6日、浦和レッズはアウェイのミーディン ナショナル スタジアムで、AFCチャンピオンズリーグ2023/24 グループステージ MD6 ハノイFC戦に臨んだ。

レッズは、前半から優位に試合を進めたものの、後半開始早々にセットプレーから失点。ブライアン リンセンのゴールで追いついたものの、後半の終盤にPKで失点を許し、1-2で敗れた。

勝利を目指して立ち上がりから攻勢に出るレッズの選手たち。6分に得たPKは、アレクサンダー ショルツが決めきることができなかったが、その後もボールを支配しながら、人数をかけてスペースを消すハノイFCの守備の打開を図る。

安居海渡やアレックス シャルクが積極的にゴールを狙っていったが、惜しくもゴールは奪えずに前半をスコアレスで終えた。

後半は岩尾 憲、小泉佳穂に代わって、大久保智明、伊藤敦樹がピッチに入り、勝利を目指した。しかし開始早々の53分、CKから失点を喫し、先制されてしまった。

60分にはアレックス シャルクとエカニット パンヤに代えて、ホセ カンテと関根貴大がピッチへ。攻撃的な交代でまずは同点ゴールを目指した。

すると65分、右サイドでボールを受けた荻原拓也が相手をかわし、左足でゴール前にグラウンダーのクロスを送ると、絶妙なタイミングで相手ディフェンスラインの背後に抜け出したリンセンがワンタッチでゴール。同点に追いついた。

その後もこの試合で指揮を執ったラファル ジャナスコーチが、75分には大畑歩夢に代えて興梠慎三と攻撃的な交代カードを切り、逆転を目指したレッズの選手たち。しかし87分にPKを決められ、再びリードを許してしまう。

8分が提示された後半アディショナルタイムもゴールを目指して闘い続けたが、2点目は奪えずに1-2で試合は終了。グループ2位でAFCチャンピオンズリーグ2023/24の闘いを終えることとなった。

次戦は、日本時間12月15日(金)23時30分からプリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアムで行われる、FIFAクラブワールドカップ サウジアラビア2023 準々決勝 クラブ・レオン戦となる。

【西川周作】
「悔しいですね。ここでACL(AFCチャンピオンズリーグ)が終わってしまったということは、言葉にすることが難しいくらいダメージが大きいですし、もったいないシーンが今日もたくさんありましたし、カバーしたかったです。チーム全員として負けたという気持ちが強いです」

(Jリーグとはメンバーが代わったりもしていたが、アウェイでのハノイFC戦は難しかったのか？)
「相手の守り方を見ても変わったところがありましたので、試合前から難しくなると感じていました。自分たちが苦手とするような守り方をしていましたので、そう簡単には勝てないと思っていました。前半のうちにチャンスもあった中で、冷静に流れの中で決めることも大事でしたし、失点の仕方も普段はやられないようなCKから失点してしまいました。役割が変わった中でも出ている選手がしっかりとやらなければいけませんでしたし、自分は弾いてセカンドアクションで何とか、という気持ちはありましたが、相手の方が早かったです。チームを救うプレーをもっとしたかったと思います」

(後ろからこういうことを整理できればよかったと思うことはあるか？)
「後ろから『もっと冷静に』という声は掛けていました。もっと冷静に高い位置でボールをつないでサイドチェンジをして相手の2ラインをうまく動かすことができればよかったと思います。少し前に急ぎ過ぎたところもあったと思いますが、チャレンジした結果でもありますので、リスペクトはしています。守備に関してはカウンターが怖かったですが、リスクマネジメントはできていたと思います。失点のやられ方がもったいなかったと思います」

(ここから気持ちを切り替えるのは難しい作業だと思うが、FIFAクラブワールドカップに向けた意気込みは？)
「その出場権は自分たちがアジアを獲ったから与えられたものですので、自信を持って挑みたいですし、ACLの闘いは終わってしまいましたが、世界の舞台でも、ファン・サポーターの方々は応援してくれているので、自分たちはチャレンジ精神を持ちながら、いい結果をもたらしたいと思います」

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【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】