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原口元気 加入会見
7日、10年ぶりに浦和レッズに復帰することになった原口元気が、堀之内 聖スポーツダイレクター(SD)と共に、埼玉スタジアムで会見を行い、復帰の経緯やチームに対する思い、今後への意気込みなどを語った。
堀之内 聖SD
「本来、こういう場で紹介するにあたり原口選手と呼ぶべきだとは思いますが、今回は元気と呼ばせていただきます。
元気の加入に関して、ひと言で言いますと、お互いのタイミングが一致したということに尽きると思います。前任の土田(尚史)さんも含め、私もここ数年、元気に会いにドイツへ行っていましたし、その場ではいろいろなことを話して、コミュニケーションを取らせてもらいました。その中で、互いにリスペクトを持ち、元気もいつかはレッズでというおもいを常に持っていてくれていましたし、会話の中で、いつもレッズの試合を見てくれているんだなと感じていました。
今回はお互いのタイミングが一致して加入してくれたことを非常にうれしく思いますし、みなさんも元気のプレースタイルや性格はご存じだと思いますが、改めて今回加入するにあたり、やはりピッチ上ではチームを勝たせる存在、そしてピッチ内外でのリーダーシップ、この2点を大きく期待しています。
これ以上私が話すよりも、みなさんからたくさん元気に質問したいと思いますので、私からは以上となります。ありがとうございます」
原口元気
「こんにちは、原口元気です。10年ぶりに浦和レッズに帰ってこられて、非常にうれしく思います。これが僕にとっての、サッカー人生最後の大きなチャレンジとなると思っているので、もう一回自分自身の価値を浦和レッズで示せるように、そして素晴らしい環境と監督、選手、スタッフと、もう一度強い浦和レッズをつくっていけるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」
[質疑応答]
(6月に練習参加し、先日のFC町田ゼルビア戦を観戦、そして今日のトレーニングマッチでもプレーしたが、今のチームに何が足りないと感じているか?)
「最初からなかなか難しい質問ですね(笑)。まだチームに入って数日ですし、いろいろ気付いたことはありますけど、今はどちらかというと自分にフォーカスというか、まず自分自身がピッチ上で価値を示せないと意味がないですし、いきなり気になったことを口に出していっても、若い選手たちが聞くかどうかも分からないので、今は自分自身が、やっぱり原口元気はすごいなと思ってもらえるようなプレーを示すことに集中しています」
(今まで勝負強さを見せてきたが、どういう心情が勝負強さにつながっているのか?)
「試合中の集中力みたいなものはすごく強いほうだと思っていて、特にゴール前とか、勝負が決まるところでのプレーが得意だと思っています。それに対して、なぜ自分がそこが強いかはあまり考えたことがないですけど、正直、練習でのシュート練習よりも試合でのシュートのほうが入るというのはありますし、その辺の集中力が僕の持ち味、強さだと思っているので浦和レッズでもまたそれを出していければと思っています」
(ずっと海外にこだわってプレーしていて、この夏も海外でプレーすることを目指していたと思うが、レッズでプレーすることを決めた要因は?)
「堀之内さんもさっき言ったように、お互いの考え、タイミングが一致したことも一つ大きなことだと思いますけど、一つの要因だけでなくいろいろなことを考えた上で、自分自身まだ身体もすごくフィットしますし、自分がいい時期に浦和レッズに帰ってプレーしたい思いが強かったです。今だったらいいプレーが出せると思うので」
(自分の身体が動く内にリーグタイトルを獲りたいか?)
「もちろんです。今シーズンはなかなか厳しいですが、現実的に来シーズンになる可能性もあるかもしれないですけど。僕自身、10年間Jリーグを離れていたので、もう一度Jリーグのことを深く理解しなければいけないと思いますし、僕自身もどうやったらJリーグで活躍できるのかを見極めて準備したいと思っているので、残りの試合も一試合一試合勝ちには行きますけど、その意味では来シーズンへのいい準備にもできたらいいのかなと思っています」
(大迫勇也選手は33歳でMVPを獲ったが?)
「MVPは獲るかどうかは別にして、やっぱり優勝、その中で中心選手、リーダーとしてやっていきたい気持ちはあります」
(ドイツで10年間プレーしてきて、全く違った環境だったことは自身にも影響があったと思うが、変化した自分をどうやってチームに還元していこうと考えているか?)
「正直、僕がこの10年で伸ばしてきた部分で、多く使える部分はないと思っています。逆に攻撃に特化したプレー、10年前のプレーのほうが勝負を決めるとか、ドリブルでチャンスをつくるとか、そういったプレーをJリーグではしたいと思います。逆に言えば元の姿に戻るというか、もっと攻撃的なプレーをしていた時代に戻るようなイメージを、僕自身はしています。
場合によってはボランチやサイドバック、いろいろなポジションでプレーできるのは強みにはなったんですけど、どちらかというと攻撃的な役割をしていきたい思いがあります。いろいろな経験をして、いろいろアイデア、強さとかタフさとかはすごく伸びたと思いますけど、プラスアルファでもう一度取り戻さないといけない攻撃的な部分があるので、そこのバランスは大事かなと思います」
(練習参加したときのミニゲームで、勝っているのに軽いプレーで失点したことを大きな声で指摘していた。チームとしてはそういう失点で勝ち点を落とすことが多いシーズンだが、どういうことをチームに働き掛けて変わるのか?)
「その都度言っていくことが大事だと思います。ここ数日でも、そういうプレーは何度か見受けられたところがありました。でも、先ほども言ったように、まずは自分自身のプレーにフォーカスして、まず自分が見せないと説得力もなかなか出てこないと思うので、しばらくは自分のプレーにしっかり集中したいと思います」
(FIFAクラブワールドカップに浦和レッズの選手として出られるチャンスがあるが、そこまでに大事にしたいことは?)
「それは今から考えることではないので、今はJリーグに集中していきたいです」
(レッズを離れている間も試合を見ていたということだが、レッズはどんな存在か?)
「離れていても、もちろん非常に思い入れのあるクラブなので、常に結果や試合の状況は気になっていました」
(背番号を78にした理由は?)
「7月8日に長男が生まれました。24をつけようかと思ったんですけど、松尾(佑介)が付けていて今シーズンは付けられないということでした。僕の好きな番号もほとんど埋まっていたので、だとしたら今年は息子も生まれましたし、今年いっぱいは78を付けようと思って決めました」
(堀之内SDにお伺いします。現役時代は原口選手と一緒にプレーしていたが、いい意味で当時と変わっていない部分は?)
堀之内 聖SD
「この夏に3週間くらい練習参加してくれていて、そのときも見ていましたが、相変わらずサッカー小僧、サッカーが大好きなんだなと、ひしひしと伝わってきました。練習後に若手を引き連れて居残り練習をやっている姿なんかは、あの頃の原口元気そのままだな、感じました。」
原口元気
「その通りだと思います。根本的な部分は変わっていないので」
(今は世界のトップレベルでも30代後半で高いパフォーマンスを見せている選手がいるが、33歳という年齢についてどう感じているか? また、より攻撃的なプレーを見せたいということだが、どんなプレーを見せたいか?)
「33歳という年齢については、あまりネガティブに考えていません。僕自身、身体は非常にフィットしていますし、若い頃のようなプレーができると思っています。
見せたいのは試合を決定づけるプレーで、それは僕自身、大きなチャレンジだと思っています。ドイツでの10年間では、その役割を与えてもらえたシーズンがほとんどありませんでした。バランスを取るようなプレーとか、チームのために走り続けてチームをつなぐようなプレーが多かったので、そこをもう一回取り戻す、そういう部分で違いをつくることは、大きなトライだと思っています。非常に楽しみですし、自分の身体とかプレー感覚を客観的に見ても、できるんじゃないかと思っているので、僕自身すごく楽しみです」
(チームメートからはどういう声をかけられたか?)
「若い選手からはまだ距離感があるので、本当にきたんだみたいな感じでした。ウガ(宇賀神友弥)とか(興梠)慎三君とかからは『帰ってきたのかよ』と言われましたけど、口ではそう言っていますけど絶対にうれしいんだろうな、という感じは伝わってきました。そういう長くやってきた選手とまたプレーできるのは、一つうれしいことです」
(浦和レッズのエンブレムを付けて闘う心境は?)
「すごく幼稚な答えになってしまいますけど、本当に楽しみで、すごくワクワクしています」
(レッズを愛する人々にメッセージを)
「あまりこういうところでしゃべっても意味がないので、ピッチ上でしっかりしたプレーを見せて、あいさつできたらと思います」
(浦和レッズに帰ってきて、今の野望、野心は?)
「Jリーグを獲る、そこだけにフォーカスしてやりたいですし、そのためにはいろいろなことで変わっていかないといけないと思っています。僕自身のプレーもそうですし、周りに対する働き掛けも必ず大事になってきます。まずは自分のプレーに集中しますけど、少しずつそういうところもやりながら、最終的には来年シャーレを掲げられるようにしたいです。それがここに帰ってきた、一つの大きな目標でありチャレンジです」
(弟分のように可愛がっていた関根貴大選手の成長については?)
「相変わらず素晴らしい選手だと感じますし、彼自身、浦和レッズに対する思いが非常に強いのも、すごく感じています。でも、もっとできると思いますし、もっとストイックになれると思うので、そういうところからアイツがやっていけば、一緒に浦和レッズを引っ張っていける存在だと思うので、彼のことは大好きですし、弟のように可愛がっていますけど、だからこそ僕も成長しないといけないですし、彼ももっと成長して、一緒に浦和レッズを引っ張っていきたいと思っています」
(サッカー人生最後の大きなチャレンジということだが、今後もずっとレッズでプレーしたい気持ちが強いのか?)
「契約内容とかは言えないですけど、まずはこの契約をしっかり全うしたいですし、その間に自分の目標、浦和レッズの目標を達成できるように、まずは頑張っていきたいです」
(今、レッズは12位だが、どのくらいまで押し上げていきたいか?)
「優勝がすごく難しいのは分かっているので、最終的なものよりも、一回一回の練習や試合に集中していきたいです。監督も来たばかりですし、いろいろな話し合いや、いろいろなものを新しくつくっていかなければいけない時期なので、今は一試合一試合に集中していくやり方のほうがいいのかなと思っています」
(マチェイ スコルジャ監督に対してどのような印象を持っているか?)
「一度、昨年に試合を見に来たときに話したことがあったのですが、非常に紳士的というか、話し方もすごく丁寧で、かといってユーモアもあって、非常にしゃべりやすかったです。サッカー的な部分は堀之内さんともいろいろ話していましたけど、非常に守備のオーガナイズをするのが得意で、失点が少ない、その中で課題だった攻撃でも引き出しが非常にあると聞いているので、その辺も楽しみにしながら、という感じです」
(埼玉に帰ってきて、感じる空気感は?)
「もちろん地元なので居心地はいいですし、久しぶりに埼玉でゆっくり時間を過ごしていて、変わった部分があれば変わっていない部分もあって、トータル的には非常にいい気分で過ごさせてもらっています」
(原口元気選手の加入が決まってチケットの売れ行きも伸び、ユニフォームも数分で完売したとのことで、それはファン・サポーターの期待の表れだと思うが?)
「やはり、満員の埼玉スタジアムでやりたい、という思いがあります。ここで期待値が上がってくれるのは非常に良いことです。次の試合で久しぶりに来てくれるファン・サポーターのみなさんをしっかりとつかまえるために、僕自身は価値のあるプレーをして、また見に来たいと思ってもらえる思いをつなげていきたいと思います。僕自身も満員の埼玉スタジアムを期待しているので、ぜひ来てほしいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
【浦和レッズ】マチェイ スコルジャ監督 就任会見/原口元気 新加入会見
堀之内 聖SD
「本来、こういう場で紹介するにあたり原口選手と呼ぶべきだとは思いますが、今回は元気と呼ばせていただきます。
元気の加入に関して、ひと言で言いますと、お互いのタイミングが一致したということに尽きると思います。前任の土田(尚史)さんも含め、私もここ数年、元気に会いにドイツへ行っていましたし、その場ではいろいろなことを話して、コミュニケーションを取らせてもらいました。その中で、互いにリスペクトを持ち、元気もいつかはレッズでというおもいを常に持っていてくれていましたし、会話の中で、いつもレッズの試合を見てくれているんだなと感じていました。
今回はお互いのタイミングが一致して加入してくれたことを非常にうれしく思いますし、みなさんも元気のプレースタイルや性格はご存じだと思いますが、改めて今回加入するにあたり、やはりピッチ上ではチームを勝たせる存在、そしてピッチ内外でのリーダーシップ、この2点を大きく期待しています。
これ以上私が話すよりも、みなさんからたくさん元気に質問したいと思いますので、私からは以上となります。ありがとうございます」
原口元気
「こんにちは、原口元気です。10年ぶりに浦和レッズに帰ってこられて、非常にうれしく思います。これが僕にとっての、サッカー人生最後の大きなチャレンジとなると思っているので、もう一回自分自身の価値を浦和レッズで示せるように、そして素晴らしい環境と監督、選手、スタッフと、もう一度強い浦和レッズをつくっていけるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」
[質疑応答]
(6月に練習参加し、先日のFC町田ゼルビア戦を観戦、そして今日のトレーニングマッチでもプレーしたが、今のチームに何が足りないと感じているか?)
「最初からなかなか難しい質問ですね(笑)。まだチームに入って数日ですし、いろいろ気付いたことはありますけど、今はどちらかというと自分にフォーカスというか、まず自分自身がピッチ上で価値を示せないと意味がないですし、いきなり気になったことを口に出していっても、若い選手たちが聞くかどうかも分からないので、今は自分自身が、やっぱり原口元気はすごいなと思ってもらえるようなプレーを示すことに集中しています」
(今まで勝負強さを見せてきたが、どういう心情が勝負強さにつながっているのか?)
「試合中の集中力みたいなものはすごく強いほうだと思っていて、特にゴール前とか、勝負が決まるところでのプレーが得意だと思っています。それに対して、なぜ自分がそこが強いかはあまり考えたことがないですけど、正直、練習でのシュート練習よりも試合でのシュートのほうが入るというのはありますし、その辺の集中力が僕の持ち味、強さだと思っているので浦和レッズでもまたそれを出していければと思っています」
(ずっと海外にこだわってプレーしていて、この夏も海外でプレーすることを目指していたと思うが、レッズでプレーすることを決めた要因は?)
「堀之内さんもさっき言ったように、お互いの考え、タイミングが一致したことも一つ大きなことだと思いますけど、一つの要因だけでなくいろいろなことを考えた上で、自分自身まだ身体もすごくフィットしますし、自分がいい時期に浦和レッズに帰ってプレーしたい思いが強かったです。今だったらいいプレーが出せると思うので」
(自分の身体が動く内にリーグタイトルを獲りたいか?)
「もちろんです。今シーズンはなかなか厳しいですが、現実的に来シーズンになる可能性もあるかもしれないですけど。僕自身、10年間Jリーグを離れていたので、もう一度Jリーグのことを深く理解しなければいけないと思いますし、僕自身もどうやったらJリーグで活躍できるのかを見極めて準備したいと思っているので、残りの試合も一試合一試合勝ちには行きますけど、その意味では来シーズンへのいい準備にもできたらいいのかなと思っています」
(大迫勇也選手は33歳でMVPを獲ったが?)
「MVPは獲るかどうかは別にして、やっぱり優勝、その中で中心選手、リーダーとしてやっていきたい気持ちはあります」
(ドイツで10年間プレーしてきて、全く違った環境だったことは自身にも影響があったと思うが、変化した自分をどうやってチームに還元していこうと考えているか?)
「正直、僕がこの10年で伸ばしてきた部分で、多く使える部分はないと思っています。逆に攻撃に特化したプレー、10年前のプレーのほうが勝負を決めるとか、ドリブルでチャンスをつくるとか、そういったプレーをJリーグではしたいと思います。逆に言えば元の姿に戻るというか、もっと攻撃的なプレーをしていた時代に戻るようなイメージを、僕自身はしています。
場合によってはボランチやサイドバック、いろいろなポジションでプレーできるのは強みにはなったんですけど、どちらかというと攻撃的な役割をしていきたい思いがあります。いろいろな経験をして、いろいろアイデア、強さとかタフさとかはすごく伸びたと思いますけど、プラスアルファでもう一度取り戻さないといけない攻撃的な部分があるので、そこのバランスは大事かなと思います」
(練習参加したときのミニゲームで、勝っているのに軽いプレーで失点したことを大きな声で指摘していた。チームとしてはそういう失点で勝ち点を落とすことが多いシーズンだが、どういうことをチームに働き掛けて変わるのか?)
「その都度言っていくことが大事だと思います。ここ数日でも、そういうプレーは何度か見受けられたところがありました。でも、先ほども言ったように、まずは自分自身のプレーにフォーカスして、まず自分が見せないと説得力もなかなか出てこないと思うので、しばらくは自分のプレーにしっかり集中したいと思います」
(FIFAクラブワールドカップに浦和レッズの選手として出られるチャンスがあるが、そこまでに大事にしたいことは?)
「それは今から考えることではないので、今はJリーグに集中していきたいです」
(レッズを離れている間も試合を見ていたということだが、レッズはどんな存在か?)
「離れていても、もちろん非常に思い入れのあるクラブなので、常に結果や試合の状況は気になっていました」
(背番号を78にした理由は?)
「7月8日に長男が生まれました。24をつけようかと思ったんですけど、松尾(佑介)が付けていて今シーズンは付けられないということでした。僕の好きな番号もほとんど埋まっていたので、だとしたら今年は息子も生まれましたし、今年いっぱいは78を付けようと思って決めました」
(堀之内SDにお伺いします。現役時代は原口選手と一緒にプレーしていたが、いい意味で当時と変わっていない部分は?)
堀之内 聖SD
「この夏に3週間くらい練習参加してくれていて、そのときも見ていましたが、相変わらずサッカー小僧、サッカーが大好きなんだなと、ひしひしと伝わってきました。練習後に若手を引き連れて居残り練習をやっている姿なんかは、あの頃の原口元気そのままだな、感じました。」
原口元気
「その通りだと思います。根本的な部分は変わっていないので」
(今は世界のトップレベルでも30代後半で高いパフォーマンスを見せている選手がいるが、33歳という年齢についてどう感じているか? また、より攻撃的なプレーを見せたいということだが、どんなプレーを見せたいか?)
「33歳という年齢については、あまりネガティブに考えていません。僕自身、身体は非常にフィットしていますし、若い頃のようなプレーができると思っています。
見せたいのは試合を決定づけるプレーで、それは僕自身、大きなチャレンジだと思っています。ドイツでの10年間では、その役割を与えてもらえたシーズンがほとんどありませんでした。バランスを取るようなプレーとか、チームのために走り続けてチームをつなぐようなプレーが多かったので、そこをもう一回取り戻す、そういう部分で違いをつくることは、大きなトライだと思っています。非常に楽しみですし、自分の身体とかプレー感覚を客観的に見ても、できるんじゃないかと思っているので、僕自身すごく楽しみです」
(チームメートからはどういう声をかけられたか?)
「若い選手からはまだ距離感があるので、本当にきたんだみたいな感じでした。ウガ(宇賀神友弥)とか(興梠)慎三君とかからは『帰ってきたのかよ』と言われましたけど、口ではそう言っていますけど絶対にうれしいんだろうな、という感じは伝わってきました。そういう長くやってきた選手とまたプレーできるのは、一つうれしいことです」
(浦和レッズのエンブレムを付けて闘う心境は?)
「すごく幼稚な答えになってしまいますけど、本当に楽しみで、すごくワクワクしています」
(レッズを愛する人々にメッセージを)
「あまりこういうところでしゃべっても意味がないので、ピッチ上でしっかりしたプレーを見せて、あいさつできたらと思います」
(浦和レッズに帰ってきて、今の野望、野心は?)
「Jリーグを獲る、そこだけにフォーカスしてやりたいですし、そのためにはいろいろなことで変わっていかないといけないと思っています。僕自身のプレーもそうですし、周りに対する働き掛けも必ず大事になってきます。まずは自分のプレーに集中しますけど、少しずつそういうところもやりながら、最終的には来年シャーレを掲げられるようにしたいです。それがここに帰ってきた、一つの大きな目標でありチャレンジです」
(弟分のように可愛がっていた関根貴大選手の成長については?)
「相変わらず素晴らしい選手だと感じますし、彼自身、浦和レッズに対する思いが非常に強いのも、すごく感じています。でも、もっとできると思いますし、もっとストイックになれると思うので、そういうところからアイツがやっていけば、一緒に浦和レッズを引っ張っていける存在だと思うので、彼のことは大好きですし、弟のように可愛がっていますけど、だからこそ僕も成長しないといけないですし、彼ももっと成長して、一緒に浦和レッズを引っ張っていきたいと思っています」
(サッカー人生最後の大きなチャレンジということだが、今後もずっとレッズでプレーしたい気持ちが強いのか?)
「契約内容とかは言えないですけど、まずはこの契約をしっかり全うしたいですし、その間に自分の目標、浦和レッズの目標を達成できるように、まずは頑張っていきたいです」
(今、レッズは12位だが、どのくらいまで押し上げていきたいか?)
「優勝がすごく難しいのは分かっているので、最終的なものよりも、一回一回の練習や試合に集中していきたいです。監督も来たばかりですし、いろいろな話し合いや、いろいろなものを新しくつくっていかなければいけない時期なので、今は一試合一試合に集中していくやり方のほうがいいのかなと思っています」
(マチェイ スコルジャ監督に対してどのような印象を持っているか?)
「一度、昨年に試合を見に来たときに話したことがあったのですが、非常に紳士的というか、話し方もすごく丁寧で、かといってユーモアもあって、非常にしゃべりやすかったです。サッカー的な部分は堀之内さんともいろいろ話していましたけど、非常に守備のオーガナイズをするのが得意で、失点が少ない、その中で課題だった攻撃でも引き出しが非常にあると聞いているので、その辺も楽しみにしながら、という感じです」
(埼玉に帰ってきて、感じる空気感は?)
「もちろん地元なので居心地はいいですし、久しぶりに埼玉でゆっくり時間を過ごしていて、変わった部分があれば変わっていない部分もあって、トータル的には非常にいい気分で過ごさせてもらっています」
(原口元気選手の加入が決まってチケットの売れ行きも伸び、ユニフォームも数分で完売したとのことで、それはファン・サポーターの期待の表れだと思うが?)
「やはり、満員の埼玉スタジアムでやりたい、という思いがあります。ここで期待値が上がってくれるのは非常に良いことです。次の試合で久しぶりに来てくれるファン・サポーターのみなさんをしっかりとつかまえるために、僕自身は価値のあるプレーをして、また見に来たいと思ってもらえる思いをつなげていきたいと思います。僕自身も満員の埼玉スタジアムを期待しているので、ぜひ来てほしいと思います」
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