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松尾「これをスタンダードにしなければいけない」

10日、明治安田J1リーグ第36節 サンフレッチェ広島戦【MATCH PARTNER ビズリーチ】を終え、先制ゴールを決めた松尾佑介が試合の感想や残りの試合、そして来シーズンに向けた展望を語った。

「最近、チームは少しずつ良くなってきていましたけど、個人的にはフラストレーションがたまる試合が多かったので、それがゴールという、ああいう形で爆発できたのは良かったです」

(広島がマンツーマンで守ってくるのは分かっていたと思うが、局面で1対1に勝てる選手が必要だったのでは?)
「それもそうですし、相手が空けたスペースを動きによって作ってそこを使う、というのはトレーニングでもやっていました。それがすごくハマった時間もあったので、良かったです」

(関根貴大選手の守備と、松尾選手の攻撃の色を出せた展開だったと思うが?)
「今日の試合ではそういうシーンが多く出たので、良かったと思います。僕も、とても快適にプレーできました」

(相手の右サイドの選手が前に来るということで、その裏は狙い目だったと思うが?)
「その前に、相手がボールを持ったときにしっかりと自陣で守備をしないといけないですし、ブロックをしっかり組まないといけません。その守備がしっかりとコレクトだったからこそ、いい形でボールを奪えて、スペースを前向きな状態でうまく作れていたと思います。その意味でも、守備が大事だったと思います」

(後半の冒頭はギアが上がったような感じに見えたが?)
「そんなことはないですけど、僕たちがボールを持てる時間もあったので、いい攻撃といい立ち位置で、攻撃がスムーズにいっていました。そこで左にボールが回ってきた感じがします」

(得点シーンについては?)
「基本的に、タカ君(関根貴大)がとてもいいボールを僕に供給してくれるので、彼がボールを持ったときは後半もそうですけど、走っています。いいボールが来るのは信じていましたし、プラス『あっちに来るんじゃないかな』という予感がしてコースを変えました。賭けみたいなものですけど、相手が後ろ向きだからこそああいうふうにプレッシャーがかかってミスをすると思うので、あの回数を増やしていけば、ああいうシーンをもっと多くつくれると思います」

(逆サイドで守備をした後のサイドチェンジであればギアを入れやすいのか?)
「今日は相手の3枚に対して、僕とナンバー9、ナンバー10で出ることが多かったので、僕たちがハイプレッシャーでボールを奪った後に、僕も結構高い位置にいました。それでああいうシーンが結構できたと思います」

(原口元気選手が『自分もチームを勝たせるプレーをしたいけど、今日は松尾がそれをやった』と話していた。自分にとっても、今日の勝利に貢献した実感が得られたのでは?)
「それは試合後に分かることなので。試合前は、前節もその前も、『僕が試合を決める』と思って試合をしています。それは結果論ですけど、選手としてそういった試合をできた後の喜びは大きいですし、それがさらにモチベーションになります」

(ブライアン リンセン選手にもアシストがあったが?)
「彼がチームに貢献している部分は非常に大きいと思うので、それがゴールという形で結果が出て、正直、僕のゴールよりうれしかったですね」

(リンセン選手とは何を話していたのか?)
「『あのシュートは誰も止められないよ』と、笑いながら話していました。映像で見てもしっかり反応していたので、ああいうシュートが枠に行く嗅覚は素晴らしいなと思いました。トレーニングでもたくさんゴールを決めているので、逆になぜ試合で彼にチャンスをつくってあげられないんだろうかと、少し申し訳ない気持ちもあったので、今日は良かったです」

(今日は前の選手が守備ですごく走っていたが、それが最近のチームの安定感、守備の堅さにつながっているのか?)
「監督がいつも言っていますけど、あれがスタンダードにならないといけないと思います。僕たちだけじゃなく、今日もそうですけど、後半から入った選手もしっかりと違いを作ってくれる、そういう選手たちがいるからチームとして厚みが出てくると思います。僕も今日いい試合をしたからといって、次にできなければ立場も危ういので、常に貪欲にプレーしていきたいです」

(原口選手とはポジションがかぶっていると思うが、今後はライバルなのか、共存していくのか?)
「チームとしてベストな選手がスターティングイレブンで出ると思うので、僕がそのベストなイレブンにいられるよう、日々のトレーニングもそうですし、試合もやっていきたいです」

(違うストロングポイントを出していければ、来シーズンの攻撃の活性化にもつながるのでは?)
「来年のことは来年です。まずは今年の最終節までしっかりプレーして、なるべく勝ち点を積み上げられるように戦っていきたいです」

(J1残留が決まり、ここからは来シーズンを見据えていくことになると思うが、そこで見せたいものは?)
「残留という文字がちらついて、チームは劇的に変わってきました。それを残留が近づいたからやっているようでは、優勝争いからはほど遠いと思います。シーズン当初からそのくらいの緊張感をチームで作りだして、自分たちにプレッシャーをかけて試合をしていきたいと思います。そのきっかけになればいいと思います」

その他のコメントや試合写真は、サイトメンバーズにてご覧いただくことができます。
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【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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