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オズワルド オリヴェイラ監督会見(9/7)
9月7日に大原サッカー場にて行われた会見でのコメント
[質疑応答]
(オフはどんな過ごし方をしたか?)
「もちろんリフレッシュに努めましたが、早く仕事を再開したい気持ちで過ごしました」
(トレーニング再開に伴い、重点的に取り組んでいくことは?)
「まずはファブリシオの穴をどのように埋めていくかを考えなければいけません。彼のコンディションもどんどん上がっていて、我々にとって不可欠な選手になっていた中で、前節の試合ではあまりにも早い時間で交代せざるを得ませんでした。おそらく今シーズンはプレーできない状態です。ファブリシオの不在をどのように埋めるかが、試合までの時間で準備しなければいけないところです」
(残りの試合でどのような点を修正、または付け加える必要があるか?)
「(8月は)我々にとってかなりハードな日程になりました。それによってチームに不安定な部分も出てきました。チームでも頼りにされていた遠藤がいなくなった中での連戦でした。シーズンを通じて安定性がなく、チームのバランスが良くなってきたところで遠藤が抜けてしまったので、作り直さなければいけないことがありました。ファブリシオの件も似たような状況です。彼が入り、チームの中でバランスが取れだし、攻撃にも力強さを加えてくれる重要な存在になっていた彼がいなくなることで、もう一度作り直す部分が出てきます」
(ワールドカップ期間中のリーグ中断期間で行ったフィジカルトレーニングの成果は、特に9から10月で出ると思うが?)
「トレーニングの蓄積や貯金は、9から10月のところで効果が出ると思いますが、8月にも既に見ることができました。もちろん、最もバランスよくそうしたことに取り組めるのは、プレシーズンのトレーニングですし、それができていれば理想でした。浦和レッズは、長年別の監督の下でトレーニングの形が定まっていて、さらにシーズンの途中で監督が替わることがありましたので、その影響もあったと思います。シーズンの途中であまりにも多くのことを変え過ぎると、いい影響を与えません。いじらないでいいところは私もいじらないように努めてきました。例えば、私は4バックが好きですが、3バックのところは変えませんでした。3バックでバランスよくプレーできていましたので、そこを変えずにチームが前に行けるように考えて準備を進めてきました。そこにファブリシオが来たことで、チームに攻撃力が加わり、得点も増えてきました。物事に方向性を与えて、それぞれのピースの位置が定まってきたところで遠藤の移籍や、ファブリシオのケガがあり、もう一度そこを再考しなければいけない状況になっています」
(前の監督の影響はどういったことが残っているか?)
「倫理的な観点からも前任者の話はしたくありませんが、私たちと違ったトレーニングの仕方をしていたことは感じています。そして、シーズンの途中から準備を行うことは非常に難しいことですし、違った哲学があったところに入ることは、さらに難しいことだと思います。ワールドカップの中断期間では夏合宿を行いました。その期間中に、我々に不足していると思ったことをトレーニングしてきました。しかし、夏の合宿だけで私が理想としているところまで持って行くことは難しいです。ピンポイントで選手個別のことも考える必要もあります。そういった意味でも、遠藤やファブリシオがいないことは、今後影響してくるところだと思います」
(トレーニングではマーカーではなく、白いゴムを使ってエリアを区切るが、どういった意図があるのか?)
「ラインがはっきりします。マーカーでラインを作った場合、ボールがラインアウトしたのかどうかがはっきりしません。しかし、あのテープを使うことにより、インなのかアウトなのかがはっきりします。私はバレーボールでそのようなトレーニングを行っているのを目にしました。バレーボールもインなのかアウトなのかが、かなり議論されるスポーツです。特にミニゲームのときなどは、その部分をはっきりさせてトレーニングをコントロールしたいと思っています」
(トレーニングの精度を高める意識を植え付けるための工夫ということか?)
「その通りです。自分がどこまでプレーできるかを理解させます。ミニゲームなどでプレーエリアを狭くすると、プレーの回数が増えます。しかし、インなのかアウトなのかをはっきりさせないと、トレーニングの質が落ちます」
(遠藤選手の移籍に伴い出場している岩波選手にはどのような印象を持っているか?)
「岩波は非常に質の高い選手です。いいマークもできますし、いいパスも持っています。ゲームの読みもいいと思います。そして、まだ若いのでこれからも成長していくと思います。近い将来、遠藤のレベルまで彼は到達することができると思います。ただ、そのタイミングでベルギーのチームに引き抜かれたくはないですね(笑)。(遠藤が)移籍する話を聞いたときは、シーズンの途中でしたし、かなりショックでした」
(岩波選手は4年後のワールドカップを狙えるポテンシャルを持っているか?)
「今後の進化・発展によると思います。ただ、それができると思わせる能力を持っています。現代のサッカーでは引いて守るチームが多いので、相手チームのセンターバックはボールを持つ機会が増えます。ですので、ボールの扱いがうまい必要がありますし、視野の広さが必要です。プレーの起点になれるいいパスを持っていなければいけません。このチームで言うならば、左では槙野、右では岩波が少し高めの位置を取って後ろからサポートします。そのように攻撃に参加することも重要なプレーですし、プレーの起点のところでパスの質があることが重要です」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
[質疑応答]
(オフはどんな過ごし方をしたか?)
「もちろんリフレッシュに努めましたが、早く仕事を再開したい気持ちで過ごしました」
(トレーニング再開に伴い、重点的に取り組んでいくことは?)
「まずはファブリシオの穴をどのように埋めていくかを考えなければいけません。彼のコンディションもどんどん上がっていて、我々にとって不可欠な選手になっていた中で、前節の試合ではあまりにも早い時間で交代せざるを得ませんでした。おそらく今シーズンはプレーできない状態です。ファブリシオの不在をどのように埋めるかが、試合までの時間で準備しなければいけないところです」
(残りの試合でどのような点を修正、または付け加える必要があるか?)
「(8月は)我々にとってかなりハードな日程になりました。それによってチームに不安定な部分も出てきました。チームでも頼りにされていた遠藤がいなくなった中での連戦でした。シーズンを通じて安定性がなく、チームのバランスが良くなってきたところで遠藤が抜けてしまったので、作り直さなければいけないことがありました。ファブリシオの件も似たような状況です。彼が入り、チームの中でバランスが取れだし、攻撃にも力強さを加えてくれる重要な存在になっていた彼がいなくなることで、もう一度作り直す部分が出てきます」
(ワールドカップ期間中のリーグ中断期間で行ったフィジカルトレーニングの成果は、特に9から10月で出ると思うが?)
「トレーニングの蓄積や貯金は、9から10月のところで効果が出ると思いますが、8月にも既に見ることができました。もちろん、最もバランスよくそうしたことに取り組めるのは、プレシーズンのトレーニングですし、それができていれば理想でした。浦和レッズは、長年別の監督の下でトレーニングの形が定まっていて、さらにシーズンの途中で監督が替わることがありましたので、その影響もあったと思います。シーズンの途中であまりにも多くのことを変え過ぎると、いい影響を与えません。いじらないでいいところは私もいじらないように努めてきました。例えば、私は4バックが好きですが、3バックのところは変えませんでした。3バックでバランスよくプレーできていましたので、そこを変えずにチームが前に行けるように考えて準備を進めてきました。そこにファブリシオが来たことで、チームに攻撃力が加わり、得点も増えてきました。物事に方向性を与えて、それぞれのピースの位置が定まってきたところで遠藤の移籍や、ファブリシオのケガがあり、もう一度そこを再考しなければいけない状況になっています」
(前の監督の影響はどういったことが残っているか?)
「倫理的な観点からも前任者の話はしたくありませんが、私たちと違ったトレーニングの仕方をしていたことは感じています。そして、シーズンの途中から準備を行うことは非常に難しいことですし、違った哲学があったところに入ることは、さらに難しいことだと思います。ワールドカップの中断期間では夏合宿を行いました。その期間中に、我々に不足していると思ったことをトレーニングしてきました。しかし、夏の合宿だけで私が理想としているところまで持って行くことは難しいです。ピンポイントで選手個別のことも考える必要もあります。そういった意味でも、遠藤やファブリシオがいないことは、今後影響してくるところだと思います」
(トレーニングではマーカーではなく、白いゴムを使ってエリアを区切るが、どういった意図があるのか?)
「ラインがはっきりします。マーカーでラインを作った場合、ボールがラインアウトしたのかどうかがはっきりしません。しかし、あのテープを使うことにより、インなのかアウトなのかがはっきりします。私はバレーボールでそのようなトレーニングを行っているのを目にしました。バレーボールもインなのかアウトなのかが、かなり議論されるスポーツです。特にミニゲームのときなどは、その部分をはっきりさせてトレーニングをコントロールしたいと思っています」
(トレーニングの精度を高める意識を植え付けるための工夫ということか?)
「その通りです。自分がどこまでプレーできるかを理解させます。ミニゲームなどでプレーエリアを狭くすると、プレーの回数が増えます。しかし、インなのかアウトなのかをはっきりさせないと、トレーニングの質が落ちます」
(遠藤選手の移籍に伴い出場している岩波選手にはどのような印象を持っているか?)
「岩波は非常に質の高い選手です。いいマークもできますし、いいパスも持っています。ゲームの読みもいいと思います。そして、まだ若いのでこれからも成長していくと思います。近い将来、遠藤のレベルまで彼は到達することができると思います。ただ、そのタイミングでベルギーのチームに引き抜かれたくはないですね(笑)。(遠藤が)移籍する話を聞いたときは、シーズンの途中でしたし、かなりショックでした」
(岩波選手は4年後のワールドカップを狙えるポテンシャルを持っているか?)
「今後の進化・発展によると思います。ただ、それができると思わせる能力を持っています。現代のサッカーでは引いて守るチームが多いので、相手チームのセンターバックはボールを持つ機会が増えます。ですので、ボールの扱いがうまい必要がありますし、視野の広さが必要です。プレーの起点になれるいいパスを持っていなければいけません。このチームで言うならば、左では槙野、右では岩波が少し高めの位置を取って後ろからサポートします。そのように攻撃に参加することも重要なプレーですし、プレーの起点のところでパスの質があることが重要です」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】