NEWS
オズワルド オリヴェイラ監督 磐田戦試合後会見
明治安田生命J1リーグ第22節 vsジュビロ磐田 試合後のコメント
「前半は非常に難しい試合になりました。磐田は非常に整っていて、賢い選手がそろっているチームだと思います。タイミングよく相手の弱点を突こうとする冷静さがあります。前半に相手にとって惜しい場面がありましたけど、あのゴールが決まっていれば、全く違う展開になっていたかもしれません。もちろん我々にもチャンスがあったんですけど、そういったチャンスで決まるか決まらないかで、結果が変わった試合だと思います。
しかし、90分を通して見ますと、レッズは形を崩すことなく、ゲームを支配しながら、うまく試合を進めることができたと思います。チャンスもつくっていました。タイミングよく得点することができましたし、その後は狙い通りカウンターから点差を広げることができ、試合を決定づけることができました。最終的にはかなり大きな点差が開く試合となりました」
[質疑応答]
(過去2試合は無得点に終わったが、今日は4点を取った。過去2試合と今日の違いはどのように映っているか?)
「本日の磐田は、前節の対戦相手よりずっと良いプレーをしていたと思います。前節の鳥栖と今節の磐田を比較しますと、磐田はその一部の比較の中では、より敗戦から遠い存在だったと思います。
磐田のスタイルは、ボールをしっかり扱って得点を狙っていくスタイルでしたので、我々にとってもよりプレーしやすい展開となりました。前節ではなく、その前の長崎戦の場合は、長崎が常に試合をぶつ切りにし、時間稼ぎをしながら、ラグビーのようにプレーしていた試合でした」
(今のレッズにとって、先制点を取ることが大きな意味を持つと思う。今は守備力が高く、点を取ってしまえばいい、という戦い方ができると思うが、先制点の意味をどのように感じているか?)
「チームづくりのベースとして、ディフェンスを組み立てていかないといけないと思います。ディフェンスをつくることによって、それが相手の攻撃のフィルターになり、攻撃しにくい形ができます。それができれば、今度は攻撃に転じることができるようになると思います。
良い守備ができれば、それが自信につながります。なぜなら攻撃を仕掛けてボールを失ってしまったとしても、後ろで守ってくれるという安心感があるからです。そうなると、力強い攻撃も仕掛けることができます」
(今日は選手の変更があったが、変わって先発した選手の評価は?)
「とても良かったと思います。阿部も森脇も、レギュラーの力があると思います。森脇はケガをしていて、長い間、先発では出場していませんでした。そして、スタメンからプレーをできるよう、今まで準備を進めてきました。徐々に出場時間を伸ばすなどして準備を進めてきていますけど、近い将来、90分できる状態になることを期待しています。
阿部は非常に珍しい宝石だと、私は感じています。その珍しい存在を、私たちはできるだけ長く輝かせるようにしていきたいと思っています。だから、どのタイミングで、どの試合で使うのかということを、私は常に考えています。彼のキャリアをできるだけ長くしたいと、私は思っています。このグループの中で阿部が力を発揮する時期が長ければ長いほど、チームにとっても良いことだと思います」
(55分に先制ゴールを奪い、その6分後にファブリシオの2点目が決まった。そこから残り時間が30分以上あった中で、磐田は攻撃が強いチームだが、その磐田にほとんど裏を使わせなかった。オリヴェイラ監督がイメージをつくったことが、守備が堅くなった要因では?)
「私が選手に指示を出しているのは『攻撃を仕掛けているときこそ、守備の用意をしろ』ということです。一部の選手たちが攻撃を仕掛けていて、それ以外の選手たちはそれを眺めながら応援してしまってはいけません。相手のカウンターを阻止する守備の準備をしなければいけません。選手たちはハードワークをしながら、それをしっかり実行してくれていると思います。磐田のような整った、強力な攻撃を仕掛けられるチームを抑えるのは簡単なことではないのですが、選手たちががんばってそれをやったからこそ、磐田は我々の背後のスペースを使うことができなかったですし、カウンターを仕掛けることがあまりできなかったと思います」
(磐田の名波監督は、『前半はほぼ思い通りにプレーできたが、後半はセカンドボール、ルースボールが拾えなくなり、そこからリズムが失われていった』と話していたが、ボールを奪う、守るという修正はどのようにやったのか?)
「私たちが行った修正は、中盤の枚数を増やす、ということでした。武藤かファブリシオが降りて、青木・柏木のところに加わるという指示を出しましたし、攻撃を仕掛けているときは、阿部が上がって中盤のスペースを埋める、ということをしました。それを実行することによって、よりボールを持つことができましたし、より押し込む場面が出てきたのかな、と思います。サイドにもボールをさばくことができましたし、そこが攻撃の起点になったと思います」
(ファブリシオがハットトリックを達成したが、監督の評価は?)
「ファブリシオはまだ、日本での再順応期間だと思っています。ポルトガルで45日くらい試合から離れている状態で日本に来たのですけど、来たばかりのところでケガをしてしまって、ケガから回復する時間もありました。コンディションはまだこれから上がっていくと思いますし、力強さ、ゲームのリズム感などが、これからさらに良くなっていくと期待しています」
(荻原はDF登録だが、今日は前目のポジションで起用し、アシストをした。起用の狙いと評価は?)
「荻原は相手の攻撃を遅らせることもできれば、中盤などで攻撃的なプレーもできる、ユーティリティープレーヤーだと言える選手です。彼を入れることによって、宇賀神のところでつくられていた1対2の形をさせない、というのがひとつの狙いでしたけど、同時にボールを奪ったら彼の力強さを利用して、カウンターアタックを仕掛ける、ということもしました。そういったところから生まれた得点です」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
「前半は非常に難しい試合になりました。磐田は非常に整っていて、賢い選手がそろっているチームだと思います。タイミングよく相手の弱点を突こうとする冷静さがあります。前半に相手にとって惜しい場面がありましたけど、あのゴールが決まっていれば、全く違う展開になっていたかもしれません。もちろん我々にもチャンスがあったんですけど、そういったチャンスで決まるか決まらないかで、結果が変わった試合だと思います。
しかし、90分を通して見ますと、レッズは形を崩すことなく、ゲームを支配しながら、うまく試合を進めることができたと思います。チャンスもつくっていました。タイミングよく得点することができましたし、その後は狙い通りカウンターから点差を広げることができ、試合を決定づけることができました。最終的にはかなり大きな点差が開く試合となりました」
[質疑応答]
(過去2試合は無得点に終わったが、今日は4点を取った。過去2試合と今日の違いはどのように映っているか?)
「本日の磐田は、前節の対戦相手よりずっと良いプレーをしていたと思います。前節の鳥栖と今節の磐田を比較しますと、磐田はその一部の比較の中では、より敗戦から遠い存在だったと思います。
磐田のスタイルは、ボールをしっかり扱って得点を狙っていくスタイルでしたので、我々にとってもよりプレーしやすい展開となりました。前節ではなく、その前の長崎戦の場合は、長崎が常に試合をぶつ切りにし、時間稼ぎをしながら、ラグビーのようにプレーしていた試合でした」
(今のレッズにとって、先制点を取ることが大きな意味を持つと思う。今は守備力が高く、点を取ってしまえばいい、という戦い方ができると思うが、先制点の意味をどのように感じているか?)
「チームづくりのベースとして、ディフェンスを組み立てていかないといけないと思います。ディフェンスをつくることによって、それが相手の攻撃のフィルターになり、攻撃しにくい形ができます。それができれば、今度は攻撃に転じることができるようになると思います。
良い守備ができれば、それが自信につながります。なぜなら攻撃を仕掛けてボールを失ってしまったとしても、後ろで守ってくれるという安心感があるからです。そうなると、力強い攻撃も仕掛けることができます」
(今日は選手の変更があったが、変わって先発した選手の評価は?)
「とても良かったと思います。阿部も森脇も、レギュラーの力があると思います。森脇はケガをしていて、長い間、先発では出場していませんでした。そして、スタメンからプレーをできるよう、今まで準備を進めてきました。徐々に出場時間を伸ばすなどして準備を進めてきていますけど、近い将来、90分できる状態になることを期待しています。
阿部は非常に珍しい宝石だと、私は感じています。その珍しい存在を、私たちはできるだけ長く輝かせるようにしていきたいと思っています。だから、どのタイミングで、どの試合で使うのかということを、私は常に考えています。彼のキャリアをできるだけ長くしたいと、私は思っています。このグループの中で阿部が力を発揮する時期が長ければ長いほど、チームにとっても良いことだと思います」
(55分に先制ゴールを奪い、その6分後にファブリシオの2点目が決まった。そこから残り時間が30分以上あった中で、磐田は攻撃が強いチームだが、その磐田にほとんど裏を使わせなかった。オリヴェイラ監督がイメージをつくったことが、守備が堅くなった要因では?)
「私が選手に指示を出しているのは『攻撃を仕掛けているときこそ、守備の用意をしろ』ということです。一部の選手たちが攻撃を仕掛けていて、それ以外の選手たちはそれを眺めながら応援してしまってはいけません。相手のカウンターを阻止する守備の準備をしなければいけません。選手たちはハードワークをしながら、それをしっかり実行してくれていると思います。磐田のような整った、強力な攻撃を仕掛けられるチームを抑えるのは簡単なことではないのですが、選手たちががんばってそれをやったからこそ、磐田は我々の背後のスペースを使うことができなかったですし、カウンターを仕掛けることがあまりできなかったと思います」
(磐田の名波監督は、『前半はほぼ思い通りにプレーできたが、後半はセカンドボール、ルースボールが拾えなくなり、そこからリズムが失われていった』と話していたが、ボールを奪う、守るという修正はどのようにやったのか?)
「私たちが行った修正は、中盤の枚数を増やす、ということでした。武藤かファブリシオが降りて、青木・柏木のところに加わるという指示を出しましたし、攻撃を仕掛けているときは、阿部が上がって中盤のスペースを埋める、ということをしました。それを実行することによって、よりボールを持つことができましたし、より押し込む場面が出てきたのかな、と思います。サイドにもボールをさばくことができましたし、そこが攻撃の起点になったと思います」
(ファブリシオがハットトリックを達成したが、監督の評価は?)
「ファブリシオはまだ、日本での再順応期間だと思っています。ポルトガルで45日くらい試合から離れている状態で日本に来たのですけど、来たばかりのところでケガをしてしまって、ケガから回復する時間もありました。コンディションはまだこれから上がっていくと思いますし、力強さ、ゲームのリズム感などが、これからさらに良くなっていくと期待しています」
(荻原はDF登録だが、今日は前目のポジションで起用し、アシストをした。起用の狙いと評価は?)
「荻原は相手の攻撃を遅らせることもできれば、中盤などで攻撃的なプレーもできる、ユーティリティープレーヤーだと言える選手です。彼を入れることによって、宇賀神のところでつくられていた1対2の形をさせない、というのがひとつの狙いでしたけど、同時にボールを奪ったら彼の力強さを利用して、カウンターアタックを仕掛ける、ということもしました。そういったところから生まれた得点です」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】