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岩尾「自分たちが負けたという事実から誰も目を背けることはできません」

10日、明治安田生命J1リーグ 第10節 サガン鳥栖戦後、岩尾 憲が試合の感想や次節のガンバ大阪戦に向けた意気込みを語った。

(今日の結果をどう捉えているか?)
「現実です。それだけです」

(AFCチャンピオンズリーグを制して中3日で迎えた試合で、期待も難しさもあった試合だったのではないか?)
「人間ですので、準備をしている中でいろいろなことを思ったり感じたりすることがそれぞれにあると思いますが、大事なことは105メートル×68メートルのピッチの中で勝つために何ができるかということです。試合においてはそれ以外にできることはありませんので、その結果、自分たちが負けたという事実から誰も目を背けることはできません。言い訳をしようと思えばいくらでもできるかもしれませんし、周りからいろいろな見方をされるとも思いますが、僕たちは当事者です。どのように準備をして、どのように試合に勝つか、自分たちがどうあり続けなければいけないかが問われた1試合だっただけに、非常に残念です。酒井(宏樹)選手が試合に出られない中、チームとして勝ち点を積み重ねられなかったことも残念ですし、腕章を任された身としては申し訳ない気持ちもあります。この結果を受け止めて、できなかったことをまたしっかりと改善していく必要があると思います」

(前半、流れが鳥栖に行きそうなところで粘り強く戦って圧倒し、後半の立ち上がりも相手に流れが行きそうなところでペースを握り返した。アジア王者にふさわしい振る舞いはできていた中でこういう結果になってしまったが、どう感じるか?)
「全てが悪かったとは思いませんし、自分たちらしさを出せた時間帯も当然あったと思います。ただ、前半で決めきれる場面、我々にチャンスがあったところで一刺しできなかったことが最後まで尾を引いた形になりました。Jリーグは甘くありません。ピンチもどこかでは迎えるだろうという予想もしていたなかで、2つを相手にしっかりと持っていかれてしまいました。改めて自分たちは横綱相撲ができるチームではないということが明らかになったと思いますし、この苦い薬を自分たちがどう生かすかということが最も重要だと思います。今日は残念な気持ちですし、自分自身も納得できない感情と苛立ちと複雑なおもいもありますが、この気持ちを忘れずにしっかりと持ち帰って、次のガンバ大阪戦で爆発させたいと思います」

(鳥栖はレッズがボールを動かすときに一つひとつのパスに反応するので、揺さぶってスペースが空いてくるところを使いたいという考えがあったと思うが、そうした駆け引きはどうだったのか?)
「例えば僕が3枚まわしの中央に入ったときに、もちろん相手も来ます。僕が(アレクサンダー)ショルツ選手に出しても、ショルツ選手に対してスタートを切る選手がいる。と同時に、相手のサイドバックの選手が我々のサイドバックや大久保(智明)選手のところにスライドして人をほぼマンツーマン気味に当ててくる。それはスカウティングで分かっていましたし、そこで簡単に数的優位をつくらせてもらえる相手ではないと分かっていたなかで、敢えてプレッシャーを受けて、次の人間もその次の人間もプレッシャーを受けるので、どこかのタイミングで背後を狙いたいということは試合前から持っていました。試合を通じて悪いシーンばかりではありませんでしたが、もっとも怖い背後へのアクションやそこに向かってボールを出すところのプレーは少しぎこちなかったと思います」

その他のコメントや試合写真は、サイトメンバーズにてご覧いただくことができます。
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【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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