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「一人ひとりが特別な試合だと認識して挑むことが重要」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 3/14)
14日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、3月16日(日)に県立カシマサッカースタジアムで行われる明治安田J1リーグ 第6節 鹿島アントラーズ戦に向けて意気込みを語った。
(鹿島はJリーグで最も強力なチームの一つだと思うが、特にサイドからの攻撃が強力であり、レッズのサイドバックやサイドハーフの選手が細かくマークにつかなければいけないと思う。その攻防についてどう考えているか?)
「鹿島には強力な攻撃の選手がいます。鈴木(優磨)選手とレオ セアラ選手で鹿島が決めた11ゴールのうち8ゴールを決めています。今シーズンの鹿島のゴールの7割以上をこの2人で決めています。彼らを止めるのは大きなチャレンジになりますが、鹿島のパワフルさは彼ら2人だけではありません。鹿島は4連勝していて、組織的でモチベーションが高い、決意のあるまとまったチームだと思います」
(前節のファジアーノ岡山戦で今季初勝利を挙げて以降、トレーニングでの選手の雰囲気など変化を感じられることはあったか?)
「岡山戦で初勝利を挙げたことは非常に重要な出来事でした。もちろん雰囲気は良くなっていますが、まだパーフェクトとは言えません」
(今季のレッズを見ていると、相手のフォーメーションもあるが、それ以上にロングボールのターゲットになる選手、たとえばヴィッセル神戸の大迫勇也選手や岡山の一美和成選手にはうまく対応していると思う。一方で柏レイソルや湘南ベルマーレのようにグラウンダーのパスをつないでくるチームには苦戦している印象だが、その点をどう思うか?鹿島は鈴木選手にロングボールを蹴ってくることが多いので今までのいい部分を生かせると思うが、鹿島戦の見通しはどうか?)
「鹿島は多彩な攻撃を仕掛けることができるチームです。鹿島に対しては組織的にしっかり守りたいと思います。鈴木選手に向かうロングボールに対してもそうですが、彼らがつなぐ場面に対しても準備しなければいけません。確かにおっしゃるとおり、前節でロングボールの処理は良くなっていたと思いますし、さらに次の試合でも向上させていきたいと思います。岡山戦のキーとなった要素は(安居)海渡とサミュエル(グスタフソン)のハードワークだったと思います。彼らがセカンドボールを回収することによって、ピッチの中央でゲームをコントロールすることができたと思います」
(今季から鹿島は鬼木 達監督が率いているが、2023年も昨季も鬼木監督が率いていた川崎フロンターレのスタイルを称賛していたと思う。鹿島ではまだ時間が経っていないが、鬼木監督が率いる鹿島の変化や印象はどうか?)
「鬼木監督のもとの川崎と鹿島を比較すると、スタイルは少し違うと思います。川崎は魅力的な、攻撃的なサッカーをプレーするチームです。鹿島はよりバランスを取っていると思います。そういった違いがあると思いますし、川崎は細かくパスをつなぎながら攻撃を組み立てていましたが、鹿島はそれとは違ったプレーをします。しかしそれは川崎にいる選手と鹿島にいる選手の特徴の違いでもあると思います。
昨季の鹿島とは私は対戦しておらず、鹿島をそこまで細かく見ていなかったので、鬼木監督が来てからどう変わったかということはコメントしづらいです」
(試合後はアドレナリンが出ているので今のうちに聞くが、鹿島戦の後はインターナショナルマッチウイークで次の試合まで時間が空く。その期間をどう使いたいと考えているか?)
「試合後はたくさんのアドレナリンが出ています。私のことをよくご存知ですね(笑)。インターナショナルマッチウイークではトレーニングマッチを1つ入れたいと思っています。いろいろなアイデアもチェックしたいと思います。特にディフェンスラインのセットアップです。そこでの最も良い安定性のある形を探しているところですが、今のところ相手にチャンスを与えすぎていると思います」
(公開トレーニングの際にダニーロ ボザ選手に話を聞いたところ、岡山戦をクリーンシートに抑えたのはチーム全体の姿勢が良かったからと言っていた。鹿島戦は特にサイドの守備が大事になると思うが、守備の面で姿勢以外に改善できていると感じるか?)
「アーリークロスが危険なチームですので、その対応は重要になってきます。そして抑えなければいけないのは鈴木選手とレオ セアラ選手だけではありません。たとえばアルビレックス新潟戦では小池(龍太)選手がクロスから決めています。ローディフェンス、ゾーン1でペナルティーエリア内の守備を組織的に行わなければいけません」
(カシマサッカースタジアムでの鹿島戦は両チームの意地もぶつかって激しい試合になるが、激しい強度が予想される試合で大事になることや選手を送り出す際に掛ける声にはどんなものがあるのか?)
「いい形でモチベーションを上げていきたいと思っています。クラブにとってもファン・サポーターの方々にとっても鹿島戦は多くの試合の一つではなく、特別な試合です。選手一人ひとりがそれを認識して挑むことが重要だと思います。雰囲気づくりの話はしていますし、キックオフのホイッスルが鳴る前から激しい試合になると予想していますが、笛が鳴る前からしっかりとモチベーションを上げて、決意を持って挑まなければいけないと思います。そうすることによって、岡山戦と同じような高強度のスタートを切ることができます。岡山戦よりさらに強度を上げていければと思っています」
(レッズと鹿島の試合は6試合連続で引き分けが続いているのでそろそろ勝利を見たいと思っているが、勝利のためにサッカー以外でも必要になる要素はあるのか?)
「いい質問ですね。鹿島はレッズにとって大きなライバルであり、彼らのホームで好調な状態の鹿島との試合ですので、難しさはさらに高まっていると思います。この試合では戦術的な部分やピッチ上の闘いの部分はもちろん重要ですが、それだけではなくて、期待感が高い中、プレッシャーを感じる中でプレーしなければいけませんから、サッカー以外の要素で言いますと、心理的な部分になると思います。
試合の中ではいろいろな時間帯があると思います。いい時間、悪い時間があると思いますが、悪い時間こそ一丸となって闘い続けることが必要です。そういったチャレンジに挑むためには、心理的な準備も必要だと思います。しかし、そういった闘うという部分は我々の強みになると思います。個性が強い、人間性の良い選手たちがいますので、その部分はやってくれると思います。
そしてチームにはこの特別なライバルの試合は大きなチャンスでもあるという話をしています。ここで勝利を収めれば連勝することもできますし、さらに自信をつけることもできますし、ファン・サポーターの方々にも大きな喜びを与えることができます。それが今後に向かって勢いをつけてくれると思います」
(レッズと鹿島の試合は日本のクラシコだと思うが、マチェイ監督がサッカー人生で経験されたクラシコのような試合はどんな試合だったか?)
「このような試合はホイッスルが鳴る前のロッカーで勝敗がつくと思います。バランスよく準備しなければいけません。しっかりと闘う状態をつくらなければなりませんが、やりすぎてはいけません。そして難しいときこそ落ち着いてプレーできなければいけません。この前の試合のチアゴ(サンタナ)のイエローカードのような場面は避けなければいけません。闘った結果、出されてしまったイエローカードは仕方がないと思いますが、あのような振る舞いからのイエローカードは避けなければいけません。
クラシコのような試合にはたくさんの思い出があります。レフ ポズナンの監督のとき、レギア(ワルシャワ)が古いライバルでしたし、レギアの監督も務めました。このような試合ではプレッシャーが掛かりますし、美しいサッカーになることはあまりありません。しかし、この試合ではいい内容のサッカーをプレーしながら、メンタル的な我々の強みなどを見せていきたいと思います」
(マチェイ監督はよくプレースピードを上げなければいけないと話す一方、じれてはいけないという言葉も出てくる。マチェイ監督が求めるプレースピードはたとえばタッチ数や判断の速さなのか?急ぐべき部分と急ぐべきではない部分の考え方を教えてほしい)
「じれずに緩急をつけながら動かすことが重要です。場合によってはプレーを少しスローダウンさせて相手を引きつけて逆サイドに持っていくことをしなければいけません。特に相手がハイプレスを掛けてきているときはプレースピードを上げなければいけません。ロングカウンター、ショートカウンターで速攻を仕掛けられるときはそうしますが、それができないときは少しテンポを変えながらボールを動かして、相手を動かしてギャップを作りながらプレーしなければいけません。
たとえば私は右にボールを出してそのまま右から行こうとすることは好みません。基本的にボールを動かして、相手を引き出してそこを突きたいと思っています。もちろん右からそのまま行ってゴールになれば問題ありません(笑)。ただ、通常は同サイドからのみということは難しいものです」
(マチェイ監督が求めるハイプレスはどういうものなのか?ハイプレスというと相手のGKまで追いかけることを連想してしまう。言葉で表すのは難しいかもしれないが、どこからどこまでをハイプレスと考えているのか?)
「ハイプレスにもさまざまな戦略があります。相手によってはプレスを掛けることによって蹴らせるという目的があるときもありますし、サイドに追い込んで奪いに行くという目的があるときもあります。そして相手GKやDFのクオリティーにもよります。最初からハイプレスに行く試合もあれば、1、2本つながせて相手がペナルティーエリアから出てきたところでプレスを掛ける試合もあります」
(選手交代について。今季は交代枠を残すことも何試合かあるが、見る側からするとカードを残したという印象になり、監督としては5人使い切った方が見栄えはよくなるかもしれない。一方で動かないことも仕事だと思うが、その辺りのバランスをどう考えているか?)
「できるだけ多くの選手を起用したいとは思っています。しかし、最も重要なことは勝つことです。ベンチから入る選手たちは、試合によって役割が変わってきます。点を取りに行く役割のときもあれば、この前のように途中経過を維持するために入ることもあります。
たとえば前節で(原口)元気に託した役割は、ピッチの中央でゲームコントロールすることでした。試合によってはより攻撃的な役割のときもあります。相手の強みがどこにあるのかも考えながら行っています。たとえばこの前の試合ではルカオがピッチに立ちましたが、彼はクロスにアタックすることやセットプレーで強みを発揮する選手です。チアゴはすでに疲れていて消耗していると言えるような状況でしたが、守備のセットプレーでの彼の存在が必要でした。だから交代しませんでした。ですので、私が最優先することは勝利を目指すこと、その次にできるだけ多くの選手を使うことです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
(鹿島はJリーグで最も強力なチームの一つだと思うが、特にサイドからの攻撃が強力であり、レッズのサイドバックやサイドハーフの選手が細かくマークにつかなければいけないと思う。その攻防についてどう考えているか?)
「鹿島には強力な攻撃の選手がいます。鈴木(優磨)選手とレオ セアラ選手で鹿島が決めた11ゴールのうち8ゴールを決めています。今シーズンの鹿島のゴールの7割以上をこの2人で決めています。彼らを止めるのは大きなチャレンジになりますが、鹿島のパワフルさは彼ら2人だけではありません。鹿島は4連勝していて、組織的でモチベーションが高い、決意のあるまとまったチームだと思います」
(前節のファジアーノ岡山戦で今季初勝利を挙げて以降、トレーニングでの選手の雰囲気など変化を感じられることはあったか?)
「岡山戦で初勝利を挙げたことは非常に重要な出来事でした。もちろん雰囲気は良くなっていますが、まだパーフェクトとは言えません」
(今季のレッズを見ていると、相手のフォーメーションもあるが、それ以上にロングボールのターゲットになる選手、たとえばヴィッセル神戸の大迫勇也選手や岡山の一美和成選手にはうまく対応していると思う。一方で柏レイソルや湘南ベルマーレのようにグラウンダーのパスをつないでくるチームには苦戦している印象だが、その点をどう思うか?鹿島は鈴木選手にロングボールを蹴ってくることが多いので今までのいい部分を生かせると思うが、鹿島戦の見通しはどうか?)
「鹿島は多彩な攻撃を仕掛けることができるチームです。鹿島に対しては組織的にしっかり守りたいと思います。鈴木選手に向かうロングボールに対してもそうですが、彼らがつなぐ場面に対しても準備しなければいけません。確かにおっしゃるとおり、前節でロングボールの処理は良くなっていたと思いますし、さらに次の試合でも向上させていきたいと思います。岡山戦のキーとなった要素は(安居)海渡とサミュエル(グスタフソン)のハードワークだったと思います。彼らがセカンドボールを回収することによって、ピッチの中央でゲームをコントロールすることができたと思います」
(今季から鹿島は鬼木 達監督が率いているが、2023年も昨季も鬼木監督が率いていた川崎フロンターレのスタイルを称賛していたと思う。鹿島ではまだ時間が経っていないが、鬼木監督が率いる鹿島の変化や印象はどうか?)
「鬼木監督のもとの川崎と鹿島を比較すると、スタイルは少し違うと思います。川崎は魅力的な、攻撃的なサッカーをプレーするチームです。鹿島はよりバランスを取っていると思います。そういった違いがあると思いますし、川崎は細かくパスをつなぎながら攻撃を組み立てていましたが、鹿島はそれとは違ったプレーをします。しかしそれは川崎にいる選手と鹿島にいる選手の特徴の違いでもあると思います。
昨季の鹿島とは私は対戦しておらず、鹿島をそこまで細かく見ていなかったので、鬼木監督が来てからどう変わったかということはコメントしづらいです」
(試合後はアドレナリンが出ているので今のうちに聞くが、鹿島戦の後はインターナショナルマッチウイークで次の試合まで時間が空く。その期間をどう使いたいと考えているか?)
「試合後はたくさんのアドレナリンが出ています。私のことをよくご存知ですね(笑)。インターナショナルマッチウイークではトレーニングマッチを1つ入れたいと思っています。いろいろなアイデアもチェックしたいと思います。特にディフェンスラインのセットアップです。そこでの最も良い安定性のある形を探しているところですが、今のところ相手にチャンスを与えすぎていると思います」
(公開トレーニングの際にダニーロ ボザ選手に話を聞いたところ、岡山戦をクリーンシートに抑えたのはチーム全体の姿勢が良かったからと言っていた。鹿島戦は特にサイドの守備が大事になると思うが、守備の面で姿勢以外に改善できていると感じるか?)
「アーリークロスが危険なチームですので、その対応は重要になってきます。そして抑えなければいけないのは鈴木選手とレオ セアラ選手だけではありません。たとえばアルビレックス新潟戦では小池(龍太)選手がクロスから決めています。ローディフェンス、ゾーン1でペナルティーエリア内の守備を組織的に行わなければいけません」
(カシマサッカースタジアムでの鹿島戦は両チームの意地もぶつかって激しい試合になるが、激しい強度が予想される試合で大事になることや選手を送り出す際に掛ける声にはどんなものがあるのか?)
「いい形でモチベーションを上げていきたいと思っています。クラブにとってもファン・サポーターの方々にとっても鹿島戦は多くの試合の一つではなく、特別な試合です。選手一人ひとりがそれを認識して挑むことが重要だと思います。雰囲気づくりの話はしていますし、キックオフのホイッスルが鳴る前から激しい試合になると予想していますが、笛が鳴る前からしっかりとモチベーションを上げて、決意を持って挑まなければいけないと思います。そうすることによって、岡山戦と同じような高強度のスタートを切ることができます。岡山戦よりさらに強度を上げていければと思っています」
(レッズと鹿島の試合は6試合連続で引き分けが続いているのでそろそろ勝利を見たいと思っているが、勝利のためにサッカー以外でも必要になる要素はあるのか?)
「いい質問ですね。鹿島はレッズにとって大きなライバルであり、彼らのホームで好調な状態の鹿島との試合ですので、難しさはさらに高まっていると思います。この試合では戦術的な部分やピッチ上の闘いの部分はもちろん重要ですが、それだけではなくて、期待感が高い中、プレッシャーを感じる中でプレーしなければいけませんから、サッカー以外の要素で言いますと、心理的な部分になると思います。
試合の中ではいろいろな時間帯があると思います。いい時間、悪い時間があると思いますが、悪い時間こそ一丸となって闘い続けることが必要です。そういったチャレンジに挑むためには、心理的な準備も必要だと思います。しかし、そういった闘うという部分は我々の強みになると思います。個性が強い、人間性の良い選手たちがいますので、その部分はやってくれると思います。
そしてチームにはこの特別なライバルの試合は大きなチャンスでもあるという話をしています。ここで勝利を収めれば連勝することもできますし、さらに自信をつけることもできますし、ファン・サポーターの方々にも大きな喜びを与えることができます。それが今後に向かって勢いをつけてくれると思います」
(レッズと鹿島の試合は日本のクラシコだと思うが、マチェイ監督がサッカー人生で経験されたクラシコのような試合はどんな試合だったか?)
「このような試合はホイッスルが鳴る前のロッカーで勝敗がつくと思います。バランスよく準備しなければいけません。しっかりと闘う状態をつくらなければなりませんが、やりすぎてはいけません。そして難しいときこそ落ち着いてプレーできなければいけません。この前の試合のチアゴ(サンタナ)のイエローカードのような場面は避けなければいけません。闘った結果、出されてしまったイエローカードは仕方がないと思いますが、あのような振る舞いからのイエローカードは避けなければいけません。
クラシコのような試合にはたくさんの思い出があります。レフ ポズナンの監督のとき、レギア(ワルシャワ)が古いライバルでしたし、レギアの監督も務めました。このような試合ではプレッシャーが掛かりますし、美しいサッカーになることはあまりありません。しかし、この試合ではいい内容のサッカーをプレーしながら、メンタル的な我々の強みなどを見せていきたいと思います」
(マチェイ監督はよくプレースピードを上げなければいけないと話す一方、じれてはいけないという言葉も出てくる。マチェイ監督が求めるプレースピードはたとえばタッチ数や判断の速さなのか?急ぐべき部分と急ぐべきではない部分の考え方を教えてほしい)
「じれずに緩急をつけながら動かすことが重要です。場合によってはプレーを少しスローダウンさせて相手を引きつけて逆サイドに持っていくことをしなければいけません。特に相手がハイプレスを掛けてきているときはプレースピードを上げなければいけません。ロングカウンター、ショートカウンターで速攻を仕掛けられるときはそうしますが、それができないときは少しテンポを変えながらボールを動かして、相手を動かしてギャップを作りながらプレーしなければいけません。
たとえば私は右にボールを出してそのまま右から行こうとすることは好みません。基本的にボールを動かして、相手を引き出してそこを突きたいと思っています。もちろん右からそのまま行ってゴールになれば問題ありません(笑)。ただ、通常は同サイドからのみということは難しいものです」
(マチェイ監督が求めるハイプレスはどういうものなのか?ハイプレスというと相手のGKまで追いかけることを連想してしまう。言葉で表すのは難しいかもしれないが、どこからどこまでをハイプレスと考えているのか?)
「ハイプレスにもさまざまな戦略があります。相手によってはプレスを掛けることによって蹴らせるという目的があるときもありますし、サイドに追い込んで奪いに行くという目的があるときもあります。そして相手GKやDFのクオリティーにもよります。最初からハイプレスに行く試合もあれば、1、2本つながせて相手がペナルティーエリアから出てきたところでプレスを掛ける試合もあります」
(選手交代について。今季は交代枠を残すことも何試合かあるが、見る側からするとカードを残したという印象になり、監督としては5人使い切った方が見栄えはよくなるかもしれない。一方で動かないことも仕事だと思うが、その辺りのバランスをどう考えているか?)
「できるだけ多くの選手を起用したいとは思っています。しかし、最も重要なことは勝つことです。ベンチから入る選手たちは、試合によって役割が変わってきます。点を取りに行く役割のときもあれば、この前のように途中経過を維持するために入ることもあります。
たとえば前節で(原口)元気に託した役割は、ピッチの中央でゲームコントロールすることでした。試合によってはより攻撃的な役割のときもあります。相手の強みがどこにあるのかも考えながら行っています。たとえばこの前の試合ではルカオがピッチに立ちましたが、彼はクロスにアタックすることやセットプレーで強みを発揮する選手です。チアゴはすでに疲れていて消耗していると言えるような状況でしたが、守備のセットプレーでの彼の存在が必要でした。だから交代しませんでした。ですので、私が最優先することは勝利を目指すこと、その次にできるだけ多くの選手を使うことです」
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