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「我々のコンセプトを表現し、勝利を求めて闘いたい」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 2/21)
21日、ペア マティアス ヘグモ監督の記者会見がオンラインで行われ、23日(金・祝)にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1リーグ 第1節 サンフレッチェ広島戦に向けて意気込みを語った。
(開幕まであと2日に迫っているが、ここまでつくり上げてきたチームの手応えは?)
「いつでももっと時間が欲しいという気持ちがありますが、今までの時間をしっかりと活用できたと思っています。沖縄でのトレーニングキャンプも満足のいくものでした。そして我々のゲームコンセプトも日々の練習で常に発展していると感じています。リーグが始まることを私も待ち遠しく感じています」
(渡邊凌磨選手を左サイドバックにコンバートした理由は?)
「昨年プレーしていた左サイドバックの選手が今季は移籍したことで左サイドのオプションをいろいろ見ていましたが、凌磨はまず選手として能力が高いと思います。そして我々はサイドバックには攻撃的な能力を求めています。彼はスピードもありますし、強度の高いプレーもできますので、左サイドバックとしてプレーしながらもゴールやアシストをもたらしてくれるようなタイプだと思います。大畑歩夢もそのような能力を持っていると思います。そして宇賀神(友弥)もそれに順応できると思っています」
(公式戦では自分たちを表現することと相手に対抗することのバランスをどう考えているか?)
「自分たちのスタイルでプレーしたいと思っていますが、相手によって柔軟に合わせていくことも毎試合必要だと思います。例えば、どのようなプレスをかけるのか、自分たちがボールを持ったときにどのようなスペースを突くのかということが変わってくると思います」
(その観点からいうと広島という対戦相手をどのように分析しているか?)
「新しく素晴らしいスタジアムのこけら落としの試合を観に行きましたが、このチームは長年一緒にプレーし続けている状況だと思います。守備ではかなり強いハイプレスをかけ、攻撃ではダイレクトなプレーが多いチームだと思います」
(これはイエスかノーかの答えで構わないが、頭の中で先発メンバーは決まっているか?)
「イエス」
(対戦相手を分析するときにどういうところを最も注意深く分析するのか?)
「攻撃のときはスペースを突きたいので、どのようなところにスペースが生まれるのというところを見ます。ハイプレスのチームと対戦するときは、いかにそのプレスを剥がしてスペースを使うかというところですが、例えばそれができたときは1本目をどこに出せるのか、2本目をどこに出せるのかというところを見たりします。開幕戦であり、新スタジアムでのゲームですので、広島は非常に高い強度で、強いエネルギーを出してくると思います」
(トレーニングキャンプ中から選手との個人面談を進めているようだが、面白い考え方をする選手や興味深い性格の選手はいたか?個人面談をしてどのようなことを感じているか?)
「選手たちとは常に距離感を近くして、常に彼らにチャレンジを与えて、次の成長のステップをどのようにするのかという話をしています。沖縄から個人面談を始めて、すでに全員と終わり、今日から2周目が始まりました。今日はタカ(関根貴大)、松尾(佑介)、チアゴ(サンタナ)と話をしました。それぞれに技術、戦術、フィジカル、そしてメンタル的な目標を設定してもらって、日々それにチャレンジしてもらっています。そして我々のプレースタイルに合致する方向で進んでもらいたいと思っていますが、選手一人ひとりがオーナーシップを強く持って、自分の成長に向かっていると思います。オーナーシップとは当事者意識を持って積極的に行動するという姿勢です。また、選手たちはすごく大きな野望を持っていると思います」
(酒井宏樹選手がキャプテンに選ばれたが、指名した理由やいきさつは?)
「彼の性格、経験、そしてグループへの影響力です」
(監督は日々の学びを大切にしていると選手から聞くが、それはマティアス監督の指導者としての哲学や人生観かもしれないが、なぜそういうことを伝えているのか?どのような気持ちを込めて伝えているのか?)
「私は64歳ですが、今でも貪欲に学ぼうとしています。それはサッカーだけではなく人生についてもそうです。学ぶことにはお互いのことを知るということも含まれますし、それが増えればグループとしても成長できます。全員が学習行動を取れば、クラブの中でイノベーション、革新が起こると思います。ノルウェーでは社会的なイノベーションがよく起こります。それは国民一人ひとりがフラットな状態で参加を求められているから起こることだと思います。そういうふうに全員が責任を持って行動を取ります。先ほど凌磨の左サイドバックの話が出ましたが、本人が責任を持って行動すれば、私が予測もしていなかったことが起こるかもしれませんし、それがチームとしての成長につながると思います。私が全ての答えを持っている状況があるとすれば、それはよくない状況です」
(開幕戦で勝利するためにキーポイントになることは?ピッチ内でどういうことを選手たちに求めていきたいか?)
「非常に強度の高い、熱のある試合になると思いますし、選手たちの球際の場面も多くなると思います。フィジカル的にも戦術的にもメンタル的にも選手たちはそれに向けて準備しておかなければいけないと思います。もちろん勝利も求めて闘いたいと思いますが、我々のコンセプトをいかに表現できるかというところも大事だと思います。アウェイゲームですが、我々が支配する時間をつくっていきたいと思いますし、そういう時間を浦和レッズのサッカーだというふうに持っていきたいと思っています。選手の強みも生かしたいと思います。例えば、前線のスピード、スペースが大きく空いていればインサイドハーフがそれを使用するような場面も見たいですし、サイドバックのランニングもたくさん見たいと思っています。裏を狙うダイレクトなプレーとしっかりとボールを握るコンビネーションのポゼッションサッカーの組み合わせを見たいと思っています」
(沖縄トレーニングキャンプの最後に楽しみだと言っていた大原サッカー場のミーティングルーム、ハード面で監督のこだわりが反映されているところはあるか?)
「帰ってきたときにはすでにミーティングルームが用意されていましたので、西野さん(西野努テクニカルダイレクター)には素早い行動を取ってもらったことを感謝しました。我々はクラスルーム、教室などとも呼んでいます。日々学ぶ場でもあると思っています。『浦和スタンダード』をしっかりつくっていきましょう、という話をしていますが、高いクオリティーのミーティングルームができましたし、ピッチも素晴らしいと思います。さまざまな部分でトップクオリティーをスタンダードにしていきたいと思っています。そしてリーグの38試合を通じて、『浦和スタンダード』がどんどん高まっているところをお見せしたいと思います」
(学びという言葉がでたが、練習中で印象的なのはメニューを始めるときに時折、モルテン カルヴェネスコーチなどが「Let’s Study」という掛け声をしていることです。珍しいことだと思います。言葉を大事にしている監督だと思うが、今は母国語ではない英語で指導していて、さらに通訳を挟むという手順を踏むが、そこに不安はないのか?)
「このクラブにいるような素晴らしい通訳がいると、そういう問題は起こりません。今通訳している羽生(直行)でさえ、いい通訳です(笑)。私も来る前はどうなるのかと思っていましたが、非常にプロフェッショナルな通訳たちがいて、すごくいい流れができていると思います」
(先発メンバーも気になるが、ベンチ入りメンバーがどうなるかも気になる。どういう基準でメンバーを選び、交代カードをイメージしたいと思っているのか?)
「日本に来たとき、メンバー入りできる人数が18人のみだと聞いて驚きました。私がスウェーデンに行ったとき、メンバー入りできるのは18人でした。そこで戦って、去るころには20人になっていました。どのクラブにもたくさんのクオリティーが高い選手がいますが、各ポジションに代えの選手がいれば選手にとってもクラブにとってもよりいい状況になると思います。近い将来そうなることを望んでいますが、18人ということは7人がベンチでそのうちの1人がGKですから、6人で10のポジションをカバーしなければいけません。チームの中には複数のポジションでプレーできる選手がいることは良かったと思います。また、スタメンとは特徴の違った選手がベンチにいれば、試合の最後のところで流れを変えることもできます」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
(開幕まであと2日に迫っているが、ここまでつくり上げてきたチームの手応えは?)
「いつでももっと時間が欲しいという気持ちがありますが、今までの時間をしっかりと活用できたと思っています。沖縄でのトレーニングキャンプも満足のいくものでした。そして我々のゲームコンセプトも日々の練習で常に発展していると感じています。リーグが始まることを私も待ち遠しく感じています」
(渡邊凌磨選手を左サイドバックにコンバートした理由は?)
「昨年プレーしていた左サイドバックの選手が今季は移籍したことで左サイドのオプションをいろいろ見ていましたが、凌磨はまず選手として能力が高いと思います。そして我々はサイドバックには攻撃的な能力を求めています。彼はスピードもありますし、強度の高いプレーもできますので、左サイドバックとしてプレーしながらもゴールやアシストをもたらしてくれるようなタイプだと思います。大畑歩夢もそのような能力を持っていると思います。そして宇賀神(友弥)もそれに順応できると思っています」
(公式戦では自分たちを表現することと相手に対抗することのバランスをどう考えているか?)
「自分たちのスタイルでプレーしたいと思っていますが、相手によって柔軟に合わせていくことも毎試合必要だと思います。例えば、どのようなプレスをかけるのか、自分たちがボールを持ったときにどのようなスペースを突くのかということが変わってくると思います」
(その観点からいうと広島という対戦相手をどのように分析しているか?)
「新しく素晴らしいスタジアムのこけら落としの試合を観に行きましたが、このチームは長年一緒にプレーし続けている状況だと思います。守備ではかなり強いハイプレスをかけ、攻撃ではダイレクトなプレーが多いチームだと思います」
(これはイエスかノーかの答えで構わないが、頭の中で先発メンバーは決まっているか?)
「イエス」
(対戦相手を分析するときにどういうところを最も注意深く分析するのか?)
「攻撃のときはスペースを突きたいので、どのようなところにスペースが生まれるのというところを見ます。ハイプレスのチームと対戦するときは、いかにそのプレスを剥がしてスペースを使うかというところですが、例えばそれができたときは1本目をどこに出せるのか、2本目をどこに出せるのかというところを見たりします。開幕戦であり、新スタジアムでのゲームですので、広島は非常に高い強度で、強いエネルギーを出してくると思います」
(トレーニングキャンプ中から選手との個人面談を進めているようだが、面白い考え方をする選手や興味深い性格の選手はいたか?個人面談をしてどのようなことを感じているか?)
「選手たちとは常に距離感を近くして、常に彼らにチャレンジを与えて、次の成長のステップをどのようにするのかという話をしています。沖縄から個人面談を始めて、すでに全員と終わり、今日から2周目が始まりました。今日はタカ(関根貴大)、松尾(佑介)、チアゴ(サンタナ)と話をしました。それぞれに技術、戦術、フィジカル、そしてメンタル的な目標を設定してもらって、日々それにチャレンジしてもらっています。そして我々のプレースタイルに合致する方向で進んでもらいたいと思っていますが、選手一人ひとりがオーナーシップを強く持って、自分の成長に向かっていると思います。オーナーシップとは当事者意識を持って積極的に行動するという姿勢です。また、選手たちはすごく大きな野望を持っていると思います」
(酒井宏樹選手がキャプテンに選ばれたが、指名した理由やいきさつは?)
「彼の性格、経験、そしてグループへの影響力です」
(監督は日々の学びを大切にしていると選手から聞くが、それはマティアス監督の指導者としての哲学や人生観かもしれないが、なぜそういうことを伝えているのか?どのような気持ちを込めて伝えているのか?)
「私は64歳ですが、今でも貪欲に学ぼうとしています。それはサッカーだけではなく人生についてもそうです。学ぶことにはお互いのことを知るということも含まれますし、それが増えればグループとしても成長できます。全員が学習行動を取れば、クラブの中でイノベーション、革新が起こると思います。ノルウェーでは社会的なイノベーションがよく起こります。それは国民一人ひとりがフラットな状態で参加を求められているから起こることだと思います。そういうふうに全員が責任を持って行動を取ります。先ほど凌磨の左サイドバックの話が出ましたが、本人が責任を持って行動すれば、私が予測もしていなかったことが起こるかもしれませんし、それがチームとしての成長につながると思います。私が全ての答えを持っている状況があるとすれば、それはよくない状況です」
(開幕戦で勝利するためにキーポイントになることは?ピッチ内でどういうことを選手たちに求めていきたいか?)
「非常に強度の高い、熱のある試合になると思いますし、選手たちの球際の場面も多くなると思います。フィジカル的にも戦術的にもメンタル的にも選手たちはそれに向けて準備しておかなければいけないと思います。もちろん勝利も求めて闘いたいと思いますが、我々のコンセプトをいかに表現できるかというところも大事だと思います。アウェイゲームですが、我々が支配する時間をつくっていきたいと思いますし、そういう時間を浦和レッズのサッカーだというふうに持っていきたいと思っています。選手の強みも生かしたいと思います。例えば、前線のスピード、スペースが大きく空いていればインサイドハーフがそれを使用するような場面も見たいですし、サイドバックのランニングもたくさん見たいと思っています。裏を狙うダイレクトなプレーとしっかりとボールを握るコンビネーションのポゼッションサッカーの組み合わせを見たいと思っています」
(沖縄トレーニングキャンプの最後に楽しみだと言っていた大原サッカー場のミーティングルーム、ハード面で監督のこだわりが反映されているところはあるか?)
「帰ってきたときにはすでにミーティングルームが用意されていましたので、西野さん(西野努テクニカルダイレクター)には素早い行動を取ってもらったことを感謝しました。我々はクラスルーム、教室などとも呼んでいます。日々学ぶ場でもあると思っています。『浦和スタンダード』をしっかりつくっていきましょう、という話をしていますが、高いクオリティーのミーティングルームができましたし、ピッチも素晴らしいと思います。さまざまな部分でトップクオリティーをスタンダードにしていきたいと思っています。そしてリーグの38試合を通じて、『浦和スタンダード』がどんどん高まっているところをお見せしたいと思います」
(学びという言葉がでたが、練習中で印象的なのはメニューを始めるときに時折、モルテン カルヴェネスコーチなどが「Let’s Study」という掛け声をしていることです。珍しいことだと思います。言葉を大事にしている監督だと思うが、今は母国語ではない英語で指導していて、さらに通訳を挟むという手順を踏むが、そこに不安はないのか?)
「このクラブにいるような素晴らしい通訳がいると、そういう問題は起こりません。今通訳している羽生(直行)でさえ、いい通訳です(笑)。私も来る前はどうなるのかと思っていましたが、非常にプロフェッショナルな通訳たちがいて、すごくいい流れができていると思います」
(先発メンバーも気になるが、ベンチ入りメンバーがどうなるかも気になる。どういう基準でメンバーを選び、交代カードをイメージしたいと思っているのか?)
「日本に来たとき、メンバー入りできる人数が18人のみだと聞いて驚きました。私がスウェーデンに行ったとき、メンバー入りできるのは18人でした。そこで戦って、去るころには20人になっていました。どのクラブにもたくさんのクオリティーが高い選手がいますが、各ポジションに代えの選手がいれば選手にとってもクラブにとってもよりいい状況になると思います。近い将来そうなることを望んでいますが、18人ということは7人がベンチでそのうちの1人がGKですから、6人で10のポジションをカバーしなければいけません。チームの中には複数のポジションでプレーできる選手がいることは良かったと思います。また、スタメンとは特徴の違った選手がベンチにいれば、試合の最後のところで流れを変えることもできます」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】