ONLINE MAGAZINE/REDS VOICE
2009. 8.10 Vol.62
VOICE INDEX
「浦和レッズハートフルミーティング2009」を開催
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PHOTO●永井 良明コーチ
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この中で一番年齢が若いです。出身はさいたま市浦和区常盤です。半年のサッカースクールが終わるときに、子供たちからもらった手紙が家に残っています。その手紙が今のスクールの中でも励みになっています。手紙の内容がうれしいことだったり、僕の中で心に残っているものでもあるので、これからもそうしたものを生かしてスクールを頑張っていきたいと思います。
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●石黒琢也コーチ
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永井コーチとは同級生で同じ歳です。京都府の出身ですがご縁があってハートフルクラブのコーチをしています。高学年を対象にしたスクールで、少年団でやっているサッカーがうまい子もいるスクールでした。そこに初心者の女の子がいて、僕は初心者の子も少年団のエースの子もみんなが楽しいスクールを提供できればと思ってやっていました。その女の子は次のスクールにも、サッカーが楽しかったからまた応募しましたと最後に言ってくれました。それがすごく心に残っていてやっていてよかったと思いました。そういう、みんなが楽しいと思えるようなスクールをこれからもやっていきたいと思います。
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●城定 信次コーチ
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出身は千葉です。浦和レッズには7年間、在籍しました。つい最近、息子の幼稚園の運動会がありました。多くの家族や兄弟が見に来ている中でスクール生と会ってたくさん話しをすることができました。すごく身近なところですが、そういう中でスクール生がたくさんいて、そういうところでまた多くの会話ができたことはとてもありがたいと思いました。これからもハートフルクラブをよろしくお願いします。
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●長井 敦史コーチ
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出身は千葉県で、城定コーチと中学生のときに選抜チームでサッカーをやらせてもらって、何年か後にこうしてサッカーの仕事を一緒にやっています。筑波大学の大学院を卒業していてこの中で一番学歴があります(笑)。あまりこの仕事に反映されていないかもしれませんが…。見かけがこんな感じなので子供に外国語をしゃべりそうと言われたりとか、UAEでターバンが似合いそうと言われたり、そういうキャラクターは得をするなあと思っています。さっき城定コーチが言っていましたが、縁があっていろんな活動をさせてもらって、いろんなところに行かせてもらっています。『守・破・離』の中では『破』が好きです。チャレンジすること、これが今の子供たちに足りない部分なんじゃないかと思います。そういうことを子供たちに伝え、チャレンジしていけたらと思います。
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●神野 真郎コーチ
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東京の高島平の出身で浦和レッズユース出身です。城定コーチと同じく1996年に浦和レッズに入りました。僕らを通じて子供たちがすごくいい笑顔になってくれるということは日々の感動です。子供たちが笑顔になって、見ている保護者の方々も笑顔になっているというのはすごく僕らにとってはうれしいことです。たくさんの人がハートフルクラブを通じて笑顔になることをこれからもやっていきたいと思います。
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●室井 市衛コーチ
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さいたま市浦和区の出身です。鹿島アントラーズから移籍して浦和レッズでは5年間プレーをさせてもらいました。ここは地元なので、担任だった先生と偶然、小学校の授業に行ったときに出会えたり、同級生が幼稚園の先生や、子供の親がもともと同じクラスだったりと、子供もすごく大事ですが、そういう形で、保護者の方々とまた出会えたり会話をしたりできるのがすごく印象に残っていますし、素晴らしいことだと思います。そういうこともこれから大事にしていって、またいろんなものを与えていければいいと思います。
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●池田 太コーチ
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出身は東京の小金井市ですが、武南高校にお世話になってから埼玉県に縁があり、浦和レッズでプレーをしてからコーチとなり、今シーズンからハートフルクラブに参加して一緒に活動しています。これまでの7シーズンはトップのコーチとして活動していました。トップの選手を相手にしていて、彼らもものすごくパワーがありました。彼らもすごいパワーがありましたけど、子供たちのパワーも本当にすごい。プロの選手だと週末の試合とか、そうしたところにピークを持っていきますが、子供たちは違います。一回一回が我々にぶつかって来てくれるので、もちろんパワーも使いますが、それに応えてあげたいという責任感を持っていつも仕事をしています。 先日、幼稚園でハートフルキッズがありました。あるチームの子が負けたことがすごく悔しくて泣いてしまって、教室に引っ込んでしまったんです。挨拶もできないくらい激しく泣いてしまって。どうしようかとその子を見ていたら、目があったんですね。そして、近くにあったボールを見せたらまたその子が目をきらきらさせたんです。その子を呼んでボールを渡して、ゴールキーパー役を僕がやって、ゴールをさせてあげました。そうしたら今まで泣いていた子がにこにこ、ガッツポーズで列に加わって、最後の挨拶までできたんです。そんなふうにサッカーボール1つ、ゴール1つで、子供の気持ちというのは変わるものだとそのときに痛感しました。私が携わっている重要性、責任の重さもあります。少しでも子供たちに自分が経験したことを伝え、恩返しできたらと思い、今年からハートフルクラブのコーチになりました。これからもよろしくお願いします。
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●杉山 弘一コーチ
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大阪府出身ですが、人間的には浦和で育てていただいたと思っています。先日、香港で行なわれたハートフルサッカーに行ってきました。そこで2つの再会がありました。香港の子供たち、50人くらいと出会った中でハートフルクラブのスクールのウェアを着ている子供が2人いました。話を聞くと以前、ハートフルスクールに参加した子供が、お父さんの転勤で香港に来たということで、会えてすごくうれしくて感動しました。もう1つの再会は、浦和レッズでプレーをしていた岡野雅行選手です。今は香港でプレーをしていて、スクールにも参加してくれました。今日もそうなんですけど、ハートフルクラブとして初めての出会いもありますが、また再会できるというのが僕はすごくうれしいですし、すごく好きです。これからもこのハートフルクラブで、いろんな方と出会いいろんな楽しい体験を共有していくこと、プラスまたどこかで再会できる楽しみというのもたくさん作っていけたらいいなと思っています。
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●原田 純子メディカルスタッフ
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最近のお子さんというのは、とにかく痛みに弱いなと思います。一生懸命サッカーをやっているからしようがないのですが、当たった、接触した、ボールがぶつかった、蹴られたと泣いて、次のプレーにつながらないということが多いです。とても大事に育てられているんだということはすごく感じます。小さな年代の子ですから、無理はさせないようにしたいということで、『もうやめよう』といつも声をかけてしまいますが、そこで、ちょっとごまかしているような子はそこでは辞められないということで、ピッチに戻ります。でもどうしても止めておきたいというお子さんには、つらいけど我慢して今日は辞めよう、辞める勇気も大事だと、昔の選手はこういうときにこうしていたという話をしてヒントも教えてあげます。そうすると今日は無理をしないで、自分のできる努力をしようと思ってくれます。今までいただいた手紙に、「原田さんの言っていたことはずっと覚えています、日の丸をつけたときにみんなにそのことを話してあげるよ」と書いて頂いていたことが、ちょっとうれしかったことです。これからもたくさんの笑顔に出会いたいと思って、毎日スクールにいますので、またハートフルクラブをよろしくお願いします。(「4」へつづく)
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