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小泉「こういう状況を覆すメンタリティー、エネルギーが必要」

28日、明治安田J1リーグ第32節 ヴィッセル神戸戦を終え、小泉佳穂が試合で感じた課題や、次戦に向け何が重要と考えるかを語った。

「ビルドアップをやることのリスクとリターンが見合っていないようなピッチだったので、正直、難しいのは分かっていました。その中での明確な意思統一、意思の共有みたいなところができていなかったが故のもどかしさと言いますか、ロングボールを蹴っても誰もいないとか、そういう部分で意識の統一ができていなかったと思います。

相手はいざとなったら大迫(勇也)選手、武藤(嘉紀)選手に蹴れば収まるというところがあるので、その部分で全体的に有利に進められてしまった、という印象です」

(その中で後半に入り、どういうふうにプレーしようと考えていたか?)
「ビルドアップは難しかったですけど、とりあえずはやってみようということで、相手のボランチを迷わせる立ち位置を取って、自分に食いつくのかボランチに食いつくのかというところが中途半端になるようなポジションを取りました。後半の頭はそれで何回かいいリズムをつくれたので、それを続けたかったんですけど、芝も悪いですし、相手も試合巧者というか、ゲームを止めてくるので、流れがうまくつくれないまま終わってしまったかな、という感じです」

(前半と後半では攻撃面で如実に変化があり、渡邊凌磨選手との関係性は見ていて楽しいものがあったが?)
「そうですね、(渡邊)凌磨のほうがやっぱりやりやすいです。みんなやりやすいですけど、凌磨とは意思の共有もありますし、いいところに立ってくれているので、いいリズムでパスを何本かつなげて、楽しくできました。ただ、その回数と質は、もっと増やして高めないといけないと感じています」

(浮き球のクロスなどは有効だったと思うが?)
「チアゴ(サンタナ)のところは明確に狙いではあったんですけど、神戸もウチと似ているというか、攻撃の仕方は全然違いますけど、守備のところの堅さ、しっかりとブロックを組んでゾーンで守ってくるところはすごく似ているチームなので、クロスだけだと難しい印象もありました。どこかで意表を突いたアイデアや質が求められる試合でしたし、我慢比べの試合だったと思います」

(次戦に向けての対策などは?)
「対策というか、課題は山積みですし、一番はこういう状況を覆すメンタリティー、エネルギーが必要だと思います。それはすごいエネルギーがいることなので、一人ひとりがそれを出せるか、勝利への執念をピッチで出せるかが一番大事だと思います」

(次戦はホームで、今日とは違うサッカーができるのでは?)
「サッカーは全然違うものになると思います。あとは気持ちと戦術の整理を、1週間でどれだけできるかだと思います」

その他のコメントや試合写真は、サイトメンバーズにてご覧いただくことができます。
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【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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