ONLINE MAGAZINE/REDS VOICE
2001.8.10 Vol.44

「浦和レッズシーズン2001 を語る会」ご報告

〜3月2日会合から〜

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[大野]
 次の質問です。ことによると本題からはずれることじゃないかと思うんですが、みなさんも感じることだと思います。

 「大学卒業の選手で今年3年になりレギュラーに入らない選手がいますが、こういう選手をどうするのでしょうか。獲得の失敗なのではないでしょうか。あるいは育成の失敗なのでは。たとえば盛田、小島」とありますが。

[水内]
 ここまでの仕上がり具合はいかがですか。

[チッタ]

 選手の特徴を知らなかったので、34人全員鹿児島へ連れていって、選手の特徴を見ました。ふだんは34人も連れていかないのですが、34人全員にチャンスを与えたかったのです。戻ってきてからトップとサテライトに分けて練習しました。人数が多いとしっかり練習ができないので2つに分けていますが、2つのチームだとは思っていません。チャンスあればつかめるし、いつでも出られるようにしておいてほしいですし、それがサッカーです。

[河野]

 サッカーにはテクニックやスピード、フィジカルはあって当然だと思うのですが、それ以外にサッカーに必要なものは何だと思いますか。

[チッタ]

 サッカーはグループのスポーツですから、ある人はスピードがあるし、ある人はテクニックがある。そういう選手をうまく組み合わせてやることでしょう。

[水内]
 監督が目指すサッカーとはどういうものですか。

[チッタ]

 まず、まとまりがあってバランスのよいチームを作りたいですね。

[水内]
 やはり先日のプレシーズンマッチのように、4バックでやって、勝っているときはもう一人DFを入れる、というサッカーをするんでしょうか。

[チッタ]

 去年は3・5・2でやっていました。私はブラジルの選手ですけども、ヨーロッパの経験もありますが、4・4・2が一番好きなシステムです。しかし、どんなシステムでも、しっかりまとまって守備をすればいいと思っています。去年はセットプレーからの失点が多いということで、守備に強いチームを作らなければいけないと思ってきて、守備を重点に練習してきましたた。DFだけが守備をすればいいということではなくて、しっかりまとまってグループとして守備をやることが重要です。

[河野]

 ギャラクシー戦で、2−1とリードしていて残り5〜6分で室井を投入して5バックにしたのを見て、勝負に対するこだわりを感じたんですが。

[チッタ]

 基本的には勝つことが大好きです。遊びでもどんなときでも勝ちたいです。この間の試合も、私が監督をやって初めての試合だったので、いい試合もしたかったし、勝ちたかったです。試合は1−0で先行したんですが、すぐに点を取られて難しい試合になりました。その後2−1になったときには、同じようになりたくなかったので、残り時間守備を固めていきました。ギャラクシーもヴェルディに負けていますから、もう負けたくないでしょう。ですから勝つためにああいう形にしました。やはりどんな試合でも勝ちたいですから。

[水内]
 では目指している攻撃はどうですか。

[チッタ]

 攻撃では多くのスピーディーな選手がいますから、心配はないと思います。基本的には攻撃的なサッカーが好きですし、きれいなサッカーをやって勝ちたいんですが、いつでもきれいなサッカーができるとは限りません。速くやるとき、ゆっくりやるとき、守備的にやるとき。いろいろやらなければなりませんが、監督から言われたときだけではなくて、選手たちもグラウンドで気づいて、やってほしいと思います。



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