1996.12.14 VOL.1
REDS VOICEトップページへ戻る岡野田北池田(伸)西野

「手をつないで一緒にグランドに入りたい。それが小さいころの夢だったから....」

池田伸康(MF)NOBUYASU IKEDA
VOICE
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今年はどんな一年でしたか?

「今年はサッカーでは怪我が多くて満足いってないけど、僕と美憂にとっては怜(れい)ができたので…いい一年でした。」

 96シーズンの池田伸は開幕戦こそスタメン出場したものの、その後は故障もあってサブに甘んじることが多い不本意なシーズンだった。しかしプライベートでは1月13日にそれまで彼を見守り続けた美憂さんと結婚式を挙げ、さらに9月8日には「怜」ちゃんが誕生。子供好きな2人にとって待望の第1子誕生だった。

やっぱりおおきくなったらサッカー選手?

 「サッカーをやってたおかげでいろいろな国を回れたから、怜にもそういう経験をしてほしいと思う。でも美憂が築いてきたレスリングも一度は試してほしいな」

 いまさら紹介するまでもないが、池田伸夫人の美憂さん(旧姓・山本)は元女子アマチュア・レスリングの選手。それも向かうところ敵なしの世界チャンピオンだった。現在の美憂さんは主婦業を最優先し、健康管理をはじめとして夫のサポートに専念している。いずれにしてもスポーツ選手2人の間に生まれた怜ちゃんは相当の運動神経の持ち主のはず。将来が楽しみだ。

これからの夢は?

「手をつないで一緒にグランドに入りたい。それが小さい頃の夢だったから。そしてレギュラーをとって怜にいいサッカーを見せてあげたい」

 子供という何ものにも代え難い宝物を手に入れた池田伸。父親として、当然、サッカーにかける情熱もこれまで以上のものがあるはずだ。来シーズンはあらたなモチベーションを持ち、さらにパワーアップした彼のハッスル・プレーが見られるに違いない。レイちゃんのためにもがんばれ!




写真提供:山添 敏央
インタビュー:広報部