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「レッズのスタイルを前面に押し出して、アウェイゲームで勝ちたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 8/6)
8月6日にオンラインで行われた会見でのコメント
(中断期間に選手1名に新型コロナウイルス感染症PCR検査で陽性判定が出たということでトレーニングを積み上げることも大変だったと思うが、中断期間に特に積み上げてきたことは?)
「オリンピック期間中はオリンピック代表に招集されている選手が不在でしたし、違和感などを抱えてトレーニングができなかった選手もいたりしましたので、私が期待したほど積み上げることができませんでした。新型コロナウイルスの影響で二部練習ができないこともありました。攻撃で押し込んだ形のトレーニングなど、できたこともありましたが、満足のいく形にはなりませんでした」
(北海道コンサドーレ札幌の印象は?相手はタイトなマンマークをしてくると思うが、どんなサッカーを展開したいと思っているのか?)
「非常にいい印象を持っているチームです。いい選手がそろっていますし、はっきりとしたアイデアを持ってプレーするチームです。ピッチ上でマンツーマン気味の守備をしますし、攻撃のときは4バックとアンカーが後ろに残り、前線が5人になりますので、5レーンを使って攻撃を仕掛けてきます。こういうチームに対しては、Jリーグの他のチームとはまた違った、彼らのことを意識した守備をしなければいけないと思います。彼らのやり方を理解した上でプレーし、自分たちの最高のレベルを見せなければ勝ち点3は取れないと思います」
(今日の午前中に平野佑一選手の加入が発表されたが、彼の印象や彼に求めていることは?また、この期間中にFW陣の武藤雄樹選手や杉本健勇選手がチームを離れたことは予想外だったのか?)
「彼らの移籍は少し予想外のところがありました。4人の新加入選手がいますので、今回の補強には満足していましたが、武藤選手、杉本選手、さらにヒデ(武田英寿)が出て行ったことは、後半戦はチームの層の厚さが大事だと思っていた私にとっては少し予想外でした。連戦が続きますし、その中でケガ人やカードの累積で出られない選手たちが出てくると思いますので、そこまであまりプレーしていなかった選手がタイトルをもたらしたり、チームを勝たせてくれる時期だったりします。
その中で平野選手が来ますが、彼は攻撃のときにゲームメークできるだけではなく、守備も期待したいと思います。まだ若い選手ですし、成長の余地もまだまだ残っていると思います。彼はサッカーを理解していて、ポジショニングも非常にうまいので、ビルドアップでもそれが生きると思います。また、彼がボランチでプレーすれば、小泉(佳穂)選手を完全にトップ下として起用することもできます。
夏の移籍市場はまだ開いていますので、武藤選手や杉本選手が出ていった穴を埋める補強ができるかどうかということもあります」
(夏の補強でまだ合流できていない選手も多い一方、江坂 任選手は早い時期からチームに合流しているが、江坂選手のチームとの連係などの進捗具合はどうか?)
「私のサッカーにはどうしても最初は順応するプロセスが必要になります。徳島(ヴォルティス)でもそうでしたが、シーズン途中に加入する選手は慣れるまでに少し時間がかかることもありました。全員が正しいポジションにいないと壊れるサッカーだと思っていますので、まだまだこれから私のサッカーの特長を理解してもらっていくプロセスは必要だと思いますが、かなり慣れてきています。
ただ、違和感やケガなどを抱えていた選手もいましたので、彼らと一緒にトレーニングしていないということもあります。試合をこなしながら、ビデオなども見せながら、さらに慣れていってもらいたいと思います。
この時期は私にとって一番難しい時期だと思っています。新加入の選手たちがいますが、ほとんどがまだ合流しておらず、これから連戦が始まりますのでトレーニングに割く時間もあまりない中で、どのようにやっていけば彼らがうまくチームにはまっていくのかということを心配しています」
(札幌は7月30日に試合を行っていて、レッズは約1ヵ月ぶりになるが、試合が空いたことが与える影響はありそうか?)
「試合の感覚も心配しています。長い間、公式戦でプレーしておらず、中断前も(ベガルタ)仙台戦、大分(トリニータ)戦などで選手たちの消耗が見られていました。その消耗を考えると中断することでリフレッシュできたと思います。2月から7月の間に、(YBC)ルヴァンカップや天皇杯も含めて32試合とたくさんの試合をこなしてきたあとの中断はよかったと思います。
ただ、いきなり厳しいゲームが予想される相手との試合でどこまで試合の感覚を取り戻せるかが一つのテーマになると思います。先ほども言ったように、トレーニングでも最初にプランニングしていたものができなかったということがありますので、心配です」
(中断期間に思ったようなことが積み上げられなかったと言っていたが、前半戦を振り返って、どういったところに問題を抱えて中断期間を迎え、どういったことを積み上げていこうと計画していたのか?)
「シーズンの立ち上がりは守備に難を抱えていましたが、前半戦のうちに改善できましたので、パフォーマンスが上がってきたと思います。自分たちのパフォーマンスが上がることによって、レッズが相手チームからリスペクトされるような流れになっていったと思います。相手が引いて守ったり、フォーメーションを変えて5バックで守ってくる姿が見られましたので、さらにそこを突破するためのラストサードのコンセプトがこの中断期間の大きなテーマでした。
オフのあとの1週目はフィジカルのコンディションを上げる、レベルを取り戻すことや、技術や体のコーディネーションを重点的に行いました。1週目でボールのフィーリングは取り戻したと思います。2週目に入ってからは、新型コロナウイルスの状況で満足のいくトレーニングはできませんでした。
ただ、今週に入って昨日は二部練習もできましたのでよかったと思います。特に午後のトレーニングは非常に質の高いものになったと思います」
(札幌戦ではレッズを応援しているみなさんにどんなところを見てもらいたいか?)
「札幌は他のチームとは違った特徴を持っていますので、自分たちのプランを遂行して相手にダメージを与えながら流れをつかみたいと思っています。この試合ではしっかりとボールを保持したいと思っています。1戦目では自分たちが少し引き気味で守備の時間が長くなってしまいましたので、レッズのチームのスタイルを前面に押し出して、アウェイゲームで勝ちたいです。
J1リーグではアウェイゲームを勝つことがキーポイントになってくると思っています。その挑戦がこの札幌戦ですが、(横浜F・)マリノスや(ヴィッセル)神戸などに近づいてACL(AFCチャンピオンズリーグ)の出場権を獲得するためには、もちろんホームでも勝たなければいけないですし、アウェイでも勝利を収めて勝ち点をしっかりと取っていなかければいけないと思っています」
(1ヵ月ほどはナイトゲームとはいえ暑い中で試合をしなければならないが、こういう時期に試合で大切にしたいと考えていることは?)
「水分補給が大事だと思います。睡眠や食事にも気をつけなければいけません。フィジカルコンディションをいい状態にしておくことが大事ですが、この暑さは日差しというよりも湿度に対する耐性ができていなければいけないと思います。徳島にいたときは海が近かったからなのか、ここまでの暑さは感じませんでしたが、試合になれば両チーム同じ条件ですので、いい状態をつくっておかなければいけません。
私たちは3つの大会を戦っていて、ここから1ヵ月で9試合プレーすることになります。その9戦目である9月10日の試合が終わったところでACL出場権に近いところにいるようにJ1リーグで勝ち点を取りたいですし、天皇杯やルヴァンカップも駒を進めていきたいと思っています」
(札幌は特殊な相手で今季のレッズが唯一、5枚で守るような形になったと思うが、相手に対応する部分と自分たちを向上させていく部分、この時期にはどういうバランスで進めていこうと考えているのか?)
「あの試合では勝ち点を取るためにあの形が良いと判断しました。実際に勝ち点1を得ることができましたし、健勇のチャンスで勝つ可能性もあった試合でした。そしてこのタイミングで今、チームにとって何が一番いいのかということを考えてプランを組み立てていきたいと思いますが、できれば自分たちのやり方を押し通したいです。もちろん相手のことを考慮しながらですが、できるだけ攻撃的にプレーし、勝利につなげたいと思っています」
(平野選手の加入が発表されたが、ボランチが欲しかったのか、それとも平野選手を見てこの選手が欲しいと思ったのか?)
「ボランチの補強はレッズに来た当初から考えていたことで、探していました。そのポジションでは伊藤敦樹や柴戸(海)が非常にいい仕事をしてくれていますし、阿部(勇樹)や金子(大毅)もピッチに立ったときは力になってくれていますが、たとえば徳島の岩尾 憲のようなタイプ、チームのブレーンになるようなタイプを探していました。それを平野選手ができるであろうということで獲得しました。平野選手は若い選手ですし、これからもさらに成長できる選手だと思っています。クラブのスカウトや強化から紹介されて獲得に至りましたが、彼には加入してからも成長し続けることを期待しています」
(暑い中で大切にしたいことについての話があったが、中断期間に気温が一気に上がった中、トレーニング中の選手たちのパフォーマンスはどうか?また試合だけではなく、暑い中でチームをマネジメントする上で大切にしていることはあるか?)
「この暑さの中で選手たちはがんばってくれていますが、非常に難しいところがあります。強度が上がらない場合もあります。この時期、さらにレベルを上げるためにトレーニングを積んでいきたいと思っている中、選手たちもベストを尽くしていますが、できないこともあります。私たちがしっかりとトレーニングの負荷やボリューム、休憩なども考慮しながらトレーニングを組み立てなければいけません。
先ほども言いましたが、(中断期間の)1週目はいいトレーニングができました。2週目は難しい部分もありましたが、この暑さの中でのトレーニングでは水分補給と休息が大事だと思っています」
(前半戦のうちにパフォーマンスが上がっていったという話もあったが、実際に札幌と戦った3月と比べて今は見違えるようなチームになっていると思う。前回の札幌戦でできなかったことで今回の試合で発揮したいと考えていることはあるか?)
「自分たちのサッカーを見せたいと思います。しっかりとボールを保持して、攻撃する姿を見せたいと思います。札幌は(後ろが)4-1と(前が)5枚に分かれて、さらにGKが出てきていい動きをしますので、非常にやりにくいチームです。5レーンをうまく使うチームで、サイドにもいい選手がいますので、彼らがボールを持つと奪いにくいと思います。だからこそ、自分たちがボールを大事にキープしたいと思っています。
ただ、相手のプレスもありますので、難しい試合になると思います。自分たちの形にもっていき、自分たちにとって有利な流れにもっていくことができれば、しっかりと勝ち点につながると思いますし、後半戦は勝ち続けていきたいと思っています」
(札幌戦を含めた中断明けの後半戦に向けた意気込みは?)
「中断明けはいいゲームで勝ち点3を取って再開したいです。目標は上位にいくことですので、そのためにチームとして難しい相手に対してチャレンジしていきたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
(中断期間に選手1名に新型コロナウイルス感染症PCR検査で陽性判定が出たということでトレーニングを積み上げることも大変だったと思うが、中断期間に特に積み上げてきたことは?)
「オリンピック期間中はオリンピック代表に招集されている選手が不在でしたし、違和感などを抱えてトレーニングができなかった選手もいたりしましたので、私が期待したほど積み上げることができませんでした。新型コロナウイルスの影響で二部練習ができないこともありました。攻撃で押し込んだ形のトレーニングなど、できたこともありましたが、満足のいく形にはなりませんでした」
(北海道コンサドーレ札幌の印象は?相手はタイトなマンマークをしてくると思うが、どんなサッカーを展開したいと思っているのか?)
「非常にいい印象を持っているチームです。いい選手がそろっていますし、はっきりとしたアイデアを持ってプレーするチームです。ピッチ上でマンツーマン気味の守備をしますし、攻撃のときは4バックとアンカーが後ろに残り、前線が5人になりますので、5レーンを使って攻撃を仕掛けてきます。こういうチームに対しては、Jリーグの他のチームとはまた違った、彼らのことを意識した守備をしなければいけないと思います。彼らのやり方を理解した上でプレーし、自分たちの最高のレベルを見せなければ勝ち点3は取れないと思います」
(今日の午前中に平野佑一選手の加入が発表されたが、彼の印象や彼に求めていることは?また、この期間中にFW陣の武藤雄樹選手や杉本健勇選手がチームを離れたことは予想外だったのか?)
「彼らの移籍は少し予想外のところがありました。4人の新加入選手がいますので、今回の補強には満足していましたが、武藤選手、杉本選手、さらにヒデ(武田英寿)が出て行ったことは、後半戦はチームの層の厚さが大事だと思っていた私にとっては少し予想外でした。連戦が続きますし、その中でケガ人やカードの累積で出られない選手たちが出てくると思いますので、そこまであまりプレーしていなかった選手がタイトルをもたらしたり、チームを勝たせてくれる時期だったりします。
その中で平野選手が来ますが、彼は攻撃のときにゲームメークできるだけではなく、守備も期待したいと思います。まだ若い選手ですし、成長の余地もまだまだ残っていると思います。彼はサッカーを理解していて、ポジショニングも非常にうまいので、ビルドアップでもそれが生きると思います。また、彼がボランチでプレーすれば、小泉(佳穂)選手を完全にトップ下として起用することもできます。
夏の移籍市場はまだ開いていますので、武藤選手や杉本選手が出ていった穴を埋める補強ができるかどうかということもあります」
(夏の補強でまだ合流できていない選手も多い一方、江坂 任選手は早い時期からチームに合流しているが、江坂選手のチームとの連係などの進捗具合はどうか?)
「私のサッカーにはどうしても最初は順応するプロセスが必要になります。徳島(ヴォルティス)でもそうでしたが、シーズン途中に加入する選手は慣れるまでに少し時間がかかることもありました。全員が正しいポジションにいないと壊れるサッカーだと思っていますので、まだまだこれから私のサッカーの特長を理解してもらっていくプロセスは必要だと思いますが、かなり慣れてきています。
ただ、違和感やケガなどを抱えていた選手もいましたので、彼らと一緒にトレーニングしていないということもあります。試合をこなしながら、ビデオなども見せながら、さらに慣れていってもらいたいと思います。
この時期は私にとって一番難しい時期だと思っています。新加入の選手たちがいますが、ほとんどがまだ合流しておらず、これから連戦が始まりますのでトレーニングに割く時間もあまりない中で、どのようにやっていけば彼らがうまくチームにはまっていくのかということを心配しています」
(札幌は7月30日に試合を行っていて、レッズは約1ヵ月ぶりになるが、試合が空いたことが与える影響はありそうか?)
「試合の感覚も心配しています。長い間、公式戦でプレーしておらず、中断前も(ベガルタ)仙台戦、大分(トリニータ)戦などで選手たちの消耗が見られていました。その消耗を考えると中断することでリフレッシュできたと思います。2月から7月の間に、(YBC)ルヴァンカップや天皇杯も含めて32試合とたくさんの試合をこなしてきたあとの中断はよかったと思います。
ただ、いきなり厳しいゲームが予想される相手との試合でどこまで試合の感覚を取り戻せるかが一つのテーマになると思います。先ほども言ったように、トレーニングでも最初にプランニングしていたものができなかったということがありますので、心配です」
(中断期間に思ったようなことが積み上げられなかったと言っていたが、前半戦を振り返って、どういったところに問題を抱えて中断期間を迎え、どういったことを積み上げていこうと計画していたのか?)
「シーズンの立ち上がりは守備に難を抱えていましたが、前半戦のうちに改善できましたので、パフォーマンスが上がってきたと思います。自分たちのパフォーマンスが上がることによって、レッズが相手チームからリスペクトされるような流れになっていったと思います。相手が引いて守ったり、フォーメーションを変えて5バックで守ってくる姿が見られましたので、さらにそこを突破するためのラストサードのコンセプトがこの中断期間の大きなテーマでした。
オフのあとの1週目はフィジカルのコンディションを上げる、レベルを取り戻すことや、技術や体のコーディネーションを重点的に行いました。1週目でボールのフィーリングは取り戻したと思います。2週目に入ってからは、新型コロナウイルスの状況で満足のいくトレーニングはできませんでした。
ただ、今週に入って昨日は二部練習もできましたのでよかったと思います。特に午後のトレーニングは非常に質の高いものになったと思います」
(札幌戦ではレッズを応援しているみなさんにどんなところを見てもらいたいか?)
「札幌は他のチームとは違った特徴を持っていますので、自分たちのプランを遂行して相手にダメージを与えながら流れをつかみたいと思っています。この試合ではしっかりとボールを保持したいと思っています。1戦目では自分たちが少し引き気味で守備の時間が長くなってしまいましたので、レッズのチームのスタイルを前面に押し出して、アウェイゲームで勝ちたいです。
J1リーグではアウェイゲームを勝つことがキーポイントになってくると思っています。その挑戦がこの札幌戦ですが、(横浜F・)マリノスや(ヴィッセル)神戸などに近づいてACL(AFCチャンピオンズリーグ)の出場権を獲得するためには、もちろんホームでも勝たなければいけないですし、アウェイでも勝利を収めて勝ち点をしっかりと取っていなかければいけないと思っています」
(1ヵ月ほどはナイトゲームとはいえ暑い中で試合をしなければならないが、こういう時期に試合で大切にしたいと考えていることは?)
「水分補給が大事だと思います。睡眠や食事にも気をつけなければいけません。フィジカルコンディションをいい状態にしておくことが大事ですが、この暑さは日差しというよりも湿度に対する耐性ができていなければいけないと思います。徳島にいたときは海が近かったからなのか、ここまでの暑さは感じませんでしたが、試合になれば両チーム同じ条件ですので、いい状態をつくっておかなければいけません。
私たちは3つの大会を戦っていて、ここから1ヵ月で9試合プレーすることになります。その9戦目である9月10日の試合が終わったところでACL出場権に近いところにいるようにJ1リーグで勝ち点を取りたいですし、天皇杯やルヴァンカップも駒を進めていきたいと思っています」
(札幌は特殊な相手で今季のレッズが唯一、5枚で守るような形になったと思うが、相手に対応する部分と自分たちを向上させていく部分、この時期にはどういうバランスで進めていこうと考えているのか?)
「あの試合では勝ち点を取るためにあの形が良いと判断しました。実際に勝ち点1を得ることができましたし、健勇のチャンスで勝つ可能性もあった試合でした。そしてこのタイミングで今、チームにとって何が一番いいのかということを考えてプランを組み立てていきたいと思いますが、できれば自分たちのやり方を押し通したいです。もちろん相手のことを考慮しながらですが、できるだけ攻撃的にプレーし、勝利につなげたいと思っています」
(平野選手の加入が発表されたが、ボランチが欲しかったのか、それとも平野選手を見てこの選手が欲しいと思ったのか?)
「ボランチの補強はレッズに来た当初から考えていたことで、探していました。そのポジションでは伊藤敦樹や柴戸(海)が非常にいい仕事をしてくれていますし、阿部(勇樹)や金子(大毅)もピッチに立ったときは力になってくれていますが、たとえば徳島の岩尾 憲のようなタイプ、チームのブレーンになるようなタイプを探していました。それを平野選手ができるであろうということで獲得しました。平野選手は若い選手ですし、これからもさらに成長できる選手だと思っています。クラブのスカウトや強化から紹介されて獲得に至りましたが、彼には加入してからも成長し続けることを期待しています」
(暑い中で大切にしたいことについての話があったが、中断期間に気温が一気に上がった中、トレーニング中の選手たちのパフォーマンスはどうか?また試合だけではなく、暑い中でチームをマネジメントする上で大切にしていることはあるか?)
「この暑さの中で選手たちはがんばってくれていますが、非常に難しいところがあります。強度が上がらない場合もあります。この時期、さらにレベルを上げるためにトレーニングを積んでいきたいと思っている中、選手たちもベストを尽くしていますが、できないこともあります。私たちがしっかりとトレーニングの負荷やボリューム、休憩なども考慮しながらトレーニングを組み立てなければいけません。
先ほども言いましたが、(中断期間の)1週目はいいトレーニングができました。2週目は難しい部分もありましたが、この暑さの中でのトレーニングでは水分補給と休息が大事だと思っています」
(前半戦のうちにパフォーマンスが上がっていったという話もあったが、実際に札幌と戦った3月と比べて今は見違えるようなチームになっていると思う。前回の札幌戦でできなかったことで今回の試合で発揮したいと考えていることはあるか?)
「自分たちのサッカーを見せたいと思います。しっかりとボールを保持して、攻撃する姿を見せたいと思います。札幌は(後ろが)4-1と(前が)5枚に分かれて、さらにGKが出てきていい動きをしますので、非常にやりにくいチームです。5レーンをうまく使うチームで、サイドにもいい選手がいますので、彼らがボールを持つと奪いにくいと思います。だからこそ、自分たちがボールを大事にキープしたいと思っています。
ただ、相手のプレスもありますので、難しい試合になると思います。自分たちの形にもっていき、自分たちにとって有利な流れにもっていくことができれば、しっかりと勝ち点につながると思いますし、後半戦は勝ち続けていきたいと思っています」
(札幌戦を含めた中断明けの後半戦に向けた意気込みは?)
「中断明けはいいゲームで勝ち点3を取って再開したいです。目標は上位にいくことですので、そのためにチームとして難しい相手に対してチャレンジしていきたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】