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「最も難しい試合になるが、信念を持って勇気のあるプレーをしたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 9/26)

26日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、9月28日(土)にノエビアスタジアム神戸で行われる明治安田J1リーグ 第32節 ヴィッセル神戸戦に向けて意気込みを語った。

(FC東京戦の翌日にトレーニングマッチが行われたが、悔しい敗戦の翌日にプレーするメンバーはポジティブな姿勢で臨んでいたのか?)
「トレーニングマッチに出た選手たちは次の先発メンバーにつながるかもしれないという気持ちがあったと思いますので、非常にポジティブな姿勢で挑んでくれました。この試合をプレーすることによって先発メンバーに近づいた選手たちもいます」

(Jリーグの公式戦だと相手の対策が出てくると思うが、そのようなトレーニングマッチではマチェイ監督が掲げる攻撃サッカーが見えるのか?)
「大学とのトレーニングマッチはその週にトレーニングしてきたことを実行する場にしました。ルールを浸透させている中で、そんなに難しいものではなくシンプルなルールですが、90分間それを維持することが大事でした」

(FC東京戦はメンタル的に厳しかったと思うが、立て直すためにミーティングで選手たちにどのようなことを伝えたのか?)
「全てをお話することはできませんが、選手たちに主に伝えたことは、いかなる状況でも自分たちを信じて戦うことだというものです。あの試合では立ち上がりでアイデアも見られましたし、徐々にゲームをコントロールしていく流れになっていましたので、そのままいい方向に向かうだろうと感じていました。最初の失点の後もそのトライは続いていたと思います。ただ、その5分後という短い時間でCKからのハンドでPKによって失点してしまいました。あの時間での2失点目はチームにとって重すぎたかもしれません。試合後の会見でも言いましたが、前半の最後の30分間は我々にとって何もできない時間帯になってしまいました。今後はまずはこのような状況を避けたいと思いますが、このようなことが起こった場合でもまだ70分残っていますので、その時間をしっかりと使いながらプレーしなければいけません」

(神戸の印象は?)
「非常にタフな試合が待っていると思います。シーズンの中でも最も難しい試合になるかもしれません。神戸にはスキルのある、パーソナリティーのある選手たちがそろっていますし、さらにいい構造の中でプレーしていると思います。昨年も見ましたが、ゲームマネジメントができる、経験のある選手がそろっています。次節はサンフレッチェ(広島)と(FC)町田(ゼルビア)が直接戦いますので、神戸にとっては首位に立つチャンスもある、非常に高いモチベーションで挑んでくる試合だと思います。しかし我々も信念を持って勇気のあるプレーをしたいと思っています。より大きなプレッシャーを感じているのは神戸だと思います。前節は敗戦になりましたが、レッズはトップ3にいるチームとのアウェイゲームでも強く戦えるチームだと思います。町田戦、ガンバ(大阪)戦も非常に難しい試合でしたが、しっかりと勝ち点を取ることができていましたので、神戸に対してもそれができると信じています」

(ファイナルサードに入ったところでの崩しで先日の公開トレーニングでは面白い攻撃パターンが見えたと感じたが、その部分での創意工夫をマチェイ監督はどう感じているか?中島翔哉選手はファンタスティックだったと思うが、どう感じたか?)
「そうですね。翔哉のようなクリエイティブな選手がここにはいます。できるだけいい形でそういった選手たちの能力を生かしたいと思います。ファイナルサードからフィニッシュに持っていくまでのトレーニングはみんなが一生懸命行っています。我々がどの試合でも使う形と神戸対策で使う形、その両方のトレーニングをしました」

(就任会見の際、最初の4試合で美しいゲームはできないかもしれないが勝ち点を取りにいく、という話をしていたと思うが、5試合目に全く違うことができることはないと思うので、4試合で段階的に良くなっていかないといけないと考えていると思う。少しずつ良くしていく中で最も大事にしたいと思っていることは?)
「もちろん試合ごとにより良いチームになりたいと思っています。現時点であまりにも複雑なものをチームに与えるということはしたくありません。そして私が選手やチームの現在の特長を知っていく中で、彼らにアドバイス、システム、形、パターンといったものを与えていくことを増やしています。そういったことをトレーニングの中で実行していけば、近い将来、選手たちがプレーしやすいメカニズムができていくと思います」

(昨年は岩尾 憲選手という日本人のプレーメーカーがいたが、今年はサミュエル グスタフソン選手というヨーロッパから来たプレーメーカーがいる。グスタフソン選手はボールとの距離感をうまく取りながらプレーするタイプで、日本の選手はボールに近寄ってプレーしたがると思う。そういうことは昨年から感じていたと思うが、チームの中でどのように合わせていけばいいと感じているか?)
「サミュエルは独自の能力を持っています。その能力でゲームをつくることができます。いいタイミングでいい場所に現れ、我々のゲームをつくってくれる選手です。ダイアゴナルパスも持っています。相手にとって危険な存在だと思います。ショートや縦のパスだけではなく、大きくサイドチェンジもできます。ただ、まだサミュエルの能力を100パーセント生かすことはできていないと思います。それはサミュエルと日本人選手の相互理解だと思います。周りがサミュエルのことをより良く知ることも必要ですし、サミュエルが周りのスピードに合わせることも必要になってくると思います」

(FC東京戦後の会見で「ここで行わないといけない仕事は、戦術面だけではなくメンタル面にもあると認識した」と話していたが、そのメンタル面というのは先ほど話した、どんな状況でも自分たちを信じて戦うということか?)
「そのようなメッセージはミーティングの中でも常に伝えるようにしています。FC東京戦で見られたのは、プレーのみに集中する姿ではなく、プレー以外のところにエネルギーを割いてしまって、チームのためにならないようなことがあったということです。このチームにメンタル的な力強さはあると思いますが、それをいい方向に導くことができればと思います」

(FC東京戦のように自分たちのミスが重なったことで支配しながら勝てないゲームの後は次のゲームまでチームをコントロールするのが難しいと思うが、どんなことを心掛けているのか?)
「まだまだ私が把握しなければいけない側面がいくつもありますので、簡単に答えられる質問ではありません。私もこのチームの限界なども把握していく中で、現在の私のリアクションや選手の要求は、責任を持ったものにしたいと思っています。ただ、メインの哲学として、自分のことではなくチームのことを考えてピッチで行動するという哲学はあります。そして選手たちはピッチ上で常に自分をコントロールしながら、自分が正しいポジションにいるのか、走らなければいけないのか、集中できているのかというところは意識してもらわなければいけません」

(試合のピッチの中で選手が表現していることでどんなトレーニングをしているかは想像がつく。たとえばFC東京戦ではグスタフソン選手が縦にかなり走っていて、今までにないプレーで面白いと思った。そういったプレーはこれからも増えていくと思うが、日本でよく言う秘策のようなものは考えているのか?)
「私がボランチに縦にいくプレー、裏に抜けるプレーを求めることは秘密ではありませんので秘策ではないと思いますが、サミュエルのような能力の高い選手を見れば、そこをもっと生かさなければいけないと思いました」

(ブライアン リンセン選手が出場できない状態だと思うが、チームにおけるマイナス面はどうか?)
「FC東京戦でブライアンが負傷しました。メディカルスタッフは全力で彼の回復を促していますが、神戸戦に間に合わない可能性があります。そこはまだ希望を持ちたいと思います」

(リンセン選手が神戸戦に間に合わない場合にはどのように補おうと考えているのか?)
「いい質問ですね。ブライアンが間に合わなかった際の解決策は2つあります。今は細かいことは言えませんが、その2つとも神戸戦では有効だと思っています」

(昨季はACL優勝の後からチームを変化させようとした際に連戦が続き、回復と対策に時間を費やしてトレーニングの時間が取れなかったと思う。今季の残りは連戦がないが、その時間をどのようなバランスで使っていこうと考えているのか?)
「昨年とはかなり違ったスケジュールになっています。1週間のフルのマイクロサイクルを使うことができます。ただ、私が到着してから2週間、非常に気温が高かったので、5日づくりではなく4日間でつくっていました。今後、気温が下がっていけば5日間で準備をしていきたいと思っています。それを今度のインターナショナルマッチウイーク辺りからできればと思っていますし、選手の個別のトレーニングも増やしていきたいと思っています。

(監督によってさまざまなスタイルがあると思うが、4日間でつくることと5日間でつくる場合の違いやマチェイ監督の好みはあるのか?)
「私は5日でつくることを好みます。ヨーロッパでもそのようなスタイルで行っていました。昨年は、あまりにも暑い中で強度が高いトレーニングを長時間行ってしまったと思います。石栗(建)コーチ、テック(ヴォイテク イグナチュク)コーチ、フィジカルコーチと話をし、9月いっぱいは4日間でつくっていこうという話をしました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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