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「今までの流れを断ち切るには、またとない機会」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 4/11)

11日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、4月13日(日)に国立競技場で行われる明治安田J1リーグ 第10節 FC町田ゼルビア戦に向けて意気込みを語った。

(先日の公開練習の日に柴戸 海選手が復帰していた。2023年にも見たことがある選手だと思うが、あらためて彼の長所や担ってほしい役割についてどう考えているか?)
「2年前に海とは一緒に仕事をしました。非常に堅固な、しっかりとしたボランチです。Jリーグで彼を見ることができればと私も思っています。彼に期待できることは、プレーの安定性と攻守のバランスのところです。彼はハードワーカーでもあり、闘う選手でもありますので、そういった彼の個性も非常にいいと思います」

(先日の練習後に同じボランチのサミュエル グスタフソン選手とおそらく30分、長い時間話していたと思うが、どのような内容だったのか?)
「チーム内での彼の役割と、改善できるところの話でした。ビルドアップでの攻撃力は非常に高いレベルを持っています。ただ、彼が成長できる余地はまだありますので、そこはチームにとっても重要なところです」

(マチェイ監督にとって理想のボランチ像は?)
「Jリーグでは高い強度が要求されますので、ボランチは90分間それを発揮し続けなければいけないと思います。数年前はボランチにスピードは求められませんでしたが、現代のサッカー、特にJリーグは切り替えが素早いので、そういったことも求められます。また攻撃でのスキルもゾーン1、ゾーン2のビルドアップに参加するだけでなく、ゾーン3に駆け上がっていってシュートを打つことも求められます」

(町田は空中戦が非常に強い。今シーズンのデータでも空中戦の勝率は1位だが、空中戦対策をどのように考えているか?)
「いい質問ですね。今日はセットプレーのトレーニングを行いましたが、空中戦の強さを生かしたセットプレーを持っている町田の対策を行いました。そして全体的に町田の空中戦の強さに対して、空中で競り勝つことも重要ですが、それだけではなくて勝てないときは自由にやらせないことが重要だと思います。そしてセカンドボールも非常に重要になります。たとえば川崎(フロンターレ)戦でも林(幸多郎)のロングスローのセカンドボールからゴールを決めていましたし、我々のこの前の失点も空中戦というより、そのセカンドボールのところで負けていたと思います」

(攻撃ではチアゴ サンタナ選手は守備の貢献度が高く、走行距離も長いが、逆に敵陣ゴール前にいられない時間も長い。敵陣ゴール前に彼がいればもう少しゴールが増えるのではないか?)
「相手の最終ラインを突破した後、ペナルティーエリアへの侵入が必要ですが、そこは我々の改善点でもあると思いますし、特にストライカーは最後のところにいるべきだと思います」

(町田戦が今季の10試合目になるが、4分の1近く戦ってきて、シーズン開幕当初は強いファーストグループをできるだけ早く見つけたいと言っていたと思うが、このファーストグループで戦えるという手応えを感じているのか?また選手を入れ替えて組み立てた方がいいと感じているのか?点を取るためのオプションに新たな変化を加える必要があると感じているのか?)
「9試合戦ったところで我々にどういった可能性があるのか、現状はどうなのかということを考えなければいけません。そして怪我人などもいる中で、相手に合わせなければいけないところも出てきます。いくつかのポジション、たとえばサイドバックで別の選手にチャンスを与えたりしているのはみなさんもご覧になっていると思います。中盤に関してもローテーションしていましたが、(渡邊)凌磨の復帰によって安定性を取り戻せると思っています。新たな形を試すというより、怪我人が出たから替えざるを得ないということもあります。9試合戦ったところでスタメン候補のグループは固まりつつありますし、その中から最も良い組み合わせを探しています」

(町田戦に関してセカンドボールの争いが重要だと言っていたが、そこは町田の長所でもあると思う。それにレッズが対抗するにはどういうことが必要になるか?)
「セカンドボール争いの動き出しのタイミングが重要になると思います。そのためにはウイングを含めた中盤の選手同士の距離感も大事になってきます。特に守備のところでのセカンドボールは町田に拾われたら背後のスペースを狙ってきたりしますし、非常に危険な場面になりますので、セカンドボールを回収することが重要だと思います」

(ヴィッセル神戸戦などセカンドボールをうまく拾えている試合も何試合かあったと思うが、それができているときとできていないときは、先ほどのお話のバランスがいいときと悪いときの違いということか?)
「ゲームコントロールということを考えたとき、セカンドボールの回収は一つの大きな要素になります。町田を見ますと、昨年と比較しても変わりつつあると思いますが、オ セフン選手へのロングボールは多用します。そのとき、西村(拓真)、相馬(勇紀)の2シャドーが危険だと思います。彼らはドリブルもできるし、シュートも打てれば、パスを出して前進することもできます。そこは抑えないといけないところだと思います。しかし、そのときは町田も前掛かりになっている状況ですので、我々がセカンドボールを拾えば、相手の背後のスペースを使いながら危険なカウンターを打つことができると思います」

(町田戦はアウェイではあるが、国立競技場で戦うことについてどう感じているか?)
「国立競技場というのはサッカーをプレーするのに特別な場所ですので、そこで高いモチベーションを持って戦うことができればと思っています」

(町田戦を終えるとホーム5連戦となるが、町田戦がホームでの戦いが続く前の試合ということで何か特別な意識はあるか?また、5試合連続ホームで戦えることをどう感じているか?)
「まずアウェイ6戦で勝利を収められていないことは非常に残念なポイントです。首位の町田との国立競技場でのアウェイゲーム。これは我々にとって今までの流れを断ち切るには、またとない機会だと思っています。

ホームゲームに関してはいつも言っていることですが、我々の埼玉スタジアムは一つの大きなアドバンテージになっていますので、その環境で5試合プレーできるのはとてもいいことだと思います。また、ホームではより攻撃的にプレーしたいですし、ファン・サポーターの方々の後押しを受けられるスタジアムでそれを目指したいと思います」

(グスタフソンとは役割の話をしたということだが、マチェイ監督はグスタフソン選手にどういう役割を求めているのか?)
「サミュエルはこのチームの中でリーダーになる素質や能力を持っています。この前、話したことをあまり細かくみなさんにお伝えすることはできませんが、安定性が出てくればリーダーシップをより発揮できるだろうという話はしました。どのようにすればそれが達成できるのかという話でした」

(グスタフソン選手のポテンシャルをチームとして生かしきれない要因をどう考えているか?)
「今までサミュエルは違ったシステムの中で違った役割をこなしてきました。私のシステムの中に組み入れると、守備的な役割が増えてきます。そして彼も一生懸命、私のスタイルに合わせようとしてくれていますので、非常にありがたく思いますが、今シーズンのJリーグの新たな基準や対戦相手を考えると、そこに合わせていく必要もあります」

(ここまでの試合を見てきて、良い結果や悪い結果、成長も課題といろいろあると思うが、レッズの方が相手より疲れてしまっている試合が多いと感じる。この要因もさまざまだと思うが、マチェイ監督はどう感じているか?)
「興味深い視点だと思います。前節に関しては完全に同意します。前半の30分を過ぎたころと失点した後、フィジカル的に少し苦しい時間があったと思います。追いつくための闘いの部分でリアクションが十分ではなかったと思います。しかし、それ以前の試合ではそういう印象を持っていません。フィジカルコーチなどともデータを見ながら常に話はしていますが、データ的にそういうものは出ていないと思います」

(2023年にマチェイ監督がレッズを指揮していた際、試合に出ていない選手に対しても同じ距離感で見てくれると若い選手が話していた。プロサッカーチームの監督として、全員を同じ距離感で見るのは難しい作業だと思うが、どんなことを意識しているのか?)
「まず、いいコミュニケーション、いい関係を選手たちと築くことが重要だと思います。選手それぞれとの関係においては、すごくいい関係もあれば、そこまでよくないものもあるかもしれません。ただ、その意識は双方に必要なことだと思います。私はできるだけ選手たちとコミュニケーションを取ろうとしています。もちろん全員と話すことは難しいですが、スタッフにも優秀な人材がそろっていますので、特に日本人コーチの方々には試合に出ていない選手たちとコミュニケーションを取ってもらっています。特にノブさん、池田(伸康)コーチはそういった部分で非常に重要な存在だと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「今までの流れを断ち切るには、またとない機会」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 4/11)

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