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伊藤「レッズの強さ、メンタリティーを見せたい」

20日(水)にアウェイの武漢体育中心体育場で行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023/24 グループステージ MD1 武漢三鎮戦に向け、伊藤敦樹が意気込みを語った。

前回大会もチームの主軸として優勝に大きく貢献した伊藤。今回も大会を通じての活躍が期待されるボランチに武漢三鎮戦やホーム&アウェイ形式に戻る大会にどんな意気込みで臨むのか。

(日本代表の欧州遠征から日本に戻り、またすぐに中国へと試合や移動が続いているが、コンディションはどうか?)
「日本代表の欧州遠征から帰ってきてから少し時差ぼけはありましたが、落ち着いてきました。日本と中国の時差は1時間なので問題ありません。連戦の疲労感はいつも通りですし、移動の疲れはそこまで感じていません」

(午前中にはチームでウォーキングしたそうだが、コンディションを確認できるほどではなかったか?)
「ウォーキングでは、暑かったですね。武漢は暑いです。日本より暑く感じます。気温がどうかは分かりませんが、日差しが強いです。ただ、試合は夜ですし雨で涼しいと聞いています」

(伊藤選手はこれまで中国に行ったことはあったのか?)
「初めてです」

(まだ武漢に入って間もないが、街の雰囲気をどう感じるか?)
「街がキラキラしています。空港からホテルに来るまでにビルなど高い建物が多く、さらにライトアップされています。ホテルから見えるマンションも夜まで光っています。街全体が同じ色で連動しながら光っています。例えばいろいろな建物が青く光っていて、同じタイミングで赤に変わるような。おそらく高い建物は全て光っていると思います。ショッピングセンターやビルもプロジェクションマッピングで動いている映像が投影されています。武漢は田舎だと聞いていましたが、そんなことはなく栄えています」

(夜に光っていて寝にくいということはないか?)
「ある程度の時間になったら消えていたので大丈夫です」

(そういう異国の雰囲気も含めてACLに戻ってきたことを感じているのか?)
「昨年は集中開催でしたので、また違った大会というか、新しい大会だと捉えています」

(伊藤選手はファン・サポーターの立場としてレッズが闘うACLも見てきたと思うが、集中開催とホーム&アウェイ形式でどんなところに違いがあると想像しているか?)
「前回大会は集中開催だったので、その期間はACLだけに集中することができましたが、今はJ1リーグや(YBC)ルヴァンカップもある状況でACLも組み込まれています。その中でアウェイの移動がありますので、これまで以上にアウェイの闘い方、ホームの闘い方ということが大事になってくると思っています」

(そういう状況に対して伊藤選手自身はどういう感覚なのか?)
「楽しみです。国内のアウェイは雰囲気こそホームとは違いますがレッズのファン・サポーターの方々が素晴らしいので、そこまでアウェイを感じません。ただ、前回大会の決勝のようにアウェイは完全にアウェイ、ホームは完全にホームという雰囲気でしたし、それがACLだと思います。ACLのアウェイは何が起こるか分かりませんし、アウェイの雰囲気、日本では味わえないような環境の中で試合ができることは自分にとっていい経験になるはずですし、楽しみな気持ちが大きいです」

(大会を通したホーム&アウェイ形式は初めてだが、前回大会の決勝の経験などからACLのアウェイの闘いで大切にしたいと感じることはあるか?)
「個人的にはアウェイでは最低限負けなければいいという闘いになると思いますし、ホームでは絶対的な強さがあると思いますので、アウェイで引き分け、ホームで全て勝てればまずグループステージは突破できると思います。そういう賢さも必要だと思います」

(負けない闘いとして伊藤選手個人のプレーとして大事にしたいことは?)
「相手がホームですし、勢いを持ちながら絶対に勝つという気持ちで来ると思います。自分がしっかりと守備のフィルターになりながら、球際で負けないことは大事です。もし押し込まれた展開になったとしても、例えばボールを奪ってからカウンターでシュートまで行くことなど、一つのプレーで流れが変わることもあると思いますので、そういうプレーを増やしていきたいです。Jリーグより激しい闘いになると思いますし、中国のチームとの対戦は初めてですが、荒かったり、ずる賢かったりするイメージがあります。その中で自分をコントロールして、球際などの闘うところで負けなければ自分の良さは出ると思います。そういう試合の中で自分の良さを出すことを大事にしていきたいです」

(改めて伊藤選手にとってACLとはどんな大会なのか?)
「自分にとって憧れていた舞台ですし、自分が見ていた中でレッズの強さを最も感じる大会がACLでした。その舞台を見てきて、自分もプレーしたいと思っていましたし、そう思ってきた大会で優勝することもできました。ただ、前回大会はコロナ禍もあって集中開催でしたので、ホーム&アウェイのACLは一つ二つ成長させてくれる大会だと思います。ファン・サポーターの方々も盛り上がってくれると思いますし、自分にとってもACLは非常に大きい大会です」

(前回大会は憧れていたACLを初めて闘って優勝し、モチベーションなどはどうなるかと思っていたが、大会形式が戻ったことで新たなモチベーションを得ているような感覚なのか?)
「ホーム&アウェイ形式に戻ることは大きな意味がありますね。前回大会のグループステージは決して大変ではありませんでしたし、ノックアウトステージから本番という感覚でした。そのノックアウトステージも埼玉スタジアムで闘うことができて、自分たちにとって大きなアドバンテージがある大会でした。今大会は僕が見ていたころのような何の制限もないACLですので、モチベーションは非常に高いです。東地区でチャンピオンになってサウジアラビアのスーパースターと対戦したいですし、東アジアも中国勢は若い選手が中心だった前回大会とは違ってフルメンバーで来ると思いますし、韓国にも強いチームがあります。そういうことも含めて、アジアの大会は非常にいいモチベーションで臨めると思います」

(見ていたころの話として「レッズの強さを最も感じる大会がACL」という言葉もあったが、
ホーム&アウェイ形式だからこそ魅せられるレッズとしての強さもあるのか?)
「Jリーグでの闘いよりもホームの強さを顕著に出すことができると思います。日本だけではなくアジアの全てチームが知っているくらいにレッズのホームの怖さを知っているでしょうし、そう感じるほど埼玉スタジアムの雰囲気はすごいと思います。ホーム&アウェイの闘いもレッズの強さが出やすいと思いますし、ホーム&アウェイは自分にとってもいい影響があると思います。アウェイはアウェイの雰囲気を楽しみ、ホームはファン・サポーターの方々の後押しをしっかりと受けながら、楽しい試合を見せることができると思っています」

(繰り返しになってしまうが、ホームでの自信があるからこそアウェイは負けない闘いが大事になるのか?)
アウェイでも勝つことが理想ですが、まずはバランスを整えて失点しないことから入り、そこからいかに点を取りに行くかということが大事になってくると思います。アウェイはそういったメンタリティーで闘っていいと思います。『ホームで勝てばいい』というメンタリティーで試合ができればいい方向に行くと思います。そのメンタリティーで試合ができることも有利な点だと思います。ただ、武漢三鎮戦は初戦ですので、ホーム、アウェイに関係なく大事な一戦になります。いい入りをしたいです」

(ACLのアウェイの闘いについて経験した人から話を聞いたりしたのか?)
「興梠(慎三)選手や西川(周作)選手などに聞いたりもしていますが、自分は西垣さん(西垣輝光トレーナー)に体のメンテナンスをしてもらっていて、いろいろな話を聞いていますが、アウェイの洗礼を受けた話も聞いています」

(アウェイの洗礼は実際に受けてみなければ分からないだろうが、受けたらどんな気持ちになりそうか?)
「楽観的かもしれませんが、現時点では受けてみたいと思っています。エピソードとして語れると思いますので。ただ、ホテルで夜中に工事し出したり、バスでもいろいろなことがあったりしたと聞きますし、実際に受けたら嫌な気分になると思いますが、いろいろな話を聞いている分、それもACLだと思っています。今も試合まで問題なく進むかどうか分かりませんし、何が起こってもおかしくないと思っていますので、そういうことも頭に入れながら試合に向かいたいと思います」

(15日の京都サンガF.C.戦は勝ちたかった試合で勝てなかった後もファン・サポーターが素晴らしい雰囲気で送り出してくれたと思うが、実際にあの場にいて何を感じたのか?)
「予想していない雰囲気でした。J1リーグ優勝を目指す中で引き分けに終わってしまい、自分は悔しかったですし、ファン・サポーターの方々からブーイングされても仕方ないと思いながらスタジアムを周っていましたが、北ゴール裏に近づいたときに応援が始まりました。ファン・サポーターの方々にとってのアジアの舞台は非常に大きいものがあると感じましたし、心強いと思いましたし、勇気付けられました。下を向いている暇はないと思いましたし、あの雰囲気はうれしかったです。いい形で送り出してくださり、今の世の中の情勢を含めて行きたくても行けない方もいるでしょうし、それでも来てくださる方もたくさんいると思います。ACL初戦でしっかりといい結果を残して帰ることができれば、ファン・サポーターの方々の盛り上がりも自分たちのメンタルも含めていい状態でまたすぐに闘うJ1リーグにも戻れると思います。中国の初戦は勝ちに行き過ぎて必要以上にリスクをかけることもよくないですが、いい闘いをして結果がついてくれば理想的だと思います」

(日本代表も含めたここ最近の活躍からACLでも違いを見せたいという気持ちがあるのではないか?)
「ACLの闘いは楽しみですし、評価されやすい大会でもあると思います。日本代表でもACL決勝のことはよく言われましたし、アジアの闘いは評価されると思います。自分の良さを存分に出していきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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