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マチェイ スコルジャ監督 就任会見

6日、埼玉スタジアムのボールルームにて、2023シーズン新体制発表記者会見、マチェイ スコルジャ監督の就任会見が行われた。

新体制発表記者会見はこの2年、コロナ禍によってオンラインで行われていたが、3年ぶりにメディアを集めて行われると同時に、浦和レッズ公式YouTubeチャンネルにてLIVE配信された。







第一部の立花洋一代表のあいさつ、ユニフォームおよびプラクティスウェアパートナー、新ユニフォームの説明の後に第二部として行われた就任会見には、マチェイ監督の他、フットボール本部 戸苅 淳本部長、土田尚史スポーツダイレクター、西野 努テクニカルダイレクターが出席した。

【立花洋一代表】

「みなさま、あけましておめでとうございます。本日は新年のお忙しい中、たくさんのメディアのみなさんにお越しいただき、そしてYouTube配信でご覧になっていただいている多くのファン・サポーターのみなさま、浦和レッズに対するサポートをありがとうございます。2023年、年が明けて本日からトップチームのトレーニングも始まっております。後ほどご紹介がありますが、新しいマチェイ(スコルジャ)監督を迎えてのスタートとなっております。

恒例ではございますが、新しいユニフォームの発表からスタートさせていただきます。ここにあります1stユニフォーム、2ndユニフォームですが、パートナー企業のみなさまから、コロナ禍の中でも本当に心強いサポートをいただき、あらためてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。

そして何よりも昨シーズンは何とか入場制限も少しずつ緩和されて、たくさんのファン・サポーターのみなさまに埼玉スタジアムにお越しいただいて、試合ができるようになりました。2月18日に開幕するJリーグでまたたくさんのファン・サポーターのみなさまにお越しいただいて、中身の濃い、内容のある、そして強いレッズをお見せしたいと考えています。ぜひ2023シーズンもこれまで以上のご支援をよろしくお願い申し上げます。

プラクティスウェアにも、これまでずっと支えてくださっている企業のみなさまの大きな期待に応える2023シーズンにしたいと考えます。もちろんJリーグがありますが、すでに決勝進出が決まっているACL(AFCチャンピオンズリーグ)が5月6日に埼玉スタジアムで行われることになりました。こんなにうれしいことはありません。ここで3度目のアジアチャンピオンになることが我々にとって大きな目標となります。

ここで私事ではございますが、すでに12月20日にプレスリリースしたとおり、今月末で社長を退任することになりました。そういう意味では、2023シーズン、Jリーグを迎えるにあたっては、我々経営陣も新たな気持ちで大きな目標に向かってファン・サポーターのみなさまとともに戦っていくことになります。これまで本当にお世話になったファン・サポーターのみなさま、そしてこうしたパートナー企業のみなさま、ホームタウンのみなさま、本当にありがとうございました。この4年間、何とか厳しいコロナの事業環境の中でも、浦和レッズが浦和レッズとして戦ってこられたのも、そうしたみなさまのおかげです。あらためてお礼を申し上げ、引き続きの応援をよろしくお願い申し上げます。これからたくさんのメニューがありますので、私のあいさつは以上とさせていただきます。誠にありがとうございました」

【戸苅 淳フットボール本部 本部長】

「本日はお忙しい中お集まりいただいて、ありがとうございます。今日、新しい監督、マチェイ(スコルジャ)監督に来ていただいて、本日からトレーニングを開始いたしました。みなさまに報告するとともに、新しい監督・コーチ・選手を本日ご紹介させていただきますけれども、そういった面々と既存の選手たちが集合してトレーニングを開始できましたことを本当にうれしく思っております。

浦和レッズの2023シーズンですけれども、Jリーグは今年から、新たな成長戦略の年となります。Jリーグ60クラブが輝くJリーグにしていくこと、そして世界に輝けるトップクラブ、トップチームを作っていくこと。この2つが、Jリーグの大きな成長戦略の狙いです。浦和レッズといたしましても、世界に輝けるチームになっていくべく、このJリーグ成長戦略にぜひ乗って世界に羽ばたいていく年にしていきたいと思っております。

浦和レッズの目標としては、Jリーグ、そしてACL(AFCチャンピオンズリーグ)もあります。全ての試合に勝利すること、そして全ての大会のタイトル獲得を目指すこと、これはチーム、そして選手たちにとってはモットーであり、当然目指すところであります。その上で浦和レッズのクラブといたしましては、2023年以降もACLの出場権を獲得すること、そして常に優勝争いをしていくこと、クラブとしてこういったことを目標に戦って参りたいと思います。

最後になりますけども、浦和レッズを支えていただいているファン・サポーターのみなさま、そして地域のみなさま、パートナーのみなさま、全てのみなさまと共に、今シーズンを最高のシーズンにしていきたいと思います。ぜひ一緒に戦っていきましょう。よろしくお願いいたします」

【土田尚史スポーツダイレクター(SD)】

「新年、あけましておめでとうございます。年始のお忙しい中、マチェイ スコルジャ新監督の就任会見に足を運んでくださって、ありがとうございます。ただいまご紹介がありました土田です、よろしくお願いします。

最初にスコルジャ監督のご紹介を、簡単に私の方からさせていただきたいと思っています。スコルジャ監督はポーランドを中心に指導者として長くキャリアを積まれ、ポーランドリーグで攻撃的なサッカーを展開し、数多くのタイトルを獲ってきた監督です。浦和レッズとしましては、コンセプトをベースにチームスタイルを掲げ、結果を出せるチームを作る中で、次の段階へ進むときだと判断いたしまして、この度マチェイ監督を招聘することになりました。

我々としてマチェイ監督に期待することは、彼の素晴らしい人間性とキャリアをベースに、選手個々の能力を最大限に発揮させてもらい、チームとしてはコレクティブかつアグレッシブ、主導権を握り、勝つためにゴールを目指す攻撃的なサッカーを展開していただきたいと思っています。

今シーズン、マチェイ監督と共に、クラブ一丸となって戦ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします」

【マチェイ スコルジャ監督】

「こんにちは、マチェイ スコルジャと申します。日本での初めての仕事ですけれども、このクラブで仕事をすることを非常に光栄に思っています。

このようなビッグクラブで、非常に要求の高い、我々の力が求められるリーグで戦えることは、自分たちにとって非常に大きなチャレンジです。また、このような美しい文化がある国で仕事ができることも、うれしく思っています。

浦和レッズはビッグクラブですけれども、素晴らしいファン・サポーターがいます。さいたまの街も素晴らしいと思います。我々は非常に期待されると思いますが、野心的な目標を持って戦います。それを達成するためには厳しい戦いが待っていると思いますけれども、その力がこのクラブにはあると思います。そのために、クラブが一丸となって全力で努力をし、強いチームを作っていきたいと思います。そのような、競争力のあるチーム作りの力になることができればと思っています。

浦和レッズの監督・選手、もしくはその一員であれば、大きな目標を掲げることが義務になります。そしてそれは我々にとって、優勝という言葉になります。非常に難しい、厳しいものになると思いますけれども、一歩ずつ進んでいきたいと思います。

まずはプレシーズンの6週間で6つの練習試合をして、FC東京戦に向けて準備していきたいと思います。ですので今、我々が行わないといけないことは、ベストな準備を行うことです。

本日、今シーズン初の練習を行いましたが、非常に感触が良かったと思います。我々の成功へ向かう道のりが、今始まったと思います」

[質疑応答]
(マチェイ監督に伺います。ファン・サポーターのみなさんはJ1リーグで優勝することを期待していると思うが、浦和レッズが今シーズンにJ1リーグで優勝するために必要なことはどんなことだと考えているか?)
マチェイ スコルジャ監督
「まずは、強いチームを作ることが必要です。これは編成の話です。次に、選手たちとできるだけ早くお互いのことを知りながら、私の哲学や、私のアシスタントコーチなどのことをよく知ってもらうことが必要です。そして、このチームに私のアイデアや哲学を植え付けていきたいと思っています。

土田SDが言ったように、私は攻撃的なスタイルでゲームを支配したい監督です。もちろん選手にとっては厳しいものになると思いますけれども、最初の準備のところでチームが発展していき、そこに挑めるようにしたいと思います。もちろん、長いシーズンの中ではいいとき、苦しいときがあると思いますが、それもサッカーです。重要なのは、ロッカールームで強いメンタルの状態を示せるチームにすることだと思います。それがなければ、目標を達成することはできません。

本日、選手たちにもチームスピリットの重要性の話をしました。1試合1試合しっかりと勝利を目指す、そのようなアプローチができるような雰囲気を作りたいと思います。そのようなハングリー精神を求めています」

(マチェイ監督とフットボール本部の方にお伺いします。監督には、先ほど『強いチームであるために』という話があったが、監督にとっての強いチームや良い選手とはどういうものなのか? フットボール本部の方には、編成の部分について監督からも言及があったが、3年計画のフェーズが終わって次に進むにあたって、この先どういうふうにチームを補強していくかの考えや、現時点での編成の進捗についてお聞かせいただきたい)
マチェイ スコルジャ監督
「非常に興味深い質問だと思います。前クラブでも、私の哲学の中では、いくつかのルールを持っています。まず、ゲームをコントロールしないといけない、というところです。そのためにはいついかなるときもポジティブな姿勢と勇敢さが必要になってきます。浦和レッズで私が変えたいと思っているポイントの一つに、ハイプレスを増やしたい、というところがあります。ボールを失ったらできるだけ早く取り返す、できれば相手のペナルティーエリアの近くで取り返す、ということをしたいと思います。もちろん、これを行うためにはたくさんの要素があり、このテーマを広げるといくらでもしゃべることはできますが、まずはそれをみなさんより前にチームに伝えたいと思いますし、相手の監督にも教えたくないと思っていますので、これ以上は広げません。メンタルとフィジカルのところが非常に重要だと思います。この部分がなければ、哲学や戦術は浸透していかないと思います」

土田SD
「私の方からお答えさせていただきます。2020年に私と西野(西野努テクニカルダイレクター)がこの立場につきまして、3年計画というものを立ちあげ、3年後にコンセプトを表現しながら結果を出せるチームを作っていこうと、みなさんの前でお話をさせていただきました。

結果から申しますと、コンセプトの浸透がなかなか進まない現実がありました。そして結果の方も3シーズン目、結果を出す昨シーズンはリーグで9位と振るわず、本当に申し訳なく思っております。ただ一方で、ACLでは決勝まで進みまして、今シーズン、ファイナルを戦える舞台を用意することができたと思っています。

我々はコンセプトを大事にし、それをベースにチームスタイルを掲げ、チームを作ってまいりました。これからなのですが、これを引き続き継続して、より攻撃的な、魅力のあるチームをこれから作っていきたいと思っています。

選手の契約状況ですが、これはまだ引き続き、ウインドーが開いている限り行っている、とお答えさせてください」

(マチェイ監督に伺います。自身の性格とキャラクターについては?)
マチェイ スコルジャ監督
「難しい質問ですね、自分で自分自身のことを表現するのは。みなさんに言えることは、友人たちが私についてどう言っているか、というところです。

彼らは『プライベートとロッカールームで真逆の人間だ』と言います。ロッカーではタフな監督、しかしプライベートでは非常にフレンドリーな性格だと言ってくれます。この世界にいる監督は、これが普通だと思います。そして、私の性格やキャラクターの部分は、自分のストロングポイントだと思っています」

(マチェイ監督に伺います。ゲームを支配するやり方はいろいろあるが、監督の中でゲームを支配・コントロールするとは、どのようなことを意味しているか?)
マチェイ スコルジャ監督
「チームのストラクチャー、構造の部分を維持することが大事だと思います。いついかなる状況でも、選手たちそれぞれが何をしないといけないのかを把握しながらプレーできる状況が必要になります。そしてしっかりと予測して、さらに早い反応が必要だと思います。ボールを失ったとき、取り返したときという、切り替えのところも大事だと思いますし、そこを沖縄ではしっかりと選手たちに落とし込みたいと思います」





【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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