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「選手を成長させ、チームを向上させ、浦和レッズの価値を高めるために来ている」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 6/11)
6月11日にオンラインで行われた会見でのコメント
(JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージは2戦合計で勝敗が決まる試合で、アウェイで第1戦は2-1で勝利した。第2戦は1失点までで抑えればどんな形でも突破できるが、その条件をどう捉えているか?)
「通常の試合であると2-1でハーフタイムに入ったという考えで挑まなければいけないと思います。仕事はまだ終わっていません。この途中経過をキープするだけではなく、しっかりと勝利を目指して戦わなければいけないと思います。いつも通り自分たちのスタイルを見せながら、ファン・サポーターのみなさんにスペクタクルをお見せするようにしっかりと仕事をしなければいけないと思います」
(神戸の立場に立って考えると絶対に2点が必要なゲームになるが、そういう相手に対して気をつけなければいけないことは?)
「立ち上がりが大事だと思います。神戸としては立ち上がりでしっかりと力強いプレーをし、ゴールを決めてレッズを迷わせることを狙ってくると思います。ですので、神戸はリスクを冒しながらゴールを狙ってくると考え、まだまだ自分たちがやらないといけないことはたくさんあるということを意識し、メンタル面や戦略的な面を大事にしながらプレーしたいと思います」
(酒井宏樹選手の獲得が発表された。リカルド監督もクラブと話し合いながらの獲得だと思うが、酒井選手の獲得についてどう感じているか?)
「酒井宏樹選手がJリーグに戻りたいという希望を持っていることを聞き、そのような機会があるということで興味を持ちました。彼はポリバレントな選手で複数のポジションをこなすことができますし、レベルの高いサッカー選手だと思います。経験もあり、リーダーシップも発揮できると思いますし、私のサッカーで求められる戦術的な柔軟性も持ち合わせていると思います」
(神戸とはJ1リーグを含めて今季3試合目になるが、2試合戦った印象は?)
「2試合ともいろいろな時間帯がある試合だったと思います。J1リーグでは立ち上がりは神戸がよくて、その後にレッズが良くなったという流れがありました。ルヴァンカップでも神戸がフォーメーションなど戦術を変えてきたことによって、非常にやりにくい立ち上がりでしたが、それに合わせることができて、レッズにとっていい流れにもっていくことができました」
(相手のやり方によってピッチの中での修正力、選択肢が非常に増えている印象だが?)
「私のサッカーの考え方は、ポジショニングを重要視しています。スペースなどをいかに使って、いかに自分たちにとってのアドバンテージを作るのかということが大事です。そのためには選手の配置が重要ですし、ビルドアップが重要になってきます。相手を見ながらしっかりと対策を考えることも必要ですが、練習量が増えれば増えるほど理解力も深まっていくものだと思っています。これが最もいい形で相手ゴールに迫る形だと思っていますが、しっかりとビルドアップ、その先の展開をやらないと実現できません」
(それはピッチに立っている選手全員が同じことをイメージしないといけないと思うが、そのために重要なことはどんなことか?)
「理解力を深めることが重要ですが、キーポイントはたくさんあると思います。まずは相手の意図をくまなければいけません。相手がどのようなプレスを掛け、どのような守備の狙いがあるのかを理解してプレーできないといけませんが、選手たちはそういった部分の理解力を深めていると思います。試合によっては立ち上がりから安定した流れにもっていくこともできますし、相手が変化をつけてくればそれに対応しなければいけません」
(酒井選手は複数のポジションをこなせるという話もあったが、基本的には右サイドバックでプレーする選手だと思う。現在は西 大伍選手が右サイドバックでプレーしているが、この2人の使い分けを現時点でどうイメージしているのか?)
「西選手もポリバレントな選手で、より高い位置でプレーすることもできますし、2人を組み合わせることもできると思います。酒井選手は3バックのセンターバックもできますし、左サイドバック、ウイングバックなどもできます。西選手の他のポジションを考えれば、シャドーもできる、サイドハーフもできる、そしてボランチもできるという選手です。
重要なことはチームとして戦える状態に持っていくことです。間が2日、3日でのプレーが続く今季も今は全ての大会で戦っているところですが、その中で2人が同時にピッチに立つことも十分にありえることです。いい選手たちですので、彼らのいいパフォーマンスを3つの大会で発揮させながら上を目指していきたいと思います。
そしてこの3つだけではなく、来季は4つ目のACL(AFCチャンピオンズリーグ)でも戦いたいと思っています」
(フランスのリーグ・アンでも主力として活躍していた酒井選手がJリーグに復帰することでもたらされる影響についてどのように考えているか?)
「非常にいい影響があると思います。違いを見せられる選手だと思いますので、彼の獲得にはそういった狙いもあります。私たちの目標を達成する力になってくれると思います。ヨーロッパでも最も高いレベルでプレーしていただけではなく、代表でもレギュラーの選手ですので、私たちに貢献できると思いますし、リーグ全体に大きなインパクトをもたらすと思います。
それはサッカーの面だけではなく、メディアに対してもインパクトがあると思いますし、そのような選手がレッズに来たことは、クラブにとっても非常にポジティブなことだと思います」
(神戸との過去2試合もサンフレッチェ広島戦もそうだったと思うが、レッズが確たるスタイルを築きつつあるが故に、相手が対策に重きを置いて奇襲のような形も増えてきていると思う。それは監督にとって歓迎することなのか?それともやりにくさを感じているのか?)
「サッカーの監督は常に相手がやりそうなことに対する準備をしておかないといけないと思います。広島戦は少し難しい試合になってしまいましたが、神戸戦は相手がやっていることに合わせることができたと思います。そんなに練習をしていないものでしたが、選手たちがしっかりとそれをやってくれました。ですので、ルヴァンカップの試合では決定機も作ることができたと思います。
常に成長しながら、チームのコンセプトを徐々に増やしながら、相手チームが試合中に何をやってくるのかをできるだけ早く見抜き、対応できるようにしていきたいと思っています。もちろん相手チームがレッズを分析してくる、そして対策を練ってくることも自然な流れであり、レッズにとって難しいゲームをしようとしてくると思いますが、それに対応しなければいけません」
(9日に行われた天皇杯 2回戦 カターレ富山戦の終盤にキャスパー ユンカー選手と興梠慎三選手が同時にピッチに立ったが、ファン・サポーターもその組み合わせに期待していたようで、かなり反響があったと思う。監督は2人が同時にピッチに立つことによる相乗効果をどう考えているか?)
「彼らを組み合わせると、たとえば慎三のキープ力、ボールを失わない力やコンビネーションが期待できます。得点力は2人とも持っていますので、あとはプレスを合わせる、守備に対する理解と実行力を期待しています。もちろん改善点はまだあると思いますが、2人同時にプレーするポジティブな面もたくさんありますし、いいコンビネーションだと思います」
(J1リーグでの神戸戦は現体制での初対戦でレッズが勝利した。YBCルヴァンカップ
プレーオフステージの第1戦では神戸が対策してきた上でレッズが対応して勝利した。そうなると3試合目となる9日の試合でもレッズが有利だと考えることもできると思うが、リカルド監督はどう考えているか?神戸がさらに対策してくることも想定しているのか?)
「もしかしたら変えてくるかもしれませんが、監督というのは次に何をすれば勝てるのか、同じ形を続けるのか、変えるのか、変える場合は選手を代えるのか、戦い方を変えるのか、ということを考えるものです。この3試合目で相手がどういうふうに戦ってくるのかはもちろん分かりませんが、全てに対応できるように準備しておかなければいけないと考えています」
(現在はYBCルヴァンカップ、天皇杯とカップ戦での3連戦が続いている。選手も代えながら戦っているが、この3試合の戦いがJ1リーグにもつながっていくと考えられるか?)
「1つの大会だけに参加している状況であれば、もちろん練習する時間も確保できますし、その大会に対する集中力も高まると思いますが、我々は浦和レッズです。たくさんのタイトルを狙い、ACLにつなげたいと思っています。ACLに行くための道のりは、J1リーグもそうですし、天皇杯もつながります。そしてもちろん、ルヴァンカップでもタイトルを目指しています。
このような試合のメンバーを考えるとき、常に私が何を考えているかというと、戦えるチームを作ることです。選手のローテーションがありながら、多くの選手を参加させることも同時に行いますが、チームの競争力は維持しなければいけません。神戸戦でしっかりと勝利し、神戸戦の後も3つの大会で戦い続けられる状況にしたいと思います」
(富山戦の開始5分前くらいだったと思うが、リカルド監督がベンチに行った際に大きな拍手が起こったと思う。それはファン・サポーターから支持されている証拠だと思うが、うれしいものか?)
「ファン・サポーターの方々の反応を見ますと、支持していただいていると感じています。私は選手を成長させ、チームを向上させ、浦和レッズの価値を高めるために来ています。ここにはタイトルを獲りに来ています。そして同時に、ファン・サポーターの方々には試合を見て楽しんでもらいたいと思っています。彼らの愛情を感じますし、しっかりと勝利を重ねながらチームを成長させ続けていきたいと思います。認めていただいていると感じていますので、ありがたく思っています」
(7月10日に昭和電工ドーム大分で行われる明治安田生命J1リーグ 第22節 大分トリニータ戦を終えると1ヵ月ほどの中断期間に入るが、その間にトレーニングキャンプやトレーニングマッチを予定しているのか?)
「中断の際にはまずチームにオフを与えようと思っていますが、オフ明けからしっかりと準備のトレーニングが始まります。新しい選手たちが加入しますが、彼らが入ってそのままプレーできるような魔法はありませんので、彼らにもしっかりとコンセプトを落とし込みたいと思っています。ゼロからのスタートになります。新加入の選手たちもいい選手だと思いますので、戦術などを彼らにもしっかりと伝えていきたいと思います。コンセプトなどを理解してもらい、さらにチームメートとのつながり、一体感、団結といったものも期待しています。
徳島(ヴォルティス)にいたときも、シーズンオフや夏の移籍期間に選手が出ていくことがありました。当時はそれほど重要視していませんでしたが、新加入選手がいたらゼロからもう一度、準備し直すことが大事だと気付きました。新しい選手が入ることによって、チームに新しいスタイルが生まれることもありますし、すでにいた選手たちが新しいポジションでプレーすることも考えられます。重要なことは、浦和レッズとして戦える集団になるための新しいピースの加入だということです」
(改めて、9日の神戸戦の意気込みは?)
「この試合は途中経過をキープすることを目指してしまえば危険ですので、勝つためにしっかり戦いたいと思います。この試合で勝って、今後も3つの大会で戦い続けられる状態でリーグを迎えたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
(JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージは2戦合計で勝敗が決まる試合で、アウェイで第1戦は2-1で勝利した。第2戦は1失点までで抑えればどんな形でも突破できるが、その条件をどう捉えているか?)
「通常の試合であると2-1でハーフタイムに入ったという考えで挑まなければいけないと思います。仕事はまだ終わっていません。この途中経過をキープするだけではなく、しっかりと勝利を目指して戦わなければいけないと思います。いつも通り自分たちのスタイルを見せながら、ファン・サポーターのみなさんにスペクタクルをお見せするようにしっかりと仕事をしなければいけないと思います」
(神戸の立場に立って考えると絶対に2点が必要なゲームになるが、そういう相手に対して気をつけなければいけないことは?)
「立ち上がりが大事だと思います。神戸としては立ち上がりでしっかりと力強いプレーをし、ゴールを決めてレッズを迷わせることを狙ってくると思います。ですので、神戸はリスクを冒しながらゴールを狙ってくると考え、まだまだ自分たちがやらないといけないことはたくさんあるということを意識し、メンタル面や戦略的な面を大事にしながらプレーしたいと思います」
(酒井宏樹選手の獲得が発表された。リカルド監督もクラブと話し合いながらの獲得だと思うが、酒井選手の獲得についてどう感じているか?)
「酒井宏樹選手がJリーグに戻りたいという希望を持っていることを聞き、そのような機会があるということで興味を持ちました。彼はポリバレントな選手で複数のポジションをこなすことができますし、レベルの高いサッカー選手だと思います。経験もあり、リーダーシップも発揮できると思いますし、私のサッカーで求められる戦術的な柔軟性も持ち合わせていると思います」
(神戸とはJ1リーグを含めて今季3試合目になるが、2試合戦った印象は?)
「2試合ともいろいろな時間帯がある試合だったと思います。J1リーグでは立ち上がりは神戸がよくて、その後にレッズが良くなったという流れがありました。ルヴァンカップでも神戸がフォーメーションなど戦術を変えてきたことによって、非常にやりにくい立ち上がりでしたが、それに合わせることができて、レッズにとっていい流れにもっていくことができました」
(相手のやり方によってピッチの中での修正力、選択肢が非常に増えている印象だが?)
「私のサッカーの考え方は、ポジショニングを重要視しています。スペースなどをいかに使って、いかに自分たちにとってのアドバンテージを作るのかということが大事です。そのためには選手の配置が重要ですし、ビルドアップが重要になってきます。相手を見ながらしっかりと対策を考えることも必要ですが、練習量が増えれば増えるほど理解力も深まっていくものだと思っています。これが最もいい形で相手ゴールに迫る形だと思っていますが、しっかりとビルドアップ、その先の展開をやらないと実現できません」
(それはピッチに立っている選手全員が同じことをイメージしないといけないと思うが、そのために重要なことはどんなことか?)
「理解力を深めることが重要ですが、キーポイントはたくさんあると思います。まずは相手の意図をくまなければいけません。相手がどのようなプレスを掛け、どのような守備の狙いがあるのかを理解してプレーできないといけませんが、選手たちはそういった部分の理解力を深めていると思います。試合によっては立ち上がりから安定した流れにもっていくこともできますし、相手が変化をつけてくればそれに対応しなければいけません」
(酒井選手は複数のポジションをこなせるという話もあったが、基本的には右サイドバックでプレーする選手だと思う。現在は西 大伍選手が右サイドバックでプレーしているが、この2人の使い分けを現時点でどうイメージしているのか?)
「西選手もポリバレントな選手で、より高い位置でプレーすることもできますし、2人を組み合わせることもできると思います。酒井選手は3バックのセンターバックもできますし、左サイドバック、ウイングバックなどもできます。西選手の他のポジションを考えれば、シャドーもできる、サイドハーフもできる、そしてボランチもできるという選手です。
重要なことはチームとして戦える状態に持っていくことです。間が2日、3日でのプレーが続く今季も今は全ての大会で戦っているところですが、その中で2人が同時にピッチに立つことも十分にありえることです。いい選手たちですので、彼らのいいパフォーマンスを3つの大会で発揮させながら上を目指していきたいと思います。
そしてこの3つだけではなく、来季は4つ目のACL(AFCチャンピオンズリーグ)でも戦いたいと思っています」
(フランスのリーグ・アンでも主力として活躍していた酒井選手がJリーグに復帰することでもたらされる影響についてどのように考えているか?)
「非常にいい影響があると思います。違いを見せられる選手だと思いますので、彼の獲得にはそういった狙いもあります。私たちの目標を達成する力になってくれると思います。ヨーロッパでも最も高いレベルでプレーしていただけではなく、代表でもレギュラーの選手ですので、私たちに貢献できると思いますし、リーグ全体に大きなインパクトをもたらすと思います。
それはサッカーの面だけではなく、メディアに対してもインパクトがあると思いますし、そのような選手がレッズに来たことは、クラブにとっても非常にポジティブなことだと思います」
(神戸との過去2試合もサンフレッチェ広島戦もそうだったと思うが、レッズが確たるスタイルを築きつつあるが故に、相手が対策に重きを置いて奇襲のような形も増えてきていると思う。それは監督にとって歓迎することなのか?それともやりにくさを感じているのか?)
「サッカーの監督は常に相手がやりそうなことに対する準備をしておかないといけないと思います。広島戦は少し難しい試合になってしまいましたが、神戸戦は相手がやっていることに合わせることができたと思います。そんなに練習をしていないものでしたが、選手たちがしっかりとそれをやってくれました。ですので、ルヴァンカップの試合では決定機も作ることができたと思います。
常に成長しながら、チームのコンセプトを徐々に増やしながら、相手チームが試合中に何をやってくるのかをできるだけ早く見抜き、対応できるようにしていきたいと思っています。もちろん相手チームがレッズを分析してくる、そして対策を練ってくることも自然な流れであり、レッズにとって難しいゲームをしようとしてくると思いますが、それに対応しなければいけません」
(9日に行われた天皇杯 2回戦 カターレ富山戦の終盤にキャスパー ユンカー選手と興梠慎三選手が同時にピッチに立ったが、ファン・サポーターもその組み合わせに期待していたようで、かなり反響があったと思う。監督は2人が同時にピッチに立つことによる相乗効果をどう考えているか?)
「彼らを組み合わせると、たとえば慎三のキープ力、ボールを失わない力やコンビネーションが期待できます。得点力は2人とも持っていますので、あとはプレスを合わせる、守備に対する理解と実行力を期待しています。もちろん改善点はまだあると思いますが、2人同時にプレーするポジティブな面もたくさんありますし、いいコンビネーションだと思います」
(J1リーグでの神戸戦は現体制での初対戦でレッズが勝利した。YBCルヴァンカップ
プレーオフステージの第1戦では神戸が対策してきた上でレッズが対応して勝利した。そうなると3試合目となる9日の試合でもレッズが有利だと考えることもできると思うが、リカルド監督はどう考えているか?神戸がさらに対策してくることも想定しているのか?)
「もしかしたら変えてくるかもしれませんが、監督というのは次に何をすれば勝てるのか、同じ形を続けるのか、変えるのか、変える場合は選手を代えるのか、戦い方を変えるのか、ということを考えるものです。この3試合目で相手がどういうふうに戦ってくるのかはもちろん分かりませんが、全てに対応できるように準備しておかなければいけないと考えています」
(現在はYBCルヴァンカップ、天皇杯とカップ戦での3連戦が続いている。選手も代えながら戦っているが、この3試合の戦いがJ1リーグにもつながっていくと考えられるか?)
「1つの大会だけに参加している状況であれば、もちろん練習する時間も確保できますし、その大会に対する集中力も高まると思いますが、我々は浦和レッズです。たくさんのタイトルを狙い、ACLにつなげたいと思っています。ACLに行くための道のりは、J1リーグもそうですし、天皇杯もつながります。そしてもちろん、ルヴァンカップでもタイトルを目指しています。
このような試合のメンバーを考えるとき、常に私が何を考えているかというと、戦えるチームを作ることです。選手のローテーションがありながら、多くの選手を参加させることも同時に行いますが、チームの競争力は維持しなければいけません。神戸戦でしっかりと勝利し、神戸戦の後も3つの大会で戦い続けられる状況にしたいと思います」
(富山戦の開始5分前くらいだったと思うが、リカルド監督がベンチに行った際に大きな拍手が起こったと思う。それはファン・サポーターから支持されている証拠だと思うが、うれしいものか?)
「ファン・サポーターの方々の反応を見ますと、支持していただいていると感じています。私は選手を成長させ、チームを向上させ、浦和レッズの価値を高めるために来ています。ここにはタイトルを獲りに来ています。そして同時に、ファン・サポーターの方々には試合を見て楽しんでもらいたいと思っています。彼らの愛情を感じますし、しっかりと勝利を重ねながらチームを成長させ続けていきたいと思います。認めていただいていると感じていますので、ありがたく思っています」
(7月10日に昭和電工ドーム大分で行われる明治安田生命J1リーグ 第22節 大分トリニータ戦を終えると1ヵ月ほどの中断期間に入るが、その間にトレーニングキャンプやトレーニングマッチを予定しているのか?)
「中断の際にはまずチームにオフを与えようと思っていますが、オフ明けからしっかりと準備のトレーニングが始まります。新しい選手たちが加入しますが、彼らが入ってそのままプレーできるような魔法はありませんので、彼らにもしっかりとコンセプトを落とし込みたいと思っています。ゼロからのスタートになります。新加入の選手たちもいい選手だと思いますので、戦術などを彼らにもしっかりと伝えていきたいと思います。コンセプトなどを理解してもらい、さらにチームメートとのつながり、一体感、団結といったものも期待しています。
徳島(ヴォルティス)にいたときも、シーズンオフや夏の移籍期間に選手が出ていくことがありました。当時はそれほど重要視していませんでしたが、新加入選手がいたらゼロからもう一度、準備し直すことが大事だと気付きました。新しい選手が入ることによって、チームに新しいスタイルが生まれることもありますし、すでにいた選手たちが新しいポジションでプレーすることも考えられます。重要なことは、浦和レッズとして戦える集団になるための新しいピースの加入だということです」
(改めて、9日の神戸戦の意気込みは?)
「この試合は途中経過をキープすることを目指してしまえば危険ですので、勝つためにしっかり戦いたいと思います。この試合で勝って、今後も3つの大会で戦い続けられる状態でリーグを迎えたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】