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第3節 vs 湘南「ホームで快勝! 今季J1リーグ初勝利!」

6日、浦和レッズは埼玉スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第3節 湘南ベルマーレ戦に臨んだ。

レッズは、前半に江坂 任がゴールを決めて先制すると、試合を通してアグレッシブに闘い続け、後半終了間際には途中出場の馬渡和彰がレッズ加入後初ゴール。ホーム、埼玉スタジアムで今季のJ1リーグ初勝利を収めた。

立ち上がりから攻守を素早く切り替え、球際で闘っていくと、16分に先制点を奪った。

敵陣でボールを奪い返し、テンポ良くパスをつなぐと、アレクサンダー ショルツの鋭い縦パスを受けた江坂が複数の相手を引きつけながらスルーパス。左サイドを抜け出した大畑歩夢が左足ワンタッチで折り返すと、スルーパスからそのままペナルティーエリア内に走り込んだ江坂が右足ワンタッチでシュートを放つ。これが相手GKに当たりながらもゴールに吸い込まれ、先制に成功した。

その後もレッズの選手たちは落ち着いて試合を進めていく。優位に試合を進めつつ、相手にボールを持たれた際にもしっかりと守備陣形を整え、プレッシャーをかけながら球際で闘う。何度かペナエルティーエリア内に侵入されたものの、浮き球のパスに反応した相手を酒井宏樹が競り合いで制せば、岩波拓也が体を張ってシュートブロックするなど、失点を許さない。

43分には岩尾 憲が素早くリスタートすると、平野佑一に代わって前半から途中出場した伊藤敦樹が左サイドを突破し、ペナルティーエリア内の深い位置からシュート。これは相手GKに弾かれたが、果敢にゴールを狙っていった。

後半に入ってもアグレッシブに闘うレッズの選手たち。立ち上がりから湘南を押し込んでいくと、56分には関根が自陣での激しい守備でボールを奪い、岩尾がスルーパス。これを受けた明本がペナルティーエリア内に侵入してシュートを打ったが、相手DFのブロックに阻まれた。

60分には松崎 快、関根、大畑に代わって大久保智明、小泉佳穂、馬渡がピッチへ。5連戦の5試合目で体力的にも厳しい中、選手交代で勢いを維持し、セットプレーも含めてチャンスを作っていった。

83分には江坂に代わって犬飼智也がピッチへ入り、守備を厚くしながら、守りに入るのではなく2点目を奪いにいく姿勢を崩さなかった。

そして87分、伊藤が前方に送った浮き球のパスを明本が収めてスルーパス。ペナルティーエリア内の左に走り込みながらトラップした馬渡が角度のないところから相手GKの頭上を越えるシュートを決め、リードを広げた。

その後も4分のアディショナルタイムを含めて闘い続けたレッズの選手たち。複数得点と無失点で試合を終え、今季のJ1リーグ初勝利を収めた。

次戦は、3月13日(日)15時からアウェイの駅前不動産スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第4節 サガン鳥栖戦となる。

【岩波拓也】
(久々の無失点は気持ちいいものか?)
「なかなか勝てない中で毎試合失点をしていたことには責任を感じていましたし、やっと仕事ができたと思います」

(内容が良いのに結果が出ない中、選手内で話し合ったことはあったのか?)
「FUJIFILM SUPER CUP 2022(川崎フロンターレ戦)からいいスタートをして、J1リーグで内容はそこまで悲観するものではありませんでしたが、その中で勝てないのはもどかしい状況でした。4試合中2試合で退場者を出した中で戦うという難しい状況もありましたが、クラブが掲げている目標やチームとしてやるべきことはブレずに、ポジティブにこの連戦を過ごしてきましたし、1つ勝てば上に行けると思って戦っていました。気持ち的にもようやくいい状態で次の試合に行けると思います」

(相手のプレスを外す動きが良かったために湘南ベルマーレも下がらざるを得なくなったと思うが、どういうことを意識していたのか?)
「湘南の5-3-2の3枚が守備でサイドに出てくることは分析としてありましたので、あえて守備を引き出すようなプレーも心掛けていましたし、できるだけ5バックのずれを作ろうということがチームの狙いとしてありました。その中で後ろから、もっとうまく引き出したかったという気持ちもありますが、狙いは少しずつ出せたと思います」

(これまでの試合は後半に失点をして勝ち点を逃すことが続いていたが、今日の後半にチームとして大事にしていたことや、今までの試合と比べて工夫したことはあったのか?)
「後半に失点していることは僕たちも分かっていましたので、ハーフタイムに『後半勝負』という声をみんなで掛けていました。守りに入ると追いつかれたり、事故も起きたりしますので、『もう1点取りにいこう』とも話していました。その気持ちが2点目につながったと思いますし、得点シーン以外にもチャンスになった場面もたくさんありました。1点で守り切ることも一つですが、2点目も取れると流れを持ってこられる状況になりました。後半に相手がウェリントン選手を投入してきてからが勝負だと自分の中で思っていましたし、最後まで集中を切らさずに戦えたと思います」

(相手がウェリントン選手を入れてきてから犬飼智也選手を入れて最終ラインを5枚にする形になったが、ピッチ内でどういうことを整理していたのか?)
「まずはウェリントン選手が入ってきてクロスが増えることと、後ろはゼロにこだわろうと話していました。2-1でも勝利でしたが、『無失点にこだわってやろう』とディフェンスラインで話していました。西川(周作)選手の無失点記録もありますし、今日のような試合をもっと続けていきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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