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小泉「勇気を持って闘うことが大事」

11日、JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝 第1戦 横浜F・マリノス戦後、小泉佳穂が試合の感想や、埼玉スタジアムで闘う第2戦での逆転に向けた意気込みを語った。

「しっかりとゾーンで構えて堅く守ることはできましたが、押し込められる時間が続き過ぎるとああいう事故が起きる確率は上がってしまいますので、ハンドがどうというよりは、その前に押し込まれ過ぎてボールへのプレッシャーが甘くなっている、遠い位置からのクロスは問題ありませんが、近い位置からクロスを上げられるとこういうことが起きてしまいます。ただ、今日の結果はそれがあったからというわけではなく、ゴールを取りきれるチャンスがいくつかありながら決めきれなかったこと、あとはボールを保持して押し込んでいたときにもう少しゲームをコントロールしないと厳しいかなと思います」

(主導権を握ることができていたが、受けに回ってしまったのか?)
「受けには回っていません。全てが前からプレッシングしてハマるわけでもありませんし、ブロックを組む時間帯はどうしてもできますし、それ自体は悪くありませんでした。その時間が伸びてしまったところがありましたし、プレッシャーがかかりづらくなってしまった時間帯はあったと思います」

(チームとしては最少失点でホームに帰ることができるが?)
「もちろん追いつきたかったですが、終盤にリスクをかけ過ぎてもう1失点することは避けたかったですし、最低限の0-1でホームに帰ることができれば、闘い方が見えてくるところもあります。前線のプレッシングはもう少しブラッシュアップできますし、それができればもっとチャンスをつくることができると思います」

(攻撃に関してはカウンターが主な形になるのか?)
「今日の相手だとカウンターが増えることは当然のことで、それ自体は全然構いません。先に1点を取られると厳しいので、0-0の段階で1回押し込んでから深い位置を取ってサイドに振る時間帯をもっとつくることが大事だと思います」

(今日の試合で退場した酒井宏樹選手に加え、怪我をした早川隼平選手が第2戦は出られないかもしれないが?)
「早川選手がどうなるかは分かりませんが、出られないとしても堀内(陽太)選手がいます。堀内選手は普段の練習からいいプレーをしていますし、それはみんなが分かっています。堀内選手が力を出せれば全く問題なく対応できると思います。酒井選手に関しては、精神的なところで活を入れられるというか、明確に強いエネルギーを示すことができることが一番の存在感だと思いますので、それがなくなる分、みんなでどうやって出すかということが大事だと思います。戦術面、プレー面も酒井選手がいないことで失うこともありますが、酒井選手に依存しないことで得るものもあると思います。酒井選手がいない状況で精神的にいかに強く闘えるかが重要だと思います」

(大事な試合に酒井選手がいないことでチームが試されるのではないか?)
「怪我人が多かったり、酒井選手がいなかったりする状況でチームとして試されます。第1戦を0-1で落とした状態でまたすぐ日曜日に同じ相手と対戦しますので、リバウンドメンタリティーが試されます。個人的にもこういうときに何ができるかというところで奮起したいです」

(「個人的にもこういうときに何ができるか」という点で具体的に言えることはあるか?)
「どのポジションでプレーするかにもよりますが、守備のタスクが多くなる試合ですし、相手の性質上、それが最も効率がいいことでもあります。それを粘り強くこなしながら、今日は安居(海渡)選手もやっていたと思いますが、サイドハーフのゾーンの守備がすごく大事になります。そのタスクもこなしながら、いかに前に出て行って勝負するかというところだと思います。粘った先にご褒美があると思っています。そういうことをさぼらないように、逃さないように闘い続けたいです。安居選手など、そういうご褒美をもらってもいいと思える選手が何人もいると思いますし、そういうところにこぼれてくるといいなと思います。まだ前半が終わっただけですし、次の90分では89分まで0-0でも残り1分で1点を取れば延長戦です。チームとしてどういうプランを取るかということはこれから決まりますし、何が何でも点を取りに行くという闘い方もあれば、89分に1点取ればいいという闘い方になる可能性もありますが、どちらになってもチーム一丸となって同じ意志を持って闘えばチャンスは転がってくると思います。それに尽きると思います」

(酒井選手がメンバーに入っているかどうかでロッカールームの雰囲気も違うと聞くが、ピッチ内だけではなく雰囲気づくりの面で取り組みたいことはあるか?)
「ロッカールームでの酒井選手の存在が大きいことは間違いありませんが、僕はタイプが違うので酒井選手の代役をするような意識ではありません。チーム全員で少しずつ分け合って、一人ひとりが少しずつ勇気を持って闘うことが大事だと思います」

(90分を終えてリードしている状態なので横浜F・マリノスがブロックを固めてくる可能性もあると思うが?)
「ないです。横浜FMは絶対にありません。今日は膠着したような状況も続きましたし、どちらかと言えばチャンスはこちらが多かったと思いますので、第2戦もそうなる可能性はあると思います。だから粘り強く闘うことです。あとはチームとしてどうやって闘うかという意志を統一して、齟齬がないように闘いたいです」

(試合が終わった直後からレッズのファン・サポーターが応援してくれていたが、それは勇気になりそうか?)
「かなり全力を搾り出した闘いでしたので、ダメージはありますが、そこから這い上がれるかどうかを試されていると思いますし、ファン・サポーターの方々もそういうときに誰がどういう闘いをするかを見ていると思います。ファン・サポーターの方々のおもいに応えられるように頑張ります」

その他のコメントや試合写真は、サイトメンバーズにてご覧いただくことができます。
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【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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