3日、明治安田J1リーグ 第2節 東京ヴェルディ戦【MATCH PARTNER ポラスグループ】の後、伊藤敦樹がホーム開幕戦を終えての感想、そして、今後の闘いについて語った。

(試合を振り返って)
「守備のはめ方など、相手がしっかり自分たちを分析してきたので、ある程度ボールを持たせてくれましたが、なかなか崩しきれなかった印象です」

(ボールを持って全体で押し上げていくと、相手が構えているところに攻めていく形になるが、何をすればいいと感じたか？)
「だいぶ相手がコンパクトに守ってきたなかで、外回しのパスだけになってしまったら相手の思うツボなので。どこかでチャレンジするボールを入れていかないと相手は崩れないと感じていました」

(ペア マティアス ヘグモ監督の会見では、インサイドハーフ、ウイングの裏抜けする動きが欠けていたという話があった)
「ハーフタイムにそこを指摘されました。そこは、マリウス(ホイブラーテン)にだいぶ言われていたことは感じていましたけど、お互いにコミュニケーションがまだ不足していました。自分も走っていなかったですけど、裏にパスが出る感覚もなかったので、もう少し走っても良かったかなと思いました。後半は相手がスペースを締めてきて、裏に走ることが難しかったので、前半に自分が気づいて、そこを取りに行けば良かったと感じました」

(その辺りをチーム内でどう合わせていくのか？)
「それはコミュニケーションであったり、お互いに目を合わせたり、信頼関係もあると思うので、やり続けて良くするしかないと思います」

(2試合が終わって勝ち点1という結果をどう受け止めているか)
「厳しい結果だと思います。今季は攻撃的に行こうという話のなかで、2試合を終えてPKの1点のみなので、みんなの期待を裏切る形になってしまいました。開幕前の期待感や、今季の浦和に対する思いはみんな感じていました。そんななかで1分1敗で終えてしまいましたが、雰囲気が悪くなってどんどん下がってしまうのは良くないことです。まだ始まったばかりですし、自分たちがやってきたことを信じてやり続ければ、結果がついてくると思います。変に崩れたくはないですね」

(リーグに2連勝したチームがなく、次節に勝てば上位に行けるという状況はポジティブな要素か？)
「そこまで意識はしてないですけど、周りを見ればポジティブでもあります。まだ1位と1試合差なので、しっかり勝ち続ければ全然問題ないと思います。でも、まずは次の試合を勝つことだけを意識してやりたいです」

(前節のサンフレッチェ広島はマンマーク、東京ヴェルディはゾーンで守ってきた。次節の北海道コンサドーレ札幌はマンマークで守ってくると思われるが、やりづらさを感じるか？)
「今は相手がマンツーマン、ゾーンだからというよりは、自分たちのやり方や意識、距離感がうまくいっていない部分があると思います。次の札幌は広島のマンツーマンと少し違う感じもしますし、やりづらさは感じていません。チームとしてやりたいことをしっかりやって、相手がマンツーマンだろうとゾーンだろうと崩せる力をつけていかなければいけないと感じています」

(チーム全体として、まだ頭の中で考えながらプレーをしてしまっているのでは？)
「キャンプの時はコンビネーションがうまくいっていたシーンが多かったんですけど、広島戦で少し自信をなくしてしまったような空気があるので。コンビネーションをもっと出していかなければいけないと思いますけど、そのためにはやり続けるしかないです。やり続ければ改善されると思う。今はチームとしてみんなが同じ意識を持って同じ方向を向いてやることが大事だと思います」

(マティアス監督の会見で、昨季までの足元で受けるプレーからの脱却にトライしているという話があった。まだ新しいスタイルに難しさがあるか？)
「監督も言っているように、裏に抜ける回数を増やしていかなければいけないと思います。狙い続けることで、相手もスペースが空いてくると思います。前半は特に回数が少なかったと思うので、もっともっとやっていかないといけないと思っています」

(今日はたくさんのファン・サポーターが来てくれたが、これから彼らには、どんなところを見せていきたい？)
「今日これだけのサポーターが来てくれましたし、それは今年のチームに対する期待感の表れだと思うので、そこには本当に結果で応えていきたいと思いますし、自分たちが勝ち続けていい位置にいれば、毎試合このくらいのファン・サポーターは来てくれると思いますし、そこは裏切りたくはないです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】