[大野]
まだ私が突っ込み足りないところもあるでしょうから、みなさんからたっぷり質問してください。
[水内]
それではサポーターの方から質問はありますか。
△８
今の戦力で補強は満足されていますか。
[チッタ]
あと一つ二つのポジションで選手が必要だと思っていますが、全体を見てＪ１にいたころのメンバーもいますし、井原も入っていますし、チーム全体としては頑張っていけると思っています。本当はあと一つ二つのポジションがほしいですが。
△９
現在の仕上がり具合は何パーセントぐらいですか。
[チッタ]
まあパーセンテージとしては言いたくないですが、たとえばこの間のギャラクシー戦ではいいところもありましたし、悪いところもありました。我々が攻めるときにミスパスがありましたし、相手のチャンスは我々のミスから生まれています。しかし全体としてはいいところの方が多かったし、満足はしています。これから調整していきます。
△10
監督は練習施設に対して不満を持っていらっしゃるそうですが、どのくらい重要な問題だと考えていますか。
[チッタ]
サッカーをやるにはグラウンドがなければならないですが、あるだけではなくいい練習ができて、いい成果を出して、いいチームを作るためには、いいグラウンドがなければならないのは当然だと思います。浦和というチームは特に周りのサポーターから期待されているチームだし、サポーターも多いし、来年のワールドカップに備えて今年のＪリーグは重要ですが、Ｊリーグが盛り上がるためにも浦和が活躍した方がいいし、サポーターだけでなく全国的には期待されているチームです。そのためにはいいグラウンドがなくてはなりません。大原も駒場もいいグラウンドではありません。いい練習ができません。どこまでできているか確認もできません。Ｊ２から上がってきて、慣れていなかったのかもしれませんが、１部のチームなのですから、いいグラウンドが必要です。
練習試合でも我々はパスを回して攻撃的にやろうとしますが、それがうまくいきません。相手は（パスを）壊せばいいのですから、荒れたグラウンドでは守る方が有利なのです。
[河野]
去年、日本のタイトルを総ナメした鹿島アントラーズのトニーニョ・セレーゾ監督は意識していますか。
[チッタ]
最初Ｊリーグが始まったときにはヴェルディが強くて、鹿島はこれまで一番優勝しているチームです。鹿島はジーコが最初から時間をかけて作ったチームです。私もできれば１年だけではなくて、時間をかけて強い浦和を作っていきたいです。
[水内]
最後にサポーターのみなさんに一言お願いします。
[チッタ]
浦和に誘われて監督としてやっていますが、うれしいと思いますし、自信を持ってやっています。私は監督として選手たちにいろいろと教えたいのですが、選手たちから聞いてやろうという気持ちを持つと、いい雰囲気で仕事ができると思います。浦和に来てから選手たちともうまくいって、我がやろうということが伝わってきています。フラビオとも一緒にやっていきますが、彼はすごくいい友人ですし、日本のサッカーをよく知っていますし、ヴェルディでも代表でも成功もしていますし、尊敬しています。一緒にやれることは監督して力になります。強いチームを作れると思っていますので、応援をよろしくお願いします。
〈選手からのあいさつ〉
[西野 努]
まず去年のあの苦しい中でのみなさんの最後までの温かい応援に選手を代表してお礼を言いたいと思います。今年は新しいスタッフ、監督、選手を迎えて、今までで一番充実した準備ができていると選手一同実感しています。あと１週間で必ずいい状態で開幕戦を迎えられると思います。
先程、選手の意識という話が出ましたが、考えてみるとアントラーズやジュビロの選手に比べれば、まだ十分でないところがあるのは確かだと思います。でも日々の練習で、優勝しよう、優勝するために何をしよう、というのを言葉にすることによって、どんどんみんなに浸透していくと思うので、そういう部分を自分が心掛けて意識付けをしていって、毎日の練習や試合に取り組んで頑張っていきたいと思います。今年も応援よろしくお願いします。
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