝たなければいけないのが相模原戦です」
(相模原には藤原優大選手が育成型期限付き移籍をすることになったが、彼に期待することは?)
「優大本人にとっても興味深い期限付き移籍だと思います。向こうで出場時間を確保すれば経験を積むことができます。彼はいいものを持っていますので、J2リーグといういい舞台で戦うことによって、さらに成熟していくと思います。6ヵ月後にはより成長した選手になっていることを期待しています」
(今年のレッズを見ていると、うまくなっているというよりもできることが増えている選手が多いと感じる。やっているサッカーが求めているためにそうなっている部分もあると思うが、リカルド監督としても新たな技術の習得やできないことをできるようにさせることを選手に促しているのか?)
「選手たちには、どのような状況でどのコンセプトを当てはめて攻撃を仕掛けるのかというメソッドを伝えています。たとえば3ヵ月前にはできなかったトレーニングも今ではできるようになったりしています。
決まりごとを理解したり、どのようなスペースを使えるのかということを理解するプロセスを経てのことですが、私はどのトレーニングをどのタイミングで行うのかを考えることが大事だと思っています。トレーニングできる時間が少ない中で、どの日にどの薬を処方するのかということを考えなければいけません。これは昨年までの徳島での経験にも基づいています。チームを成長させながらそういったことを浸透させていくコンセプト、メソッドをトレーニングに落とし込むということです。もちろん、選手たちの賢さと質の高さがあるからそれを実行できています」
(そういったトレーニングでも選手によって成長にばらつきがあると思うが、なかなか出番を得られていない選手たちはどういったところが足りないと感じているのか?)
「たとえばポジショニングやシンクロする部分、そして状況判断などはまだまだ伸びしろがあると思います。その過程にいますが、後半戦ではさらに選手たちが良くなっていくと思います。彼らは日々成長していますし、まだまだ最高点には到達していないと思います。それぞれが人間であって、理解するスピードが違ったりすることも普通だと思っています」
(カップ戦について「全ての試合が決勝だと思って戦わなければいけない」と話していたが、リカルド監督はメンバーを入れ替え、選手を抜擢し、結果を出した選手にチャンスを与えながら戦っていると思うが、負けられない試合が続く天皇杯やYBCルヴァンカップでは、この先も選手を抜擢していくタイプなのか?それとも勝ち進むにつれてベストメンバーでしっかり勝っていきたいと考えるタイプなのか?)
「その都度、何をすれば勝てるのかを考えなければいけません。相手によっても違ってきますし、レッズはどの試合でも勝利を求められていますが、その試合でどのような点に気を付けなければいけないかということも考えながらメンバーを選考しています。サプライズがないようにしなければいけません。非常に悪い内容でプレーしてしまえば、カップ戦は敗退しています。十分に勝てるレベルのメンバーで毎回挑まなければいけないと思っています」
(昨日のトレーニングはピッチに雨が残っていてぬかるみもあるようなところでゲームも行っていたが、これから大雨や強風、悪いコンディションでの試合になったときにリカルド監督のサッカーで適応するところ、変えるところはあるのか?)
「たとえばボールが転がらないような、とても悪いピッチコンディションでプレーしなければいけないのでしたら、攻撃の仕方を少し変えて状況に合わせなければいけないと思います。そこまでのぬかるみがあった場合は、勝つために何をするのかを考えながらのプレーが必要だと思います」
(「その都度、何をすれば勝てるのかを考えなければいけない」という話だったが、明日の仙台戦ですべきことはどんなことだと考えているのか?)
「いい攻撃を仕掛けなければいけません。仙台はよくなってきているチームですし、監督のこともよく知っています。特に堅い守備に特徴があると思いますが、我々も前線の選手のスピードを生かしながらチャンスをつくり、それをゴールにつなげていきたいと思います。セットプレーもうまく生かすことができればと思いますが、チームとしてより闘える状況になってきていると思います。
今年の仙台との一度目の対戦のときは我々が勝利しましたが、彼らはその後よくなってきていて、たとえば(川崎)フロンターレとの試合でもドローに持ち込んでいます。そのようなチームに対して、我々は自分たちの最高のパフォーマンスを見せなければ勝てないと思います」
(ボールが転がらないようなピッチコンディションでは攻撃の仕方を変えなければいけないという話があったが、たとえば自陣からロングボールを使う形など、普段のレッズが見せないような攻撃をトレーニングしているのか?)
「そういったトレーニングはしません。まだ私自身はそこまで悪いぬかるみを経験していませんが、J2リーグで他のチームの試合を見たときにボールが転がりにくいピッチ状態を見たことはありますので、ありえることだと思います。そうなるとショートパスをつなぐことは難しいですし、背の高い選手に向けてよりダイレクトなプレーをしなければいけない状況になりますが、それに向けたトレーニングは行いません」
(大宮アルディージャに所属している馬渡和彰選手と話をした際に、リカルド監督のことを『僕のパパだ。自分はリカルド監督の息子だ』と言っていた。たった1年の日々をとても懐かしそうに話し、リカルド監督はよく選手を見ていると言っていた。リカルド監督はもしかすると監督である前に人への関心が強かったのではないかと思うが、実際にはどうか?)
「全てがそこから始まると私は思います。まず人間としてつながるところから監督と選手の関係が始まると思いますし、スタッフとも常にいい関係を築きたいと思っています。つながりができれば選手にも興味をもってもらえますし、良いパフォーマンスを見せて良い試合にしようという気持ちも高まると思います。そして、パフォーマンスが上がっていないときも私は気にかけて、選手たちを成長させようとします。
いつも言っていますが、私とのシーズンがその選手にとってベストシーズンになるようにしてもらいたいですし、人間関係から全てが始まると思っていますので、そこを大事にしています」
(改めて、明日の仙台戦に向けた意気込みは?)
「最近いい方向に向かっていると思いますので、いいサッカーを続けてお見せできればと思います。そして、それをシーズンの最後まで続けなければいけません。先ほども言いましたように、自分たちの最高レベルのパフォーマンスを見せなければいけない仙台戦ですが、いいゲームにして勝ち点3をとって、ファン・サポーターのみなさんに楽しんでもらいたいと思います。これからも勝ち進み、順位表でのポジションを上げていきたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】